温泉旅館の地熱発電所から生まれる電気を供給する『RE100対応・温泉旅館地熱発電プロジェクト』を始動

～カーボンニュートラルの実現に向けたプロジェクト推進パートナーを募集～

中央電力株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：平野 泰敏、以下中央電力）は、熊本県小国町の『旅館山翠』が新たに立ち上げる地熱発電所『山翠パワー』から電気の調達を予定しており（2022年1月）、その山翠パワーの電気の購入を希望する方々を幅広く募集いたします。
昨今の社会課題の一つである“2050年カーボンニュートラルの実現”を見据えた取り組みであり、ご参画いただく方々と共に、地球に眠る未利用エネルギー資源の活用推進を目的としております。

■『RE100対応・温泉旅館地熱発電プロジェクト』詳細
FIT認定を受けて稼働中の地熱発電は全国にわずか77件と、認定を受け且つ稼働中の再生可能エネルギー総数の約4.5万分の一の実績に留まり、また本件の様な温泉旅館の温泉源を活用した事例は大変希少なものです。
本プロジェクトの電力供給スキームは、『山翠パワー』から調達した電気に山翠パワーの「トラッキング付FIT非化石証書*」を組み合わせたもので「RE100**」に対応しております。当該証書により需要家（電気使用者）は山翠パワーで生み出されたCO2フリーの地熱発電：再生可能エネルギーによる電気を使用していることが認められます。
“2050年カーボンニュートラルの実現”を目指すうえで、地熱発電など未だ地球に眠っているエネルギー資源を活用したCO2フリーの取り組みへ前向きな方々と共にプロジェクトを推進したいと考えております。当該プロジェクトへの参画をご希望される方は広報室（[e-mail]）までお問い合わせください。

【募集内容】
・“2050年カーボンニュートラルの実現”に向け、地熱発電等あらゆるCO2フリーの再生可能エネルギー資源の活用に前向きな方々。またその取り組みを共に推進してくださる方々。
本件のような地熱発電の活用や熊本県や小国町へのご関心が深い方々も歓迎いたします。
・エリア：沖縄県及び離島を除く全国
・供給開始時期：2022年1月以降
・再生可能エネルギー供給の仕組：『山翠パワー』の「トラッキング付FIT非化石証書」
・規模：約700MWh/年　※今後、本スキームが成功すれば、他の温泉旅館にも拡張予定。

【山翠パワーとは】
『旅館山翠』と、あらゆる地域の経済・資源・絆のサステナブル実現を目指して地熱発電事業を展開する『ふるさと熱電株式会社』が共同で立ち上げた発電事業者です。事業による収益は旅館の持続的な経営にも活用していきます。

*トラッキング付FIT非化石証書＝FIT 非化石証書とは固定価格買取制度（FIT）対象の再生可能エネルギー電源の電気に対する証書
のことで、トラッキング付非化石証書は更に環境価値の由来となった再生可能エネルギー電源を明らかにした（追跡・トラッキングした）もの。
**RE100＝企業が事業で使用する電気を100%再生可能エネルギーとすることにコミットする協働イニシアチブ。企業が結集することで、政策立案者および投資家に対して、需要家からエネルギー移行を加速させるためのシグナルを送ることを意図する。日本では、「日本気候リーダーズ・パートナーシップ（JCLP）」が RE100 の公式地域パートナーとして、日本企業の参加と活動を支援する。(http://www.there100.org/)

■今後の展開
本件は昨今の社会課題の一つである“2050年カーボンニュートラルの実現”を見据えたものであり、中央電力のメイン事業を通じてサステナブルな社会創りに貢献する具体策の一つとなります。
今回の取り組みを通じて、地熱発電のような現状活用が進んでいない再生可能エネルギーを活用し且つ有用性を検証するとともに、今後地球に眠る他の未利用エネルギー資源の活用についても積極的に働きかけてまいります。

中央電力は電気を通じてこの先何十年、何百年と、より安心・安全・健康に生活できる生活基盤づくりに尽力することで“カーボンニュートラルの実現”、サステナブルな社会創りに貢献してまいります。

■企業情報
商 号：中央電力株式会社　（https://denryoku.co.jp）
代表者：代表取締役社長 平野 泰敏
本社所在地：東京本社 東京都港区赤坂 1-9-13 三会堂ビル 6 階
　　　　　　大阪本社 大阪府大阪市浪速区湊町 1-4-38 近鉄新難波ビル 2 階
資本金：1 億円
グループ会社：中央電力ソリューション株式会社、中央電力エナジー株式会社、中央電力ＤＸ株式会社
（全て100％子会社）