J:COM調べ 子どものスマホ利用がきっかけで親子喧嘩勃発 6割が経験 中学生男子の親では7割
~小中学生のスマホ利用に関する親の意識調査2018~
株式会社ジュピターテレコム(J:COM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井村 公彦)は、小学3年生~中学3年生のスマートフォンを保有している子どもを持つ、全国の20歳~59歳の男女を対象に「小中学生のスマホ利用に関する親の意識調査2018」を2018年8月23日~8月24日の2日間においてインターネットリサーチにより実施し、1,000名(男性500名、女性500名)の有効サンプルを集計いたしました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)
[調査結果]
【子どものスマホ利用の実態】
▼子どものファーストスマホ 半数以上が「Android」を利用、2割弱が「中古スマホ」を利用
▼子どものファーストスマホ選択基準 「自分と同じキャリア」「端末代金が安い」「月額利用料金が安い」
小学3年生~中学3年生のスマートフォン(以下スマホ)を保有している子どもを持つ、全国の20歳~59歳の男女1,000名(全回答者)を対象に、子どものスマホ利用に関する質問を行いました。
まず、全回答者(1,000名)に、子どもに初めて与えたスマホの種類(OS)を聞いたところ、「Android」が53.4%、「iPhone」が39.6%となりました。子どものファーストスマホには、Androidスマホを選んだ人が多いようです。
次に、端末の入手方法を聞いたところ、「新品を購入」が75.3%となり、7割半の人が新品端末を選んだようです。「中古品を購入」は4.5%、「家族などの使用済み端末」は13.2%で、『中古端末(計)』(「中古品を購入」と「家族などの使用済み端末」の合計)は17.7%となりました。
また、子ども用の初めてのスマホを選ぶとき、どのような点を重視したか聞いたところ、「親と同じキャリア(携帯電話会社)」が43.6%で最も多く、次いで、「端末代金が安い」(32.0%)、「月額利用料金が安い(基本料・通信料など)」(29.7%)、「周りの子どもたちが持っている」(22.6%)、「家族向けの料金プランがある」(21.8%)となりました。自身と同じキャリアを選んだ人や、端末代金や月額利用料金などのコスト面を重視した人が多いようです。
▼子どものスマホに関する家庭ルール 「ルールあり」は8割以上
▼スマホの三大家庭ルールは「夜遅くまで使わない」「長時間使わない」「アプリやネット上でお金を使わない」
▼「ルールを守らない場合は一定期間スマホを預かる」約3割の親がルール化
中学生女子の親が定めるルール 知らない人と繋がらない!有害サイト閲覧禁止!SNSで誹謗中傷しない!
全回答者(1,000名)に、子どものスマホの使い方に対して、家庭でルールを決めているかどうかを聞いたところ、「決めている」が82.8%、「決めていない」が17.2%と、多くの家庭がスマホ利用のルール決めに取り組んでいる実態が明らかとなりました。
では、どのような決まりや制限を設けているのでしょうか。子どものスマホの使い方に対してルールを決めている人(828名)に、その内容を聞いたところ、「夜遅くまで使わない(夜●時以降は使用禁止など)」が58.5%で最も高く、次いで、「長時間使わない(1日●時間を過ぎたら使用禁止など)」(48.6%)、「アプリやネット上でお金を使わない」(44.8%)、「食事中は使わない」(37.1%)、「知らない人とやり取りをしない」(32.5%)となりました。使いすぎ防止のために、夜遅くまでの使用を禁止している人が多いようです。また、「ルールを守らない場合は一定期間スマホを預かる」が27.1%と、ルール違反をした場合の罰則に関する項目も上位に挙がりました。
子どもの男女・成長段階別にみると、中学生女子では、「知らない人とやり取りをしない」(44.3%)や「有害なサイトにアクセスしない」(41.3%)、「SNSで人を傷つけるやり取りをしない」(37.0%)が他の層と比べて高くなりました。中学生女子の親は、出会い系サイトやSNSなどを通じて子どもが犯罪やトラブルに巻き込まれることを心配する傾向が高いようです。
▼スマホ利用のルールを破ったら…没収期間は?最多回答は「7日間」、平均日数は11日間
