あわえ、地域観光ガイドのIT利活用促進を支援～IIJ、インテル、サイファー・テックの協力のもと徳島県美波町の観光ボランティア団体へのスポンサードを決定～

地域活性化支援事業を展開する株式会社あわえは、株式会社インターネットイニシアティブ、インテル株式会社、サイファー・テック株式会社の協力のもと、徳島県美波町の観光ボランティア団体「ボランティアガイド会日和佐」に対して観光ガイド業務におけるIT利活用促進を支援することを決定いたしました。
なお当支援プロジェクトによる観光ガイドサービスは2013年10月1日から開始される予定です。

地域活性化支援事業を展開する株式会社あわえ（本社：徳島県美波町、代表：吉田基晴、以下あわえ）は、株式会社インターネットイニシアティブ（以下IIJ）、インテル株式会社（以下インテル）、サイファー・テック株式会社　（以下サイファー・テック）（※五十音順）の協力のもと、徳島県美波町の観光ボランティア団体「ボランティアガイド会日和佐」に対して観光ガイド業務におけるIT利活用促進を支援することを決定いたしました。
なお当支援プロジェクトによる観光ガイドサービスは2013年10月1日から開始される予定です。

 

タブレット端末を活用して観光ガイドを行う様子（イメージ）

 

【当支援プロジェクトの概要】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

地元の高齢者による観光ボランティアガイド「ボランティアガイド会日和佐」に対して、タブレット端末やインターネットなどITを利用したガイドサービスの拡充を支援すべく、各社はそれぞれ以下の通り無償支援いたします。

• あわえ：プロジェクトマネジメントおよびIT利活用促進に向けた各種サポート
• IIJ：移動体通信回線サービスの提供
• インテル：インテル(R)Atom(TM)プロセッサー搭載タブレット・コンピューターの提供
• サイファー・テック：観光ガイド向けアプリの開発・提供（現在開発中、2013年中に提供開始予定）

これにより、以下のような観光ガイド業務の充実を図ります。

• ・常時インターネット接続されたタブレット端末で撮影した写真や動画を、ボランティアガイド会日和佐が運営するFacebookページ「観光ボランティアガイド会日和佐」（ https://www.facebook.com/hiwasaguide ）にリアルタイムで掲載し、美波町の各種観光資産を広く発信することが可能になります。
• ・桜咲く薬王寺（観光名所）、国の天然記念物「大浜海岸のウミガメおよびその産卵地」での産卵の様子、日和佐八幡神社秋祭り（ちょうさ祭）など地域の祭りの様子等、美波町各所の四季折々の景色や催事などの様子をタブレット端末に画像や動画などのデータにして保管しておくことにより、シーズン外に訪れた観光客に対しても臨場感あるガイド案内を行うことが可能になります。
• ・タブレット端末に格納した英語による観光案内の音声データを用いることにより、外国人観光客に対しても美波町の魅力を言葉の問題に関係なく訴求することが可能になります。

 

【当支援プロジェクトの背景・経緯】

国の天然記念物である「大浜海岸のウミガメおよびその産卵地」や四国八十八箇所霊場第23番札所「薬王寺」をはじめ大自然や文化資産等多くの観光資源を有するなど、古くから観光産業にて栄えてきた徳島県美波町にて、　「ボランティアガイド会日和佐」は同町来訪者への観光案内を通じた地域・社会貢献にボランティアで取り組んでいます。

徳島県では2002年から2010年にかけて、地上デジタル放送への移行に合わせて光ファイバー網の敷設を推進した結果、全国第1位のケーブルテレビ普及率（※）を誇るなど県内全域においてブロードバンド環境が整備される国内有数のITインフラ先進地域となり、現在はこのブロードバンド環境を活かした各種施策の推進に取り組んでいます。
（※2013.3月末時点のケーブルテレビ普及率88.9%＜全国第1位＞ / 総務省四国総合通信局調べ＞
このような環境下、同会でもインターネットやタブレット端末、ソーシャルネットワーキングサービス等の利用を採り入れたガイドサービスや情報発信の拡充を図りたいと考えていました。

そこで同地の魅力発信を通じて地域・社会貢献に取り組む「ボランティアガイド会日和佐」の趣向に賛同した各社は、同会のIT利活用の拡充を支援するとともに、同会のIT利活用事例を通じて地方や高齢者におけるITサービスがもたらす便益を全国各地に広めるべく、このたびのスポンサードを決定いたしました。

 

日和佐八幡神社秋祭り（ちょうさ祭）

 

