“粉”にしたらもっと広がるおいしい健康習慣「大麦粉」普及プロジェクトが始動

 一般社団法人全国米麦改良協会は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、全国精麦工業協同組合連合会(全麦連)の協力のもと、大麦粉を普及することを目的とした「大麦粉普及プロジェクト」を開始しました。小麦粉と同じように大麦粉を使うことで、より低糖質で豊富な食物繊維を“おいしく”食べることができます。
 

 
 大麦はイネ科の植物で、日本でも200年以上前から食べられてきました。2015年頃より、大麦がもつ健康価値が注目され、その消費は急速に拡大しました。炊飯時に米と一緒に炊いたり、ゆでたもち麦のぷちぷちとした新食感をサラダのトッピングにしたり、新しい食べ方が生まれる一方で、よりおいしく、より安全をめざし、国産大麦の消費拡大を目指した活動が始まっています。

 この度、一般社団法人全国米麦改良協会は国産大麦のさらなる新規需要の創造と拡大をめざし、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)や全国精麦工業協同組合連合会らの協力のもと、大麦粉*1の魅力を広めることを目的とした「大麦粉普及プロジェクト」をスタートしました。通常の小麦粉料理の際に、大麦粉をプラスしたり、小麦粉の替わりに大麦粉を利用したりすることで、低糖質でおいしく、さらに食物繊維を摂取できることを啓発していきます。

 本プロジェクトではまず、大麦粉専門サイト「おいしさは健康~大麦粉がもたらす新習慣~」(https://nihon-ohmugi.jp)をオープンしました。2月17日にはレシピブック「おうちで作る大麦粉料理:低糖質、食物繊維たっぷりでおいしい!」(小学館刊)を出版する予定です。料理研究家の有元葉子さん、松田美智子さん、ウー・ウェンさん、パティシエの小嶋ルミさん(オーブン・ミトン)、ブーランジェの割田健一さん(ビーバーブレッド)らがおすすめする大麦粉料理をたっぷりと紹介します。インタビュー動画はこちらから(https://www.youtube.com/watch?v=5bGiTbU0cyo
 また2月17日より、製菓・製パン材料のECサイト「cotta」にて特別サイトを設け、大麦粉サンプリング企画を実施、販売促進も強化していきます。

*1 大麦粉は麦の皮を除去した精麦を粉にしたもの。大麦は水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み、水溶性食物繊維の一種であるβ-グルカンは、大麦穀粒の中心部分(胚乳)に多く含まれているため、精麦しても栄養を損なわないのが特徴。白米同様、大麦にも「うるち性」と「もち性」があるが、揚げ物などに使われる大麦粉は粘性が少ないうるち麦が適している。

■大麦粉を使うメリット
 

1.たっぷり食べる主食で食物繊維

パンや麺類が低糖質メニューとなり、かつ食物繊維がしっかり摂れます

2.揚げ物がサクサク食感に
粘性が少なく、サクサクした軽い食感が得られます

3.パンや麺が新食感に
パンはより香ばしく、麺は“もちもち&つるん”


■食物繊維をおいしく食べる

出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より抜粋出典:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より抜粋

 

 健康に必要な食物繊維の1日の摂取目標量は、女性18g以上、男性21g以上(ともに18~64歳の場合)と言われているなか、現代は、3~5g程度摂取量が不足していると言われています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2020年版より)。野菜なら1日350g以上となり、その必要性は知られていても、毎日の食事で達成することは難しいのが実態です。
 そんななか、大麦粉(大麦)の食物繊維量は精白米の約20倍。また、ビタミンB群やミネラルが豊富で、不溶性と水溶性、2種類の食物繊維がバランスよく含まれている優れものです。特に、大麦に含まれる水溶性食物繊維の一種であるβ‐グルカンは、血中コレステロールの正常化*2や血糖値の上昇抑制効果*3、腸活*4、肥満の抑制*5など様々な健康効果があることが、研究によって明らかになっています。
 もち性の大麦「もち麦」を白米の一部に加えて炊く「もち麦ごはん」に加え、大麦粉を上手に活用することで、パンや麺類などでもおいしく栄養価をアップする新しい習慣が始まります。

*2 Plant Foods Hum Nutr., 63:21-5, 2008
*3 ルミナコイド研究21, 1, 19-23, 2017
*4 Anaerobe 55, 67-77, 2019
*5 Cereal Chemistry Journal 2017-09-27


■レシピブック概要
 料理研究家の有元葉子さん、松田美智子さん、ウー・ウェンさん、パティシエの小嶋ルミさん(オーブン・ミトン)、ブーランジェの割田健一さん(ビーバーブレッド)といった各界の大御所5人が、試作を重ねて完成した大麦粉料理本。ピッツァやたこ焼き、餃子、麺などのほか、パンやスイーツまで、全72品を紹介しています。
 


書籍名: おうちで作る大麦粉料理:低糖質、食物繊維たっぷりでおいしい!
著者:   大麦粉普及プロジェクト
刊行日: 2022年2月17日予定
発行元: 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09311509
価格:  1,760円(税込)


■大麦粉普及プロジェクトについて


 大麦粉普及プロジェクトは、小麦粉と同じように大麦粉を使うことで、より低糖質で豊富な食物繊維を“おいしく”食べる、そんな未来の健康を作るプロジェクトです。一般社団法人全国米麦改良協会が、国産大麦の新規需要の創造と拡大をめざし、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、全国精麦工業協同組合連合会(全麦連)らの協力のもと、大麦粉の啓発普及活動を行っていきます。

おいしさは健康~大麦粉がもたらす新習慣~
公式サイト https://nihon-ohmugi.jp
Facebook https://www.facebook.com/nihon.ohmugi/
Instagram https://www.instagram.com/nihon_ohmugi/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町3-29  日本農業研究所ビル内
電話番号
-
代表者名
渡辺好明
上場
未上場
資本金
-
設立
-