続いて、ルールを守らない場合に一定期間スマホを預かることをルールとして決めている人(224名)に、ルール違反をした場合の預かり期間をあらかじめ決めているかどうか聞いたところ、「決めている」が59.8%、「決めていない」が40.2%となり、あらかじめ期間を定めている人が多いことがわかりました。
また、預かり期間をあらかじめ決めている人(134名)に、決めている期間を聞いたところ、「7日間」が45.5%で最も高くなったほか、「15日間以上」(17.9%)や「1日間」、「3日間」(ともに11.9%)に回答が集まり、平均日数は10.8日間となりました。
【子どものスマホ利用と家庭内トラブル】
▼子どものスマホ利用がきっかけで親子喧嘩勃発 6割が経験 中学生男子の親では7割
▼スマホで親子喧嘩の原因1位は「長時間スマホ」 男子では「スマホでゲームばかり」が1位に
子どものスマホ利用が、家族関係に影響を及ぼすことはあるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どものスマホ利用が原因で親子喧嘩をしたことがあるかどうか聞いたところ、「したことがある」が60.0%となりました。
子どもの男女・成長段階別にみると、スマホ利用が原因で親子喧嘩をしたことがある人の割合が最も高かったのは中学生男子(70.4%)でした。スマホをめぐっての親子喧嘩を経験しているのは中学生男子の親に多いことがわかりました。
子どものスマホが原因で親子喧嘩をしたことがある人(600名)に、喧嘩の原因を聞いたところ、「長時間スマホを使っていた」が56.5%で最も高く、次いで、「ゲームばかりしていた」(46.8%)、「食事中にスマホを使っていた」(19.8%)、「夜中にスマホを使っていて寝坊した」(18.0%)、「LINEでやり取りをしすぎていた(着信音が頻繁に鳴る、話をしているときでも返信する など)」(15.8%)となりました。長時間利用の悪影響を心配する親と、使用をやめられない子どもとの間で、バトルが勃発してしまうことが多いようです。
子どもの男女・成長段階別にみると、小学生男子と中学生男子ではいずれも「ゲームばかりしていた」(小学生男子59.7%、中学生男子61.2%)が最も高くなりました。
▼子どものスマホ利用をめぐって起こる夫婦喧嘩 4人に1人が経験あり
理由の1位は「長時間使っていても注意しない」、「注意しすぎ」「一緒にゲームに夢中」も上位にランクイン
親子喧嘩に続いて、夫婦喧嘩についても質問を行いました。
配偶者がいる人(925名)に、子どものスマホ利用をめぐって夫婦喧嘩をしたことがあるかどうか聞いたところ、「したことがある」は25.4%で、4人に1人の割合となりました。
子どものスマホ利用をめぐって夫婦喧嘩をしたことがある人(235名)に、喧嘩の原因を聞いたところ、「長時間使っていても注意しない」が31.9%で最も高く、次いで、「スマホを与える時期について意見が合わない」(26.0%)、「夜遅くまで使っていても注意しない」(19.6%)、「食事中に使っていても注意しない」(14.9%)、「ルール違反しても、決めたとおりの罰を与えない」(14.5%)と続きました。
親の男女別にみると、「子どもと一緒にスマホゲームに夢中になる」では女性が18.7%と、男性(4.7%)と比べて高くなりました。子どもを注意するどころか、自分も一緒にゲームにはまる父親に対して、堪忍袋の緒が切れてしまう母親が少なくないようです。
▼パスワードを知っている? 「子どものスマホのパスワード」を知っている親は4割半
「子どものWebの閲覧履歴」を知っているのは中学生の親では1割未満
▼子どものスマホ利用で知っておきたいこと TOP3「閲覧履歴」「SNS上の発言や会話」「やり取りの相手」
小学生、中学生の親は、我が子のスマホ利用について、どのようなことを把握しているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どものスマホに関して現在知っていることを聞いたところ、「子どものスマホの使用時間」が47.3%で最も多く、次いで、「子どものスマホのパスワード」(43.7%)、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(37.0%)、「子どもがダウンロードしたアプリ」(36.6%)、「子どものWebの閲覧履歴」(14.4%)、「子どものSNS上の発言や会話の内容」(11.6%)となりました。
