「武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー」開催、製薬業界に精通するアナリストが解説
~12月5日臨時株主総会に向けて、株主・投資家が自ら考え、判断するための情報提供~
アナリストとしての知見をもとに、武田薬品のシャイアー買収計画を分析してきたファーマセット・リサーチ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 三島 茂、以下、ファーマセット・リサーチ)は、「武田薬品の将来を考える会」(以下、「考える会」)のアドバイザーとして【投資家向け】アナリストが解説、武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー を開催いたします。
これまで2019年1月と予定されていた臨時株主総会の日程が大幅に前倒しされ、投資家が自ら情報を収集し、判断するための時間も大幅に短縮されることとなりました。
「考える会」はこれまで武田薬品に対して公開質問状を提出するなど、情報開示・発信に努めてきました。
そこで、この度の臨時株主総会の前倒し開催に伴い、投資家・株主に正確な情報と分析に基づく議決権の行使をしていただくことを目的として、「武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー」を開催します。
本セミナーではファーマセット・リサーチ 代表取締役 三島 茂が登壇します。
場 所:大手町ラーニングルーム
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
「大手町駅」C9出口 直結
「東京駅」丸の内北口 より徒歩7分
http://www.olr.jp/
定 員:50名(先着順)
対 象:個人投資家の方々
費 用:無料
申 込:下記URLよりお申し込みください。
URL: https://goo.gl/forms/RXpvvNZZbcutVxPv1
この合併に伴う新株発行により、武田薬品の発行株数はほぼ2倍の16億株となります。これにより、一株あたりの利益が減少する希薄化(Dilution)が懸念されています。
一方、シャイアーの株主には利益がもたらされます。武田薬品とのM&Aによりシャイアー株主が受け取るのは、武田薬品株0.84株(4100円)に加えて現金3300円、合計7400円(£49)となります。シャイアー株主は£30だったシャイアー株で合計£49を受け取るので64%の利益となります。
シャイアーの株主には買収されることで享受する利益が期待される一方で、武田薬品の株主には希薄化による株の価値の減少が懸念されています。発行株数が増える分、利益も増加すればこの懸念も晴れますが、「考える会」は合併による売上の成長、利益の増加は見込めないと考えています。
一方、武田薬品の株価は現在(11/16)4300円まで低下しています。シャイアーとのM&Aが憶測される直前の3月20日 5500円から22%減少し、その間にほぼ横ばいだった市場(日経平均+3%、東証指数-7%)を大きく下回りました。ヘッジファンドの空売りに負けた長期投資家が損切りをして退出したためと見られます。武田薬品の将来を左右する臨時株主総会の投票において、短期的な利益を追及するテクニカル投資家の比率が大きいことは特筆しておかなければなりません。
ここで説明に用いられているEBITDA(税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値)は、企業会計ルールに基づく経営指標ではありません。「考える会」は、武田薬品がEBITDAを用いた説明をすることにより、説明が曖昧であり、M&Aによって被る本来の経営的なマイナスの影響については言及していないことを指摘しました。加えて「考える会」は公開質問状(10月1日付)において、企業会計の原則に基づいて配当金に直結する本来の指標である一株利益(EPS)で説明することを求めました。しかし、武田薬品経営陣からの十分な回答は得られず、代わりに経営陣は、当初2019年1月に開催予定であった臨時株主総会を12月5日に前倒して開催することを11月12日に発表しました。
売上高の25%をしめる血友病治療薬の落ち込みスピードによっては減損処理が必要になった時には「考える会」が最大のリスクと指摘してきた減損処理が現実のものとなる可能性があります。その時には利害関係において賛成票を投じた金融機関、ビジネス関係企業の責任が問われることになります。
シャイアーが4000億円を売り上げる血友病治療薬(アドベイトおよびファイバ)は総売上高の25%、および粗利益の大半をしめています。10月4日にFDAの全面承認を取得した二重特性抗体医薬ヘムライブラ(ロシュ/中外製薬)は4週間に1回の自己注射でも治療可能な皮下注射剤です。1日おきの静脈注射が必要なシャイアー製品の市場シェアは大きな影響を受けることが予想されています。またアドベイトとファイバは2016年にシャイアーがM&Aをしたバクスアルタの製品です。バクスアルタとの金融取引によって発生した「のれん代および無形固定資産」の金額4兆円の大半を占めていると推測されます。競合品ヘムライブラの売上動向によっては最大で2兆円を超える減損処理が必要となる可能性があります。
所在地 : 〒108-0075 東京都港区港南二丁目16-2 太陽生命品川ビル 28F
会社名 : ファーマセット・リサーチ株式会社
代 表 : 三島 茂
設立日 : 2014年7月
事 業 : 医薬品産業に関わる企業経営および海外事業の情報収集、調査・分析、コンサルティング
