物流ロボティクスの(株)ギークプラス、NIKEをローンチカスタマーとして、コンサルティングサービスを開始
ロボット導入後の付加価値向上を目指し、業界に先駆けて、本サービスを開始
■コンサルティングサービスの概要
当社は、グローバルの物流ロボット業界に先駆けて、自社でコンサルティング事業部を立ち上げました(なお、本事業はギークプラスグループでも、他地域に対して、日本が先行して開始)。新型コロナウイルスの影響によるEC出荷量の増加を受け、ロボットの生産性を一段引き上げたいとの要望が高まりつつあり、導入後の更なる付加価値向上を目指します。特徴として、分析に留まらず、メーカーである優位性を生かしながら、必要に応じてロジックの変更や追加開発も含めた、最適なカスタマイズを提案します。また、コンサルティング期間中は、専任コンサルタントをアサインし、分析~提案〜実行〜検証の一連の流れを、お客様と伴走しながら実施します。
■NIKE Japanの事例紹介
NIKEは、拡大を続けるEC需要に対応するため、市川にある最新型物流センター(以下、DUNK)にて、当社の物流ロボットを200台以上導入しています。今般、新型コロナウイルスの影響を受け、省人化によってソーシャルディスタンスを確保でき、且つ高い出荷効率を実現可能な、DUNKに期待が集まっていました。そこで、Geek+と共同チームを立ち上げ、3月から10週間の生産性改善プロジェクトを開始しました。
サービス実施の流れ
1. 現状分析
当社解析ツールを用いて、現状のパフォーマンスデータを収集・分析すると同時に、現場へのヒアリングを実施しました。結果、アパレル・シューズ特有の、豊富なSKU数と、セールの実施に伴う物流波動の大きさに対して、オーダーの処理方法と、それを受けたロボットのタスク生成に改善の余地を見出しました。
2. 改善提案
上記を受けて、メモリを増設しつつ、オーダーの処理単位を大幅に拡大することで、最適化される範囲を拡大しました。また、出荷傾向に応じた最適なロジックの設定や、出荷量に応じた適切なステーションの使用を提案しました。
3. 効果検証
NIKE及びオペレーターと共に、継続的に改善施策を見直し、週1回のペースで出荷効率を計測するテストを実施しました。結果的に、プロジェクト完了後、出荷効率は約1.8倍にまで向上し、NIKE JapanのEC販売拡大に着実な貢献を果たしました。
■今後のサービス展開
現在、当社はロボットの生産性を「見える化」するアプリケーションを開発中です。コンサルティングによる短期的な改善に加え、アプリの導入・活用定着により、現場がロボットを使いこなすための継続的な改善が可能となります。また、NIKEとのプロジェクトを経て培った経験を基に、本サービスをGeek+を導入する現場に幅広く展開し、購入頂いたお客様への更なる付加価値提供を目指します。
アプリケーションイメージ
■会社概要
ギークプラスは、中国で2015年に創業。既にグローバルで200社 / 1万台以上の自律型協働ロボット(AMR)の導入に成功し、世界シェア首位のユニコーン企業となっています。日本法人は2017年に設立され、既にDHLサプライチェーンや、大和ハウス、NIKEなど、大手物流プレイヤーに相次いで導入され、国内でも最大手の地位を確立。物流ロボットの販売、導入、24時間365日対応のメンテナンス、生産性改善コンサルティングまで、一貫して日本で実施することで、物流プレイヤーの企業価値向上に貢献しています。深刻化する人手不足と機械設備の高い投資リスクを解決するため、次世代ロボティクス技術を活用し、新たな物流スタンダードの共創を目指します。
製品紹介動画: https://www.youtube.com/watch?v=xoev1N0nz6A
■基本情報
社名: 株式会社ギークプラス
本社: 東京都港区東新橋2-11-4 Mayapada Shiodome Plaza 4F
設立: 2017年8月
代表取締役社長: 佐藤 智裕
URL: https://www.geekplus.jp/index.html
■お問い合わせ
株式会社ギークプラス
Mail: info@geekplus.jp
Tell: 03-5422-1420
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