親の男女別にみると、「子どもがスマホでやり取りしている相手」では女性が48.8%と、男性(25.2%)と比べて20ポイント以上高くなりました。スマホでのやり取りの相手を知っているのは父親よりも母親のようです。
子どもの成長段階別にみると、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(小学生43.0%、中学生31.0%、以下同順)や「子どものWebの閲覧履歴」(19.6%、9.2%)では小学生と比べて中学生のほうが10ポイント以上低くなりました。スマホを通したコミュニケーションの相手やWeb閲覧内容など、より深い利用実態について把握できているという人は、中学生の親には少ないことがわかりました。
また、子どものスマホに関して、現在知らないが本当は知っておきたいことを聞いたところ、「子どものWebの閲覧履歴」が32.6%で最も多く、次いで、「子どものSNS上の発言や会話の内容」(29.1%)、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(28.0%)、「子どもがダウンロードしたアプリ」(14.6%)、「子どものスマホの使用時間」(14.0%)となりました。子どもがどのようなサイトをみているか不安に感じている親が多いのかもしれません。
【子どもが安全にスマホを利用するための対策】
▼子どもがスマホを安全に使うための機能・アプリ 半数の親が「利用していない」
▼利用している機能・アプリは? 「キャリア、MVNOが提供するもの」は3割半、「無料アプリ」は2割弱が利用
子どもがスマホを安全に利用するために、小学生、中学生の親は、どのような対策をしているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どもがスマホを安全に使うための機能を利用しているか聞いたところ、「利用していない」は50.3%で、そこから算出した「利用している」(100%-「利用していない」)は49.7%となりました。
どのような方法を利用しているかをみると、「キャリア、MVNO事業者が提供するものを利用している」が34.1%で最も多く、次いで、「アプリストアにある無料アプリで利用している」(17.8%)、「アプリストアにある有料アプリで利用している」(4.6%)となりました。キャリアやMVNO事業者が提供する機能やアプリを利用している人が多いようです。
▼使っている安全機能・アプリ 1位「Webの一括フィルタリング」2位「アプリの一括フィルタリング」
▼使いたい安全機能・アプリ 「位置情報の確認」が2位にランクイン
続いて、全回答者(1,000名)に、子どもがスマホを安全に使うために、現在、どのような機能やアプリを使用しているか聞いたところ、「Webの一括フィルタリング(有害サイトの閲覧制限など)」が28.8%で最も多く、次いで、「アプリの一括フィルタリング(不適切なアプリの利用制限など)」(17.9%)、「アプリ内課金の禁止・制限」(12.4%)、「位置情報の確認」(10.8%)、「アプリのダウンロード制限」(10.7%)となりました。Webの一括フィルタリング機能を利用して子どもが有害なサイトにアクセスしないように対策をしている人が多いようです。
子どもの成長段階別にみると、「アプリ内課金の禁止・制限」(小学生16.0%、中学生8.8%、以下同順)や「位置情報の確認」(14.8%、6.8%)、「アプリのダウンロード制限」(13.8%、7.6%)、「防犯ブザー」(9.6%、2.6%)では中学生と比べて小学生のほうが高くなりました。
また、これから(または、これからも)、どのような機能やアプリを使用したいか聞いたところ、「Webの一括フィルタリング(有害サイトの閲覧制限など)」が22.9%で最も多く、次いで、「位置情報の確認」(17.6%)、「アプリの一括フィルタリング(不適切なアプリの利用制限など)」(17.4%)、「アプリ内課金の禁止・制限」(17.0%)、「端末の使用時間の制限」(14.0%)となりました。現在使用している機能やアプリでは4位だった「位置情報の確認」(17.6%)が2位にランクインしており、外出中の子どもを心配している親心が垣間見える結果となりました。
▼スマホを与える前にやっておけばよかったこと 1位「事前にルール決め」2位「ルール違反の罰則決め」
