世界初 光の透過性を実現した金属調印刷技術(特許出願中)を用いた新事業「METALFACE(メタルフェイス)」プロトタイプを発表

5G/IoT時代のITプロダクトのデザイン課題を解決する画期的技術

株式会社技光堂

印刷会社・技光堂(本社:東京都板橋区/代表取締役:佐野雅一)とビジネスデザイン会社・株式会社kenma (本社:東京都新宿区/代表:今井裕平)は、国際展示会「高機能素材week」に出展し、光を透過する機能を持ち合わせた世界で唯一無二の金属調印刷技術(特許申請中)を活用した、ITプロダクト向けのインターフェイス事業「METALFACE(メタルフェイス)」のプロトタイプとグラフィックを2019年5月22日(水)に発表いたしました。6月1日より順次注文受付開始いたします。
http://www.metalface.tokyo/

■新事業「METALFACE(メタルフェイス)」とは:
技光堂が独自に開発した新技術「メタルフェイス印刷(立体視・金属調印刷)」を活用して、ITプロダクトの表面に金属調印刷を施すインターフェイス事業です。メタルフェイス印刷は、「透明な樹脂表面に対して本物の金属の様に見え、光を透過する機能を持ち合わせた形で印刷する」世界で唯一無二の技術です(特許申請中)。金属調印刷は既に存在しますが、「光を通す金属調印刷」はありませんでした。また、本物の金属も光を通さないため、この技術で世界初の「金属が光を通しているように見えるプロダクト」を製作することが可能です。主にITプロダクトを製作する企業向けにBtoB向けに展開していく他、「METALFACE」ブランドでBtoC向けに自社開発のオリジナルプロダクトも展開する予定です。


■開発経緯:
技光堂は特殊印刷を得意とする東京・板橋区の印刷会社です。金属調印刷技術開発のスタートは、「金属調ネームプレート(銘板)」の製作でした。本物の金属と違わぬ光沢感や立体感を再現するとともに、耐久性も兼ね備える印刷技術の開発に成功、2017年度板橋製品技術大賞で優秀賞を受賞しました。(この時点では光を透過する技術は未確立)銘板製作に留まらず、より広い分野での可能性を求め、2018年度「東京ビジネスデザインアワード」にエントリー、ビジネスデザインを専門とするkenmaと協働で新ビジネス創出に取り組みました(アワードでは最優秀賞を受賞)。その中で、ITプロダクトへの活用のアイデアが生まれ、「光の透過性を持たせる」という機能についてもさらに研究し、技術開発に成功、事業化に向け動き出すこととなりました。

■「メタルフェイス印刷」の特長:
(1)まるで金属のように印刷でき、金属にはない”光を通す機能“も
技光堂の開発したメタルフェイス印刷技術は、透明樹脂素材に立体感(エンボス調)のある印刷と金属と見間違える程の高精細な金属調の印刷を行う技術です。金属柄を独自に解析して印刷用の特殊なデータを作成し原版を作成、それを基に独自の特殊なメタリックインクを使用し印刷しています。光の透過技術の開発では、様々な光源をもとに透過率を検証、異なる光源(強弱)に対して、それに合わせた透過率を調整して印刷することが可能となりました。様々なプロダクトの光源に合わせて調整を加え、最適な金属調印刷をご提案できます。

(2)複雑な金属加工も容易に表現可能
従来金属で作成していた、ヘアライン・スピン・バイブレーション・鏡面・エッチング・エンボス等の様々な処理を全て印刷で表現することが可能です。独自の印刷パターンとインクの厚さを調整することにより光と影を生み出し立体感を出しています。

 (3)金属よりも安価で軽量、環境にも優しい
金型を作成しないため、初期費用を安価に抑えることが可能となりました。製品の軽量化、薄型化、着色も実現します。印刷面が平滑なので、表面汚濁も防止でき、金属のように腐食の心配もありません。金属エッジングなどで使用する強い薬液や廃液などの有害物質も出ないため環境に配慮した技術となります。


