元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル、ヨハン・コボーによる新作「シンデレラ」を世界初演。英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルで実写映画版「キャッツ」にも出演した、フランチェスカ・ヘイワードがゲスト出演!
シャルル・ペロー原作「シンデレラ」をヨハン・コボーが現代版にアレンジ。“真実の愛”を見つける少女の夢と友情の物語。
NBAバレエ団が2021年2月6日・7日に東京文化会館で元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル、ヨハン・コボーによる新作「シンデレラ」を世界初演する。10月23日よりオフィシャルファンクラブ先行発売、10月30日10:00より一般発売開始。
誰もが知っているシャルル・ペロー原作の物語、「シンデレラ」。バレエ版「シンデレラ」は楽しさやロマンス、そして華麗なダンスに満ちあふれた作品で、振付家によりさまざまなアレンジがされている。今回、元英国ロイヤルバレエ団プリンシパルで振付家としても活躍するヨハン・コボーが手掛ける「シンデレラ」は、信じることの力を発見し、過酷な状況で“真実の愛”を見つける少女の夢と友情の物語となっている。
シンデレラはバレリーナに憧れる少女。より暖かくユーモアあふれる物語となり、ワクワクする演出がちりばめられる。
今回、NBAバレエ団は1年以上前からこのシンデレラのプロジェクトを開始し制作を進めていたが、新型コロナウイルスの影響で2020年に上演予定だった公演が相次いで中止を余儀なくされ、バレエ団を維持するだけで精いっぱいという状態に陥った。「シンデレラ」公演は新作のため舞台装置や衣装がすべて新規作成となるが、衣装制作等に充てるはずだった資金もバレエ団の維持に充てられ、上演自体危ぶまれる状況となった。そこで初めてクラウドファンディングを行い、広く衣装制作費の支援を募り、約2か月で202名より目標額300万円を上回る418万円の資金を集め、ようやく今回の「シンデレラ」上演が決定した。支援の輪が広がり完成した新作衣装に是非注目してほしい。
ゲストに英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルで実写映画版「キャッツ」にも出演した、フランチェスカ・ヘイワードを迎え、“少女の想像力の旅”が幕を開ける。
フランチェスカ・ヘイワードの157cmと小柄ながら世界で活躍する存在感のある踊りと、ヨハン・コボーによる従来の古典作品では見られない高難度の振付は必見だ。
■公演概要
【公演名】NBAバレエ団『シンデレラ』
【公演日】2021年2月6日(土) 開場17:15開演18:00
2021年2月7日(日) 開場13:15開演14:00【公演場所】東京文化会館 大ホール
【料金】SS席12,000円 S席10,000円 A席8,000円 B席5,000円
※3歳未満の入場はご遠慮ください。
●オフィシャルファンクラブ先行発売:2020年10月23日(金)10:00~
●一般発売開始:2020年10月30日(金)10:00~
【チケット取り扱い】
●NBAバレエ団 04-2937-4931(月~金9:00~17:00)https://www.nbaballet.org/
●チケットぴあ 0570-02-9999 https://t.pia.jp/(Pコード:502-743)
●イープラス https://eplus.jp/
■芸術監督久保紘一よりメッセージ
今回「シンデレラ」を上演するにあたり、バレエを観ることによる感動とは何だろうと考えました。もちろんそれは素晴らしいダンサーの踊りを観た時に勝るものはありませんが、と同時に新しいものに触れた時の高揚感やスリルなども含まれるのでは、と考え(無論それは期待を裏切られる事も含め、映画などもそうですが、)どのようにしたら皆様へ新しい作品を観る喜びを感じて頂けるのか、ということに主眼を置いて振付家へのアプローチを致しました。
