日本の漆芸作家・寺田貴久美がフィレンツェで来場者投票1位
大阪の漆芸作家・寺田貴久美が「ARTIGIANATO E PALAZZO 2026」でPremio Perseoを受賞
約100組の職人・作家・デザイナーが参加したフィレンツェの工芸展で最多支持。受賞後は複数の現地メディアでも報道
イタリア国内外の約100組の職人・作家・若手デザイナーの中から、来場者投票で最多支持
大阪を拠点に活動する漆芸作家 寺田貴久美(てらだ・きくみ)は、2026年9月11日から13日まで、イタリア・フィレンツェの歴史的庭園「Giardino Corsini(コルシーニ庭園)」で開催された工芸展「ARTIGIANATO E PALAZZO 2026」に出展し、会期中に行われた来場者投票で、寺田は最も多くの票を獲得した出展者として「Premio Perseo – Fondazione CR Firenze」を受賞しました。
「ARTIGIANATO E PALAZZO」は、イタリア・フィレンツェで30年以上にわたり開催されている国際工芸展です。歴史あるコルシーニ庭園を舞台に、技術力・革新性・創造性を基準に選考された約100名の職人や作家、デザイナーが集い、伝統的な手仕事と現代の表現を紹介します。
第32回となる今年、日本の伝統的な漆・蒔絵の技法を基盤としながら、生き物が見せる一瞬の動きや緊張、生命力を表現した寺田の作品が、言語や文化の違いを越えて現地の来場者から支持される結果となりました。
「これほど多くの国際的に優れた工芸に触れられたことを光栄に思う。今回の開催は非常に高いレベルで、来場者からの大きな支持がそれを示している。改めて受賞者のKikumi Teradaに祝意を表する」
と本展を支援するFondazione CR Firenze副会長のMaria Oliva Scaramuzzi氏はコメントした。

日本の伝統技法を使い、「生命が強く現れる一瞬」を表現
寺田は、日本の伝統的な技法である漆・蒔絵を基盤に作品を制作しています。
作品のテーマとしているのは、生き物が見せる生命力や緊張、躍動の一瞬です。
漆の深い黒に金銀粉や螺鈿の光を重ねるだけでなく、木や石など素材そのものの表情を生かしながら、漆による加飾を施しています。異なる素材の重なりから生まれる奥行きや、立体的な表現も大切にしています。
今回のフィレンツェでの展示では、タコ、魚、鳥、植物などをモチーフにした箱、花器、パネル、オブジェなどを出展しました。
寺田が目指しているのは、伝統的な技法そのものを見せることだけではありません。
長い歴史を持つ漆・蒔絵の技法を大切にしながら、素材そのものの個性と向き合い、現代を生きる自身の感覚や表現と結びつけることで、「今の時代に、漆で何を表現できるのか」を探求しています。
制作の軸となっている言葉は、「一瞬を永遠に」です。

「漆を知らなくても、心を動かす作品をつくりたい」
今回の受賞について、寺田は次のようにコメントしています。
「私が目指しているのは、漆芸についての知識がなくても、まず作品そのものを見て心を動かしてもらえる表現です。漆には長い歴史があり、素晴らしい技術が数多くあります。
でも、その背景を知っているから価値を感じるのではなく、何も知らずに作品を見た人が惹かれ、その先で『これは漆という技術でつくられているんだ』と興味を持ってもらえたら嬉しいと思いながら制作してきました。
今回、漆や蒔絵を初めて知る方も多いフィレンツェで、作品を見て投票していただけたことで、表現の仕方によっては、知識や文化、価値観を越えて漆の魅力を伝えられるのだと実感しました。
ただ漆を使うのではなく、『漆だからこそできる表現とは何か』を、これからも探し続けたいと思います。」

受賞後、フィレンツェの複数の現地メディアでも報道
今回の受賞は、展示会終了後、フィレンツェおよびトスカーナ地方の複数の現地メディアでも報じられました。
「Nove da Firenze」「SfogliAmo.eu」「Florence is You!」「GazzettaToscana.it」などが、寺田をPremio Perseo受賞者として紹介。
各記事では、Premio Perseoについて、来場者から最も多く票を得た職人に贈られる賞であることが説明され、寺田についても、日本の漆を用いて制作するアーティストとして紹介されています。
また「ARTIGIANATO E PALAZZO 2026」自体も、開催前からイタリア大手通信社ANSA、フィレンツェの地元紙La Nazione、Corriere Fiorentinoなど複数の現地メディアで取り上げられていました。
La Nazioneでは会期中、寺田の漆作品についても名前を挙げて紹介されています。

寺田貴久美 プロフィール

寺田 貴久美(てらだ きくみ)
漆芸作家/大阪
京都市産業技術研究所で漆芸を学び、日本の伝統的な漆・蒔絵の技法を基盤に作品を制作。
生き物が見せる生命力、緊張、躍動の一瞬をテーマに、箱、花器、パネル、オブジェ、装身具など、さまざまな形態で作品を発表している。
2025年、大阪・関西万博で作品を展示。作品・制作活動について読売新聞に掲載。
2026年、イタリア・フィレンツェで開催された「ARTIGIANATO E PALAZZO 2026」に出展し、来場者投票最多となる「Premio Perseo – Fondazione CR Firenze」を受賞。
Portfolio
https://k1k6m1b934.myportfolio.com/
Instagram
https://www.instagram.com/kiii1iii/
ARTIGIANATO E PALAZZO 2026 開催概要

名称
ARTIGIANATO E PALAZZO 2026
会期
2026年9月11日(金)〜13日(日)
会場
Giardino Corsini
フィレンツェ、イタリア
開催回
第32回
出展
約100組の職人・作家・若手デザイナー
受賞
Premio Perseo – Fondazione CR Firenze
寺田貴久美
イタリア/フィレンツェ現地メディア掲載
受賞後
Nove da Firenze
SfogliAmo.eu
Florence is You!
GazzettaToscana.it
開催前・会期中
ANSA
La Nazione
Corriere Fiorentino
MET / Città Metropolitana di Firenze
その他、フィレンツェ・トスカーナ地域の文化・観光メディア等
本件に関するお問い合わせ
寺田貴久美
メールアドレス:kikumi.t@co-circus.com
Webサイト:
https://k1k6m1b934.myportfolio.com/
Instagram:
https://www.instagram.com/kiii1iii/
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