最後に、全回答者(1,000名)に、子どもにスマホを与える前に、やっておけばよかったと思うことを聞いたところ、「事前にルールを決めておく」が37.4%で最も多く、次いで、「ルール違反の罰則を決めておく」が22.4%、「安全に使うための機能・アプリを設定する」が12.3%、「親子でスマホの使い方を話し合う」が11.7%、「スマホ利用のリスクについて勉強する」が9.9%となりました。子どもが実際に使い始めてからでは、なかなか軌道修正が難しいと感じているためか、事前にルールや罰則を決めておけばよかったと思っている親が多いようです。
【子どものスマホ利用の実態】
▼子どものファーストスマホ 半数以上が「Android」を利用、2割弱が「中古スマホ」を利用
▼子どものファーストスマホ選択基準 「自分と同じキャリア」「端末代金が安い」「月額利用料金が安い」
小学3年生~中学3年生のスマートフォン(以下スマホ)を保有している子どもを持つ、全国の20歳~59歳の男女1,000名(全回答者)を対象に、子どものスマホ利用に関する質問を行いました。
まず、全回答者(1,000名)に、子どもに初めて与えたスマホの種類(OS)を聞いたところ、「Android」が53.4%、「iPhone」が39.6%となりました。子どものファーストスマホには、Androidスマホを選んだ人が多いようです。
次に、端末の入手方法を聞いたところ、「新品を購入」が75.3%となり、7割半の人が新品端末を選んだようです。「中古品を購入」は4.5%、「家族などの使用済み端末」は13.2%で、『中古端末(計)』(「中古品を購入」と「家族などの使用済み端末」の合計)は17.7%となりました。
また、子ども用の初めてのスマホを選ぶとき、どのような点を重視したか聞いたところ、「親と同じキャリア(携帯電話会社)」が43.6%で最も多く、次いで、「端末代金が安い」(32.0%)、「月額利用料金が安い(基本料・通信料など)」(29.7%)、「周りの子どもたちが持っている」(22.6%)、「家族向けの料金プランがある」(21.8%)となりました。自身と同じキャリアを選んだ人や、端末代金や月額利用料金などのコスト面を重視した人が多いようです。
▼子どものスマホに関する家庭ルール 「ルールあり」は8割以上
▼スマホの三大家庭ルールは「夜遅くまで使わない」「長時間使わない」「アプリやネット上でお金を使わない」
▼「ルールを守らない場合は一定期間スマホを預かる」約3割の親がルール化
中学生女子の親が定めるルール 知らない人と繋がらない!有害サイト閲覧禁止!SNSで誹謗中傷しない!
全回答者(1,000名)に、子どものスマホの使い方に対して、家庭でルールを決めているかどうかを聞いたところ、「決めている」が82.8%、「決めていない」が17.2%と、多くの家庭がスマホ利用のルール決めに取り組んでいる実態が明らかとなりました。
では、どのような決まりや制限を設けているのでしょうか。子どものスマホの使い方に対してルールを決めている人(828名)に、その内容を聞いたところ、「夜遅くまで使わない(夜●時以降は使用禁止など)」が58.5%で最も高く、次いで、「長時間使わない(1日●時間を過ぎたら使用禁止など)」(48.6%)、「アプリやネット上でお金を使わない」(44.8%)、「食事中は使わない」(37.1%)、「知らない人とやり取りをしない」(32.5%)となりました。使いすぎ防止のために、夜遅くまでの使用を禁止している人が多いようです。また、「ルールを守らない場合は一定期間スマホを預かる」が27.1%と、ルール違反をした場合の罰則に関する項目も上位に挙がりました。
子どもの男女・成長段階別にみると、中学生女子では、「知らない人とやり取りをしない」(44.3%)や「有害なサイトにアクセスしない」(41.3%)、「SNSで人を傷つけるやり取りをしない」(37.0%)が他の層と比べて高くなりました。中学生女子の親は、出会い系サイトやSNSなどを通じて子どもが犯罪やトラブルに巻き込まれることを心配する傾向が高いようです。
▼スマホ利用のルールを破ったら…没収期間は?最多回答は「7日間」、平均日数は11日間
続いて、ルールを守らない場合に一定期間スマホを預かることをルールとして決めている人(224名)に、ルール違反をした場合の預かり期間をあらかじめ決めているかどうか聞いたところ、「決めている」が59.8%、「決めていない」が40.2%となり、あらかじめ期間を定めている人が多いことがわかりました。
また、預かり期間をあらかじめ決めている人(134名)に、決めている期間を聞いたところ、「7日間」が45.5%で最も高くなったほか、「15日間以上」(17.9%)や「1日間」、「3日間」(ともに11.9%)に回答が集まり、平均日数は10.8日間となりました。