そこで真っ先に思い浮かんだのが、同年代で活力と想像力に満ち溢れているヨハン・コボー氏でした。彼は長年英国ロイヤルバレエ団などで最高位のプリンシパルとして活躍した後、欧州のバレエ団芸術監督として、また近年は振付・演出家としても活躍しており、2019年にはアリーナ・コジョカル、セルゲイ・ポルーニンを主役に迎えた「ロミオとジュリエット」を手がけ、イタリア・ヴェロナの野外劇場にて10,000人を動員しました。
彼の演出が特に素晴らしいと感じたのは、既存の演出、振付に囚われず、また舞台装置も彫刻家に依頼するなど、その独自性にあると思います。
今回も時代設定的には通常とは異なり、現代になります。
また既に一部オンラインで振付がスタートしていますが、かなりチャレンジングで、ダンサーがこれをどう消化し、皆様に披露することが出来るのか、私も今から楽しみです。
NBAバレエ団芸術監督 久保紘一
■振付家ヨハン・コボーよりメッセージ
ロンドンにてシンデレラの制作に取り組み、NBAバレエ団芸術監督久保紘一氏、素晴らしいスタッフとともに作品を作り上げられることは本当に素晴らしい喜びです。
全てのビジュアルコンセプトが完成しましたが、これから日本でNBAバレエ団の素晴らしいアーティストと一緒に振付と制作を始めることをとても楽しみにしています。
信じることの力を発見し、過酷な状況で“真実の愛” を見つけるこの物語は、現在私たちが暮らすこの不安定な時代において、より多くの希望を見出すものであると思います。
有名な物語や新しいバージョンのバレエを制作すること、そして今日のダンサーがこの素晴らしい創造的なプロセスに参加することは、情熱を持つアーティストとしての義務であり、バレエの維持と発展にもつながります。
このシンデレラに命を吹き込み、幻想と創造性の素晴らしい世界を皆様に示し、精神を高め、皆様の心を動かすことを本当に期待しています。
ヨハン・コボー
【ヨハン・コボー】
英国ロイヤルバレエ団とデンマーク・ロイヤル・バレエ団でプリンシパル・ダンサーを務め、デンマーク・ロイヤル・バレエ団ではコッペリア、ジゼル、白鳥の湖、ラ・シルフィード、ナポリ等、英国ロイヤルバレエ団ではジゼル、ドン・キホーテ、オネーギン、バヤデール、シンデレラ、うたかたの恋、マノン、ロミオとジュリエット等多数主演。アメリカン・バレエ・シアターやマリインスキー・バレエ、ボリショイ・バレエ・東京バレエ団等世界の有名バレエ団で主演し輝かしい経歴を誇る。
振付家としてはドン・キホーテ、ロミオとジュリエット、ジゼル、レ・リュタン、ラ・シルフィード等振付けた。
2013年から2016年までのルーマニア国立バレエの芸術監督在任期間中、アシュトン、キリアン、バランシン、マクミラン等の作品を初めてルーマニアに紹介し賞賛を受けた。ガラ公演は、アリーナ・コジョカルとの東京公演、NYリンカーン・センターやクィーン・エリザベス・ホールでのチャリティ公演など多数ある。
2018年のヌレエフの伝記映画「ホワイト・クロウ」でバレエ・アドバイザー及び振付を担当した。
メディアにも多数出演し、アイチューンズのストリーミング配信にアリーナ・コジョカルと共に出演し、クラシック部門ダウンロード第一位になる。1999年BBCのライブ放送でロイヤル・オペラ・ハウスの再オープン祝賀会で踊る。
ダンサーとして、1993年エリック・ブルーン・コンクール金賞、1994年ジャクソン国際バレエ・コンクールでグランプリ、ヌレエフ・バレエ・コンクールでグランプリ等受賞。振付家として、ラ・シルフィードで2006年にローレンス・オリビエ賞にノミネートされ、ダンス・ヨーロッパやゴールデン・マスク賞など多数ノミネートされた。
【フランチェスカ・ヘイワード】
フランチェスカ・ヘイワードは英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルで、2003年から2011年までロイヤル・バレエ・スクールで学んだ。ロイヤル・バレエ・スクール在学中にリン・シーモア賞受賞。2010年にヤング・ブリティッシュ・ダンサー・オブ・ザ・イヤー賞受賞。2010年ジェニー国際バレエ・コンクールで銀賞と観客賞を同時受賞。卒業後2011/2012シーズンにロイヤルバレエ団に入団。2012年にはエリック・ブルーン賞にロイヤルバレエ団を代表して参加し、2014年には新人賞受賞。2016年グリシコ賞最優秀女性ダンサー賞受賞。2019年英国批評家協会賞の最優秀女性タンジュ賞受賞。
