ヴィテスコ・テクノロジーズ、フォルクスワーゲンの電気自動車ID.3にドライブコントロールユニットを供給
こちらは現地時間2020年8月12日にドイツ・レーゲンスブルグで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
- ドイツ、レーゲンスブルクに本社をもつヴィテスコ・テクノロジーズは、単独サプライヤーとして、フォ ルクス ワーゲン社のMEBプラットフォームにドライブコントロールユニットを供給
- 既に量産体制を整え、いつでもソフトウェア更新が可能
ヴィテスコ・テクノロジーズ EC事業部の責任者、ヴォルフギャング・ブロイヤー(Wolfgang Breuer)は次のように述べます。「本製品で、フォルクスワーゲンの電動化エコシステムの一翼を担い、全駆動システムの分野にわたる私たちのシステム・エレクトロニクスの専門能力を証明するものとなりました」
ヴィテスコ・テクノロジーズはフォルクスワーゲングループの新モジュラー電動ドライブプラットフォーム(MEB – German: Modularer E-Antriebs-Baukasten)向けに、サーバーベースのドライブコントロールユニットを新たに開発しました。このデバイスは、フォルクスワーゲンID.3において、電動モーターを作動させ、アクセルペダルによるコマンドの調整、充電やエネルギーマネジメント、高電圧システムの管理など、電動駆動システムの重要な役割を果たします。また、他の車載制御装置のインターフェースとなるほか、ソフトウェアのアップデートを可能にするコネクティビティ機能を備え、機能強化が常時可能になります。新コンポーネントの開発においては、機能安全性に加え、サイバーセキュリティ性を重視しました。
エレクトロニクス能力とソフトウェア専門知識
新たなドライブコントロールシステムの開発において、ヴィテスコ・テクノロジーズは、長年の経験から得たエレクトロニクス専門知識を活用しました。このハイテクなコンポーネントは、ヴィテスコ・テクノロジーズのソフトウェア開発と統合技術が高レベルであることを証明しました。本製品はヴィテスコ・テクノロジーズが開発したソフトウェアだけではなく、フォルクスワーゲンから提供されたソフトウェアの統合プラットフォームとして、すべてのデバイス機能をシームレスに実現します。両社のエンジニアチームが緊密に信頼関係を築き、およそ2年以内という期間で、量産を達成しました。
このコンポーネントは、MEBプラットフォームのフォルクスワーゲンの他ブランド電気自動車向けにも量産されます。
この新しいドライブコントロールユニットはフォルクスワーゲンの電動化の中心的なコンポーネントとして、ヴィテスコ・テクノロジーズが電動化分野のリーディングカンパニーであることを示しています。ヴィテスコ・テクノロジーズは、今後予測される電動化シナリオに対応する魅力的な製品ポートフォリオで、エレクトロニクス、そして電動化技術に戦略的に焦点を当てています。
ブロイヤーは次のように締めくくります。「私たちは、エレクトロニクス、メカトロニクスにおける優れた専門性、そして電動化や電動ドライブにまでわたる完全なパワートレインシステムへの理解を応用しました。コントロールシステムと複雑なデバイス間の効率的な相互作用は、引き続き開発焦点となるでしょう」
ヴィテスコ・テクノロジーズは、持続可能なモビリティに向けた最新のパワートレイン技術を開発、製造します。電気、ハイブリッド、内燃エンジン車両向けのスマートなシステムソリューションとコンポーネントで、ヴィテスコ・テクノロジーズはクリーンで、効率的に、そして誰にでも手の届くモビリティを実現します。その製品群には電気駆動装置、電子制御ユニット、センサー、アクチュエータ、排出ガスアフタートリートメントソリューションを含みます。コンチネンタルAGの1部門として、2019年の売上高は約78億ユーロを計上、世界50拠点に40,000名以上の従業員を擁しています。ヴィテスコ・テクノロジーズの本社所在地はドイツ・レーゲンスブルグです。
ヴィテスコ・テクノロジーズ企業サイト - www.vitesco-technologies.com
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