【子どものスマホ利用と家庭内トラブル】
▼子どものスマホ利用がきっかけで親子喧嘩勃発 6割が経験 中学生男子の親では7割
▼スマホで親子喧嘩の原因1位は「長時間スマホ」 男子では「スマホでゲームばかり」が1位に
子どものスマホ利用が、家族関係に影響を及ぼすことはあるのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どものスマホ利用が原因で親子喧嘩をしたことがあるかどうか聞いたところ、「したことがある」が60.0%となりました。
子どもの男女・成長段階別にみると、スマホ利用が原因で親子喧嘩をしたことがある人の割合が最も高かったのは中学生男子(70.4%)でした。スマホをめぐっての親子喧嘩を経験しているのは中学生男子の親に多いことがわかりました。
子どものスマホが原因で親子喧嘩をしたことがある人(600名)に、喧嘩の原因を聞いたところ、「長時間スマホを使っていた」が56.5%で最も高く、次いで、「ゲームばかりしていた」(46.8%)、「食事中にスマホを使っていた」(19.8%)、「夜中にスマホを使っていて寝坊した」(18.0%)、「LINEでやり取りをしすぎていた(着信音が頻繁に鳴る、話をしているときでも返信する など)」(15.8%)となりました。長時間利用の悪影響を心配する親と、使用をやめられない子どもとの間で、バトルが勃発してしまうことが多いようです。
子どもの男女・成長段階別にみると、小学生男子と中学生男子ではいずれも「ゲームばかりしていた」(小学生男子59.7%、中学生男子61.2%)が最も高くなりました。
▼子どものスマホ利用をめぐって起こる夫婦喧嘩 4人に1人が経験あり
理由の1位は「長時間使っていても注意しない」、「注意しすぎ」「一緒にゲームに夢中」も上位にランクイン
親子喧嘩に続いて、夫婦喧嘩についても質問を行いました。
配偶者がいる人(925名)に、子どものスマホ利用をめぐって夫婦喧嘩をしたことがあるかどうか聞いたところ、「したことがある」は25.4%で、4人に1人の割合となりました。
子どものスマホ利用をめぐって夫婦喧嘩をしたことがある人(235名)に、喧嘩の原因を聞いたところ、「長時間使っていても注意しない」が31.9%で最も高く、次いで、「スマホを与える時期について意見が合わない」(26.0%)、「夜遅くまで使っていても注意しない」(19.6%)、「食事中に使っていても注意しない」(14.9%)、「ルール違反しても、決めたとおりの罰を与えない」(14.5%)と続きました。
親の男女別にみると、「子どもと一緒にスマホゲームに夢中になる」では女性が18.7%と、男性(4.7%)と比べて高くなりました。子どもを注意するどころか、自分も一緒にゲームにはまる父親に対して、堪忍袋の緒が切れてしまう母親が少なくないようです。
▼パスワードを知っている? 「子どものスマホのパスワード」を知っている親は4割半
「子どものWebの閲覧履歴」を知っているのは中学生の親では1割未満
▼子どものスマホ利用で知っておきたいこと TOP3「閲覧履歴」「SNS上の発言や会話」「やり取りの相手」
小学生、中学生の親は、我が子のスマホ利用について、どのようなことを把握しているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どものスマホに関して現在知っていることを聞いたところ、「子どものスマホの使用時間」が47.3%で最も多く、次いで、「子どものスマホのパスワード」(43.7%)、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(37.0%)、「子どもがダウンロードしたアプリ」(36.6%)、「子どものWebの閲覧履歴」(14.4%)、「子どものSNS上の発言や会話の内容」(11.6%)となりました。
親の男女別にみると、「子どもがスマホでやり取りしている相手」では女性が48.8%と、男性(25.2%)と比べて20ポイント以上高くなりました。スマホでのやり取りの相手を知っているのは父親よりも母親のようです。
子どもの成長段階別にみると、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(小学生43.0%、中学生31.0%、以下同順)や「子どものWebの閲覧履歴」(19.6%、9.2%)では小学生と比べて中学生のほうが10ポイント以上低くなりました。スマホを通したコミュニケーションの相手やWeb閲覧内容など、より深い利用実態について把握できているという人は、中学生の親には少ないことがわかりました。
