アブダビ首長国、国内の規制緩和で観光ビジネスの進展期待
7月第一週のホテル稼働率、前年比3%増、観光産業の回復に明るい兆し
アブダビ文化観光局(DCTアブダビ)は2020年7月13日、アブダビ首国が海外旅行客の受け入れに向けて徐々に準備を進める中、同国の7月1日以降のホテル稼働率が前年比3%増を記録したことを明らかにしました。
UAE 政府は、社会的・経済的影響に配慮したパンデミック対応や管理において世界的に高く評価されました。中でもアブダビ首長国ではCOVID-19の検査数を積極的に増やし、厳しい感染防止対策を実施した結果、アブダビ国内での感染者数を1%以下にまで減少させることに成功しました。
この間、DCTアブダビは関連業界と緊密に連携し、ホテルや文化的な娯楽施設の再開支援のための様々な取り組みを導入してきました。
Go Safe認証プログラムは消費者の信頼を高めると同時にアブダビの観光産業を活性化させるために展開している取り組みのひとつです。このプログラムは、ショッピングモール、レストラン、博物館、公共のビーチ、テーマパーク、その他のアトラクションなど、すべての観光施設で感染防止の為の厳格なガイドラインを策定・実施を目指すもので、アブダビにある全ホテルの衛生基準の統一、遵守の徹底を目的としています。現在までに、アブダビにあるホテルの80%以上が「Go Safe」認証を取得するためのプロセスを開始しており、Wホテルおよびルーブル・アブダビらが認証を取得済です。
7月11日から25日までアブダビのヤス島で開催されるイベント、UFCファイトアイランドは、UAEの首都アブダビの観光活性化に向けた大きな一歩です。イベントには1,632名を超える現地関係者と、世界各国からは招待客を含む関係者ら609名が63都市から集まり、アブダビ首長国のリゾートアイランド、ヤス島内に開設した11平方キロメートルのセーフ・ゾーン内にある7つのホテルおよび専用施設に滞在しました。
「アブダビは、多様なサービスと比類のないホスピタリティを提供するデスティネーションとして知られてきました。我々のサービスとこれまでの高水準なホスピタリティを活用することで、今月に入ってからも宿泊者数は伸びています」と、DCTアブダビの観光・マーケティング担当エグゼクティブ・ディレクターであるHE Ali Hassan Al Shaiba氏は述べています。「政府当局から受けた支援もまた、観光部門の発展のための重要な推進力となりました。彼らの臨機応変な対応は、私たち観光産業の将来に前向きな見通しを与えてくれています」と述べています。
また、政府は、2020年度における飲食店や観光・娯楽施設の会場費に対して最大20%の割引や割り戻しなどの補助と、ホテルなどの観光関連業界に対し義務付けられている税の免除など、さまざまなスキームで観光産業への支援を打ち出しました。
アブダビのホテルは、今月初めに設定された消毒などのガイドラインを遵守して営業を再開しています。アブダビでは海外からの観光客の受け入れを慎重に進めつつ、ルーブル・アブダビをはじめとする首長国の人気アトラクションや美術館のリニューアルオープンなど観光施設の再開に向けて、官民一体の協力体制を敷いており、今後もより多くのグローバルなイベントの開催に向けて積極的に取り組んでいきます。
アブダビ文化観光局について
文化観光局は、アブダビ首長国の遺産と文化を保護・促進し、世界に通用する持続可能な観光地として、観光客や住民の生活を豊かにすることを目的としています。アブダビ首長国の観光部門を管理し、観光客や投資家の誘致を目的とした幅広い活動を通じて、アブダビ首長国の観光地を国際的にマーケティングしています。その政策、計画、プログラムは、遺跡や史跡の保護を含む遺産や文化の保護、ザイド国立博物館、グッゲンハイム・アブダビ、ルーヴル美術館アブダビなどの博物館の開発に関連しています。また、豊かな文化環境を育み、首長国の遺産を尊重するために、知的・芸術的活動や文化的イベントの支援も行っており、その役割は、幅広いステークホルダーとの緊密な調整を通じて、観光地の発展に相乗効果を生み出すことです。
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