電 話 : 03-6356-6620
ウェブ : http://www.pharma-asset.com/
- 開催背景
これまで2019年1月と予定されていた臨時株主総会の日程が大幅に前倒しされ、投資家が自ら情報を収集し、判断するための時間も大幅に短縮されることとなりました。
「考える会」はこれまで武田薬品に対して公開質問状を提出するなど、情報開示・発信に努めてきました。
そこで、この度の臨時株主総会の前倒し開催に伴い、投資家・株主に正確な情報と分析に基づく議決権の行使をしていただくことを目的として、「武田薬品のシャイアー買収計画 徹底分析セミナー」を開催します。
本セミナーではファーマセット・リサーチ 代表取締役 三島 茂が登壇します。
- セミナー概要
日 時: 11月28日(水)15:00~16:00
場 所:大手町ラーニングルーム
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
「大手町駅」C9出口 直結
「東京駅」丸の内北口 より徒歩7分
http://www.olr.jp/
定 員:50名(先着順)
対 象:個人投資家の方々
費 用:無料
申 込:下記URLよりお申し込みください。
URL: https://goo.gl/forms/RXpvvNZZbcutVxPv1
- 武田薬品によるシャイアー買収に関して(投資家の動向・買収によるリスク):概要
この合併に伴う新株発行により、武田薬品の発行株数はほぼ2倍の16億株となります。これにより、一株あたりの利益が減少する希薄化(Dilution)が懸念されています。
一方、シャイアーの株主には利益がもたらされます。武田薬品とのM&Aによりシャイアー株主が受け取るのは、武田薬品株0.84株(4100円)に加えて現金3300円、合計7400円(£49)となります。シャイアー株主は£30だったシャイアー株で合計£49を受け取るので64%の利益となります。
シャイアーの株主には買収されることで享受する利益が期待される一方で、武田薬品の株主には希薄化による株の価値の減少が懸念されています。発行株数が増える分、利益も増加すればこの懸念も晴れますが、「考える会」は合併による売上の成長、利益の増加は見込めないと考えています。
- 投資家の動向
一方、武田薬品の株価は現在(11/16)4300円まで低下しています。シャイアーとのM&Aが憶測される直前の3月20日 5500円から22%減少し、その間にほぼ横ばいだった市場(日経平均+3%、東証指数-7%)を大きく下回りました。ヘッジファンドの空売りに負けた長期投資家が損切りをして退出したためと見られます。武田薬品の将来を左右する臨時株主総会の投票において、短期的な利益を追及するテクニカル投資家の比率が大きいことは特筆しておかなければなりません。
- 説明の回避、前倒して開催される臨時株主総会
ここで説明に用いられているEBITDA(税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値)は、企業会計ルールに基づく経営指標ではありません。「考える会」は、武田薬品がEBITDAを用いた説明をすることにより、説明が曖昧であり、M&Aによって被る本来の経営的なマイナスの影響については言及していないことを指摘しました。加えて「考える会」は公開質問状(10月1日付)において、企業会計の原則に基づいて配当金に直結する本来の指標である一株利益(EPS)で説明することを求めました。しかし、武田薬品経営陣からの十分な回答は得られず、代わりに経営陣は、当初2019年1月に開催予定であった臨時株主総会を12月5日に前倒して開催することを11月12日に発表しました。
- 武田薬品による収益見通しの下方修正
- のれん代および無形資産のリスク
売上高の25%をしめる血友病治療薬の落ち込みスピードによっては減損処理が必要になった時には「考える会」が最大のリスクと指摘してきた減損処理が現実のものとなる可能性があります。その時には利害関係において賛成票を投じた金融機関、ビジネス関係企業の責任が問われることになります。
シャイアーが4000億円を売り上げる血友病治療薬(アドベイトおよびファイバ)は総売上高の25%、および粗利益の大半をしめています。10月4日にFDAの全面承認を取得した二重特性抗体医薬ヘムライブラ(ロシュ/中外製薬)は4週間に1回の自己注射でも治療可能な皮下注射剤です。1日おきの静脈注射が必要なシャイアー製品の市場シェアは大きな影響を受けることが予想されています。またアドベイトとファイバは2016年にシャイアーがM&Aをしたバクスアルタの製品です。バクスアルタとの金融取引によって発生した「のれん代および無形固定資産」の金額4兆円の大半を占めていると推測されます。競合品ヘムライブラの売上動向によっては最大で2兆円を超える減損処理が必要となる可能性があります。
- 武田薬品の将来を一緒に考えませんか?
- ファーマセット・リサーチ株式会社について
所在地 : 〒108-0075 東京都港区港南二丁目16-2 太陽生命品川ビル 28F
会社名 : ファーマセット・リサーチ株式会社
代 表 : 三島 茂
設立日 : 2014年7月
事 業 : 医薬品産業に関わる企業経営および海外事業の情報収集、調査・分析、コンサルティング
電 話 : 03-6356-6620
ウェブ : http://www.pharma-asset.com/
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