また、子どものスマホに関して、現在知らないが本当は知っておきたいことを聞いたところ、「子どものWebの閲覧履歴」が32.6%で最も多く、次いで、「子どものSNS上の発言や会話の内容」(29.1%)、「子どもがスマホでやり取りしている相手」(28.0%)、「子どもがダウンロードしたアプリ」(14.6%)、「子どものスマホの使用時間」(14.0%)となりました。子どもがどのようなサイトをみているか不安に感じている親が多いのかもしれません。
【子どもが安全にスマホを利用するための対策】
▼子どもがスマホを安全に使うための機能・アプリ 半数の親が「利用していない」
▼利用している機能・アプリは? 「キャリア、MVNOが提供するもの」は3割半、「無料アプリ」は2割弱が利用
子どもがスマホを安全に利用するために、小学生、中学生の親は、どのような対策をしているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どもがスマホを安全に使うための機能を利用しているか聞いたところ、「利用していない」は50.3%で、そこから算出した「利用している」(100%-「利用していない」)は49.7%となりました。
どのような方法を利用しているかをみると、「キャリア、MVNO事業者が提供するものを利用している」が34.1%で最も多く、次いで、「アプリストアにある無料アプリで利用している」(17.8%)、「アプリストアにある有料アプリで利用している」(4.6%)となりました。キャリアやMVNO事業者が提供する機能やアプリを利用している人が多いようです。
▼使っている安全機能・アプリ 1位「Webの一括フィルタリング」2位「アプリの一括フィルタリング」
▼使いたい安全機能・アプリ 「位置情報の確認」が2位にランクイン
続いて、全回答者(1,000名)に、子どもがスマホを安全に使うために、現在、どのような機能やアプリを使用しているか聞いたところ、「Webの一括フィルタリング(有害サイトの閲覧制限など)」が28.8%で最も多く、次いで、「アプリの一括フィルタリング(不適切なアプリの利用制限など)」(17.9%)、「アプリ内課金の禁止・制限」(12.4%)、「位置情報の確認」(10.8%)、「アプリのダウンロード制限」(10.7%)となりました。Webの一括フィルタリング機能を利用して子どもが有害なサイトにアクセスしないように対策をしている人が多いようです。
子どもの成長段階別にみると、「アプリ内課金の禁止・制限」(小学生16.0%、中学生8.8%、以下同順)や「位置情報の確認」(14.8%、6.8%)、「アプリのダウンロード制限」(13.8%、7.6%)、「防犯ブザー」(9.6%、2.6%)では中学生と比べて小学生のほうが高くなりました。
また、これから(または、これからも)、どのような機能やアプリを使用したいか聞いたところ、「Webの一括フィルタリング(有害サイトの閲覧制限など)」が22.9%で最も多く、次いで、「位置情報の確認」(17.6%)、「アプリの一括フィルタリング(不適切なアプリの利用制限など)」(17.4%)、「アプリ内課金の禁止・制限」(17.0%)、「端末の使用時間の制限」(14.0%)となりました。現在使用している機能やアプリでは4位だった「位置情報の確認」(17.6%)が2位にランクインしており、外出中の子どもを心配している親心が垣間見える結果となりました。
▼スマホを与える前にやっておけばよかったこと 1位「事前にルール決め」2位「ルール違反の罰則決め」
最後に、全回答者(1,000名)に、子どもにスマホを与える前に、やっておけばよかったと思うことを聞いたところ、「事前にルールを決めておく」が37.4%で最も多く、次いで、「ルール違反の罰則を決めておく」が22.4%、「安全に使うための機能・アプリを設定する」が12.3%、「親子でスマホの使い方を話し合う」が11.7%、「スマホ利用のリスクについて勉強する」が9.9%となりました。子どもが実際に使い始めてからでは、なかなか軌道修正が難しいと感じているためか、事前にルールや罰則を決めておけばよかったと思っている親が多いようです。
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