■今後の展望:5G/IoT時代のITプロダクトのデザイン課題の解決を目指す
来る5G時代には、パソコン、スマートフォン、IoTなどITプロダクトは、電波を通さない金属ではなく、電波を通す樹脂や硝子がメイン素材になるといわれています。一方、それら透明素材はデザイン性をどう高めるかが課題でした。メタルフェイス印刷は、樹脂に本物の金属のように印刷できる上、光の透過機能を兼ね備え、しかも金属と比較して安価であるという優れた特長があり、次世代のプロダクトのデザイン課題を解決する画期的な技術です。今後は、IT、IoTプロダクトを製作する世界の企業に採用していただくことを目指し、日本、そして世界の企業にアプローチしてまいります。

■プロトタイプと展開分野のイメージ
「METALFACE」は、5月22日より開催の「高機能素材Week高機能プラスチック展」に出展、プロトタイプを公開しました。カードリーダー、非接触充電器、ペンタブレット、ウエアラブルデバイス、時計、デジタルサイネージを披露しました。

カードリーダー(プロトタイプ)カードリーダー(プロトタイプ)

時計(プロトタイプ)時計(プロトタイプ)

非接触充電器(プロトタイプ)非接触充電器(プロトタイプ)

 


想定している主な採用分野である「自動車」、「スマートハウス」、「デジタルデバイス」、「IoT」のグラフィックも公開しました。

 

 

自動車(グラフィック)自動車(グラフィック)

スマートハウス(グラフィック)スマートハウス(グラフィック)

デジタルデバイス(グラフィック)デジタルデバイス(グラフィック)

IoT(グラフィック)IoT(グラフィック)


「METALFACE」は、下記の採用を想定しています。


●株式会社 技光堂会社概要
1964年(昭和39)に製版会社としてスタートし、今では印刷に色々な付加価値を加えた特殊印刷を強みとしてい

る会社です。業界のデジタル化が進む中、単なる印刷ではない特殊印刷のシルク印刷やオンデマンド印刷を先進の製版および加工技術と綿密に連携させ、今までにない製品を社内で一貫製作しています。
金属調印刷以外にも、点字印刷の点の部分をレンズとして使用し、下の画像を動かしたり浮き出させたり違う画像に変えたりする製品や、光の3原色であるR.G.Bを使った印刷で、通常は透明だがブラックライトを当てると色鮮やかな絵柄が浮きだす印刷などの技術も持っています。

設立:1964年2月13日
代表取締役社長:佐野雅一
所在地:〒173-0004 東京都板橋区板橋2-15-3
本社所在地:〒173-0004 東京都板橋区板橋2-15-3
第2工場:〒173-0024 東京都板橋区大山金井町26-4 第2菊池ビル 1F
西日本営業所:〒619-0241 京都府相楽郡精華町祝園幸田7-1-206

http://www.gikodo.co.jp/


●株式会社 kenma概要


2013年4月設立。ビジネスからブランド、製品・サービス・空間まで、企業の新たな看板商品となる’フラッグシップ’を開発し推進支援するビジネスデザイン会社。
代表の今井 裕平は、ビジネスコンサルティングとデザイナーの両実績を持ち、企業の事業目標に沿った事業計画、マーケティング、ブランディング方法を提案。
“日本文具大賞2018 機能部門”優秀賞、グッドデザイン賞、2016年度東京ビジネスアワード優秀賞、2018年度東京ビジネスアワード最優秀賞受賞。中小企業振興公社デザインアドバイザー。2018年12月より、日経クロストレンドにて「超実践! ビジネスデザイン奮闘記」を連載中。
https://www.kenma.co/


●東京ビジネスデザインアワード
「東京ビジネスデザインアワード」 は、東京都内のものづくり中小企業と優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとが協働することを目的とした、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。企業のもつ「技術」や「素材」をテーマとして発表、そのテーマに対する企画から販売までの事業全体のデザイン提案を募ります。同アワードは、2012年度から始まり、今年の2018年度で6年目の開催です。
主催:東京都、企画・運営:公益財団法人:日本デザイン振興会
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html


●その他グラフィック

スマートハウス(グラフィック)スマートハウス(グラフィック)

デジタルデバイス(グラフィック)デジタルデバイス(グラフィック)

デジタルデバイス(グラフィック)デジタルデバイス(グラフィック)

IoT(グラフィック)IoT(グラフィック)

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会社概要

株式会社技光堂

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URL
http://www.gikodo.co.jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
東京都板橋区板橋2丁目15-3
電話番号
03-3962-2324
代表者名
佐野 雅一
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1964年02月