四国八十八箇所霊場第23番札所「薬王寺」

 

【関係者コメント】

観光ボランティア団体「観光ボランティアガイド会日和佐」　会長　井上勢一郎　様
この度は、ガイド業務におけるIT利活用に向けてご支援を頂き、深く感謝しております。
私たちガイド会は高齢者が多く、ITを使いこなすのは大変だと思いますが、支援してくださる企業の皆様方の協力を得て頑張ってまいります。またITを活用したガイドは全国に余り例を見ないため、工夫を凝らしお客様に対して楽しく　面白いガイドになるよう努めてまいります。
私達の目的は、お客様が帰られた後も余韻が残り、そして再訪いただける様な案内に努めることと考えており、タブレット端末はそのための最強のツールになることと確信しています。

株式会社あわえ　代表取締役　吉田基晴（兼サイファー・テック株式会社　代表取締役）
株式会社あわえは地域の文化資産・地域コミュニティ・地域産業を保護・振興することを目的に2013年6月に設立し、現在事業開始に向けて準備を進めています。
そのようななかで観光資産・地域活動・観光産業の支援に向けて、先行してこのたびの「ボランティアガイド会日和佐」の地域振興活動に関われることを嬉しく思います。
今後もあわえでは、専門性を有する地域内外の企業・団体、行政、そして地域住民と連携しながら、地域活性化による「住民・行政・企業のトリプルウィン」の実現に向けて地域資源の保護・振興を図ってまいります。

株式会社インターネットイニシアティブ　常務執行役員 ネットワーク本部長　島上 純一
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、「観光ボランティアガイド会日和佐」の観光ガイド業務への、モバイルサービス提供により、地域観光業における新たな価値の創出と地域経済の活性化に貢献できることを嬉しく思います。今後もインターネット技術、クラウド技術の提供を通じて、ICT活用による地域社会の活性化を支援してまいります。

インテル株式会社　イノベーション事業本部　本部長　江頭靖二
シニア世代のボランティアの皆様がタブレットとインターネットを利用して充実した観光ガイドをされることを嬉しく思います。このような素晴らしい活用がより幅広い分野に広がることを期待しています。

徳島県　南部総合県民局　局長　鎌田義人 様
徳島県では、全国屈指のブロードバンド環境と魅力的な地域資源を活用して仕事と趣味を両立する新しい働き方を創造する「とくしまサテライトオフィスプロジェクト」を展開しています。
美波町にもIT企業等の進出が相次いでいますが、この度美波町で起業された「株式会社あわえ」が中心となり、多くの企業が連携して地域の活性化に取り組んで頂けることに感謝しております。
今後もITの力を活用して地域の皆様が元気に暮らせるまちづくりが推進されますよう、県としても支援してまいりたいと考えています。

美波町　町長　影治信良　様
「観光ボランティアガイド会日和佐」の皆様には美波町に訪れる方々に町の文化や自然、人の温かさなど町の魅力を 伝えていただき、来訪者にも大変喜ばれています。
このたびITを活用した新たな情報発信が拡充されるとのことで、さらに充実した“おもてなし”が可能になると同時に、魅力発信につながるものと期待しており、今回ご尽力いただいた各社には厚く御礼を申し上げます。
今後も企業のご支援・ご協力を仰ぎながら地域活性化に向けて取り組んでまいります。

 

なお当支援プロジェクトについて、10月1～4日に千葉・幕張メッセで開催されるCEATECのインテル社ブース、11月13～14日に東京ビッグサイトで開催される地方自治情報化推進フェアの徳島県ブースにてそれぞれ紹介される予定です。

 

【株式会社あわえについて】
本社：徳島県海部郡美波町
代表：吉田基晴（サイファー・テック株式会社　代表取締役）
事業：地域活性化支援に係る各種事業
設立：2013年6月

URL： http://www.awae.co.jp

株式会社あわえは、東京から徳島県美波町に本社移転した情報セキュリティ関連事業を展開するサイファー・テック株式会社の代表取締役である吉田基晴が設立した地域活性化支援会社です。
あわえでは、「文化資産保護・継承事業（地域の文化・歴史を後世に継承するとともに津波・地震・火災などの災害からの資産保護）」「地域産業保護・振興事業（一次産品の六次産業化などをはじめとする地域産業の保護・振興）」「地域コミュニティ保護・振興事業（企業誘致支援・起業促進・移住支援など）」を中心に、「住民・行政・企業のトリプルウィン」の実現に向けて地域活性化支援に係る各種事業を展開してまいります。

※記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。