AIを活用した農業支援を行うラプラス、農作業管理アプリに病害虫の画像診断技術を提供

高精度のAIモデルが手軽に病害虫を判定、農家の生産量・売上へ貢献

株式会社LAplust（ラプラス）（本社：東京都三鷹市、代表：田中宏樹、以下ラプラス）は、農作業管理アプリ『アグリハブ』が提供する新しい病害虫診断サービスに対し、AIを活用した病害虫診断エンジンを提供したことをお知らせいたします。

■技術提供の目的
ラプラスは設立以来、IT化できる余地が大きい農業領域の課題解決を支援するサービスならびに諸サービスを支援するため、AIを活用した技術開発を行ってきました。
今回提供した技術は「病害虫診断」を行う画像診断サービスに活用されます。現在は、病害虫の被害が出た際には普及指導員に被害が出ている田んぼや畑へ直接来てもらい、鑑定をしてもらわなければ適切な判断や処置が難しいと言われています。この課題に対して本サービスを活用すればスマートフォンで被害状況を撮影し、すぐに病害虫を判定できます。農家は、判定された病害虫名からアプリ内で農薬の検索を行うことができ、迅速かつ適切な処置を行うことができます。
病害虫を早期に特定することは、被害を最小限に抑え、生産量の向上、ひいては売上の向上に繋がります。
ラプラスは継続して病害虫診断エンジンのアップデートを行い、常に最新のAIで精度の高いサービスを利用者様にお届けします。

■ラプラスが提供した技術概要

• 80種類以上の病気・害虫による被害を90%以上の精度で診断
• 自社製の深層学習エンジン*を利用した病害虫診断APIを提供
• 独自に取得した十数万枚**の病害虫画像から深層学習モデルを生成

*より多くのクラス分類に対応するためにWRN（Wide Residual Network）を採用しています。
https://arxiv.org/abs/1605.07146
**本サービスの教師データの一部には下記の画像を使用しています。
http://www.naro.affrc.go.jp/org/niaes/damage/#!index.md
https://peltarion.com/knowledge-center/documentation/terms/dataset-licenses/plantvillage

■アグリハブとは
7000名以上の農家さんに支持され農業アプリの中でもトップシェアをほこる、農薬検索・農業日誌・売上管理を行う農作業管理アプリです。農業日誌や農薬の検索・散布といった農作業の管理から農作物の売上管理まで、アグリハブのアプリ上で行うことができます。JAアクセラレーター第二期において優秀賞を受賞しています。
https://www.agrihub-solution.com/

ラプラスは今後も、AI技術の開発・提供を通して人々の生活へ技術で貢献していきます。

■株式会社LAplustについて
ラプラスは人々の生活を技術で応援する「Life Assist + Technology」の思いから設立しました。現在、農業分野を中心に、生産活動を支援する受粉ドローンの自律制御AIや病害虫画像診断AIの開発等を行っています。

■会社概要
会社名：株式会社LAplust（ラプラス）
設立：2019年4月8日
代表取締役：田中宏樹
本社所在地：東京都三鷹市深大寺2-30-11
事業内容：AIを活用した農業支援システムの開発、AIを活用したデータ分析APIの開発
Youtube：AI研究室 from LAplust(https://bit.ly/3cUvQJI)

本文のダウンロードはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d67251-20201004-9519.pdf