フランチェスカのロイヤルバレエのレパートリーには、ジュリエット、マノン、ジゼル、アリス。真夏の夜の夢のタイターニア、くるみ割り人形のクララと金平糖の精、眠れる森の美女のオーロラ姫とフロリナ王女、リーズの結婚のリーズ、オンディーヌのパドドゥ、ラプソディの女性プリンシパル、シンフォニー・イン・C第4楽章の女性プリンシパル、冬物語のパーディタ、インヴィテーションの少女、うたかたの恋のステファニー王女、田園の出来事のヴェラ、タランテラとエメラルドでの女性プリンシパル、コンチェルトの第1楽章のプリンシパルなどがある。
フランチェスカは、バレエボーイズが監督したロイヤル・バレエの映画ロミオとジュリエット:ビヨンド・ワードでジュリエットを演じた。2019年には映画版キャッツにヴィクトリア役で出演した。
【芸術監督 久保紘一】
元コロラドバレエ団プリンシパル。当時世界で最高峰の第6回モスクワ国際バレエコンクールでトップの成績を16歳でジュニア・シニア男女合同にて獲得。のちに渡米し、ボストンバレエ団のゲストダンサーなどを経てアメリカコロラドバレエ団のプリンシパルとして迎えられ、以降20年同バレエ団でプリンシパルとして活躍した。ニューヨーク公演ではNYタイムスで「完璧なるバレエの巨匠」といわれるなど、小柄ながらもダンスクラシックの精神を体現している舞踊家として、日本人では初めてダンスマガジンの表紙を飾り、彼の特集が紹介された。モスクワポリショイ劇場やNY、また米国のベイル市などの世界ガラ公演に度々出演、風格在る様式美からなる彼の踊りは辛口の評論家からも絶賛されている。「ドン・キホーテ」「ジゼル」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「コッペリア」「ロミオとジュリエット」「シンデレラ」「白鳥の湖」等、殆どの古典の全幕作品のタイトルロールを踊った。、またバランシン作品、有名振付家による創作作品などでの全てに主演している。また彼の為に作られた作品も数多くある。2010年にコロラドバレエ団を退団後、2012年NBAバレエ団の芸術監督に就任。次々と意欲的作品を発表し日本のバレエ界で注目されている。2015年NBAバレエ団の数々の公演の成果により文化庁芸術祭新人賞を受賞。
【NBAバレエ団について】
所沢及び埼玉で唯一のバレエ団として活動中。アメリカコロラドバレエ団プリンシパルとして活躍した久保紘一が芸術監督を務める。1993年より古典作品とコンテンポラリー両方のレパートリーを持ちながらも、アイデンティティのあるより高いバレエ芸術の創造と普及に努め、文化の向上に寄与することを目的として、年間を通じて国内トップレベルの公演を主催している。2014年に上演した「ドラキュラ」は、アメリカで大旋風を起こした作品の日本初演で、広く話題を呼んだ。2015年には「HIBARI~すべての美空ひばりファンに捧げる」、2016年には「死と乙女」(和太鼓奏者林英哲氏、作曲家新垣隆氏と共演)、2018年「海賊」(新垣隆一部作曲・編曲)。また、2019年3月に発表した久保紘一版「白鳥の湖」では、輪廻転生をテーマとした斬新なストーリーと演出で高い評価を受けた。毎年1月の「NBA全国バレエコンクール」は“世界に羽ばたく若きバレリーナの育成”をモットーに、国内最大規模のコンクールを開催。ローザンヌ国際バレエコンクールで優秀な成績をおさめるバレリーナを数多く輩出している。最近では映画「翔んで埼玉」に男性ダンサーが出演するなど幅広い活動で注目を集める。
原作:シャルル・ペロー
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ヨハン・コボー
芸術監督・演出:久保紘一
指揮・編曲:冨田実里
演奏:NBAバレエ団オーケストラ
主催:一般財団法人NBAバレエ団
【一般財団法人NBAバレエ団】
〒359-1102 埼玉県所沢市岩岡町281-11
https://www.nbaballet.org/
mail:nba@nbaballet.org
https://www.instagram.com/nbaballetcompany/
https://twitter.com/nba_ballet
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