テンセントクラウド、オーディオ／ビデオ技術のグローバルコンテスト「V+ Challenge」を始動

革新的なオーディオ／ビデオのユースケース（使用実例）を募集し、優勝者にテンセントクラウドの3万ドル相当のグローバルクラウド製品を提供する。

 中国テクノロジー大手テンセント（騰訊）のクラウド事業であるテンセントクラウドは9月23日、グローバルイノベーション＆アントレプレナーシップチャレンジコンテスト「V+ Challenge（Global Innovation and Entrepreneurship Challenge for V+ Real-Time Internet＝全真互聯網全球創新創業挑戦賽）」の始動を発表した。これはユーザーにテンセントクラウドの高品質なオーディオ&ビデオクラウド技術をベースとするユースケースおよびベストプラクティスの革新を呼び掛け、参加を募るオーディオ／ビデオソリューションのグローバルコンテストだ。

 デジタル・イノベーションの新時代
 デジタルライフの発展にともない、ユーザーはより幅広く高品質なマルチメディアを求めるようになった。オーディオ&ビデオ技術は、超高解像度（UHD）、低遅延、深い没入感、高インタラクティブの方向へと進化を加速し、「リアルタイム・インターネット 」という新たなデジタル・イノベーションの時代の幕開けを迎えている。
 
 V+Challengeは、あらゆる業界の企業（家）が急速に発展する企業活動の世界に適応するためのツールを効果的に提供することを目的としている。デジタル化とリアルタイム・インターネットのさらなる強化は、デジタル経済の発展と普及の加速、産業の統合など、ビジネス環境の変革を促す最も重要な要因の一つとなっている。

 
 コンテスト概要
 V+ Challengeは、オーディオ／ビデオ分野における革新的ソリューションおよび実用化の方法を世界中から募集する。V+ Challengeの対象となるのは、開業から5年以内で、資金調達レベルがシードラウンドからシリーズCの間にある企業。優勝者には、テンセントクラウドの中国内外の公式サイトとメディアリソースでの2000万回以上の露出、業界トップカンファレンスやチーム取材の公開の機会が与えられるだけでなく、2022年1月11日に開催される最終審査のオンラインイベントでは、業界のゲストから専門的な起業ガイダンスを受けることができる。
 
  コンテスト参加者は、オーディオ&ビジュアルコミュニケーションのための新しいオールインワンサービスをサポートするテンセントクラウドの「RT-ONE™」ネットワーク、PaaSオーディオ／ビデオプラットフォーム、サービスマトリックスだけでなく、さらに開発者によるライブ配信、インタラクション、通話、UGSV（ユーザー生成のショート動画）や、その他のオーディオ／ビデオアプリケーションの迅速かつ容易な作成をサポートするテンセントクラウドのPaaS製品群（※「テンセント・リアルタイム・コミュニケーション（TRTC）」「クラウド・ストリーミング・サービス（CSS）」「ビデオ・オン・デマンド（VOD）」「インスタント・メッセージング（IM）」「テンセント・プッシュ・ノーティフィケーション（TPNS）」「クラウド・レンダリング・サービス（CRS）」など）全てを利用することができる。
 
 コンテスト参加者は、新しいソーシャルネットワーキング、オフィスコラボレーション、教育、金融、ヘルスケア、企業サービス、公益事業、スマートデバイス、産業用IoT、およびその他関連産業の分野で革新を起こすことが可能だ。
 
 オーディオ&ビデオ分野におけるテンセントの実力
 テンセントクラウドは、この分野で22年以上の技術と経験を蓄積しており、CDNストリーミングメディア配信ネットワーク、IMネットワーク、TRTCネットワークを統合したRT-ONE™ネットワークをローンチした世界初のパブリッククラウドベンダーだ。また、テンセントクラウドは中国において、クラウドベースのイノベーションに取り組むオーディオおよびビデオのユーザーの9割をサポートしている。
 
 中国以外の企業向に対してテンセントクラウドは、それぞれの地域や市場における固有のニーズを満たすために、ターゲットを絞ってローカライズされた技術およびアルゴリズムに適応している。たとえば、ビデオのエンコーディングとデコーディングに関して、テンセントクラウドの特定のメディア処理製品は、同等の主観的画像品質のもと、30～50%という、より低いビットレートの帯域幅でより高品質な視覚体験を提供する。このことにより、東南アジア、中南米、中東など、通信ネットワークの整備が不充分な地域に住むユーザーに提供される画像の安定性と品質が大幅に向上する。
 
 テンセントクラウド・インターナショナルのシニアバイスプレジデントであるポシュー・イェン（Poshu Yeung）氏は以下のように述べている。
 
 「刻々と変化し続けるビジネス環境へのデジタルおよびクラウド技術による様々な対処手段の1つとして、テンセントクラウドは今日の企業家の皆さんにビジネスをスピーディーに推進させるための力を提供するのを楽しみにしています。これはまた、リアルタイム・インターネットの機能により統合されつつあるEコマース、汎娯楽（Pan-Entertainment）、そして他の様々な分野の台頭に合わせ、企業がテンセントクラウドと協業した場合、世界規模で実際に何を達成できるのかを示すものでもあります」
 
 V+ Challengeの始動にともない、活動開始セレモニーと共に、テンセントクラウドによって設立されたオーディオ&ビデオ通信クラウドのエコシステム「オーディオ&ビデオV+クラブ」のパートナーシップに関するMoU（提携覚書）の署名が、世界レベルでデジタルテレビを牽引する「SDMC（深圳市華曦達科技）」を始めとする様々なパートナーとの間で行われた。このパートナーシップは、テンセントクラウドのオーディオ&ビデオの影響力を中・長期的な成長を見込める企業に拡大し、海外に進出させることを共通の目的としている。
 
 V+ Challengeに参加を希望する企業および企業家によるプロジェクトの登録・提出は2021年11月23日を期限とし、詳細および登録方法については以下のURLを参照のこと。
 
 https://intl.cloud.tencent.com/campaign/v+challenge
 
 テンセントクラウド（Tencent Cloud）について  

 世界で最も急成長しているクラウド企業の1社であるテンセントクラウドは、革新的なソリューションを生み出し、産業のデジタル化・スマート化への移行に注力しています。充実したグローバルインフラを通じ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、AI、IoT、ネットワークセキュリティなどを駆使し、業界をリードするクラウド製品とサービスを安定的かつ安全に世界中の企業に提供しています。教育、金融、ヘルスケア、ゲーム、メディア・エンターテインメント、不動産、小売、旅行、交通など、あらゆる業界のニーズに応えることを目指しています。

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