クッキーレス・IDレスに対応した英Ogury、日本法人を設立。アジアでの事業活動を加速させる。

日本法人の代表に松本 亮が就任し、プライバシー保護に対応した持続可能なブランディング広告ソリューションの事業拡大を牽引

クッキーレス・IDレスに対応したモバイルテクノロジー企業のOgury（本社 イギリス、 CEO Thomas Pasquet、日本法人：Ogury Japan株式会社、東京都港区虎ノ門、以下「Ogury」）は日本法人の設立を発表し、代表に松本 亮を任命しました。

 

 

Oguryは設立以来8年の歳月をかけ、インターネットユーザーのプライバシー保護と高いブランディング広告効果を兼ね揃えた ”Personified advertising : (和名 ペルソナ・ターゲティング広告)” を開発しました。このペルソナ・ターゲティング広告はユーザーの個人情報に依存することなく、ターゲットオーディエンスのペルソナ情報を軸に広告配信を行います。この、GDPRやCCPAを遵守したクッキーレス・IDレスターゲティング手法は、日本の広告エコシステムにおいて新しい概念をもたらします。

既にOguryのペルソナ・ターゲティング広告を国内で導入を始めた、Dentsu International - Japan Office (DIJ) でHead of Products and Solutionsを務めるRon Tolentinoは、下記のようにコメントしています。

「弊社は、めまぐるしく変化するデジタル広告の環境において、常に新しい手法を探し続けています。ユーザーのプライバシー保護を尊重した新しい手法によって、期待を上回る広告効果をもたらすOguryは、私たちにとって重要なキャンペーンパートナーです。」

Oguryを成功へ導くために、松本は日本法人のカントリーマネージャーとして組織の拡大を牽引し、パートナー企業との連携および日本企業の多様化するニーズに合わせた製品・サービスの提供を通じて、Ogury Japanの事業拡大を目指します。特に広告主、媒体社、ユーザーの幅広いステークホルダーにとって形成される最適なエコシステムの構築や、組織の要となる人材の採用に注力をすることによってローカライゼーションを推進していきます。

15年以上のマーケティングとセールスのハイブリッドな経験を持つ松本は、L’Oréal、BMW、Philips、Johnson & Johnson等にてブランドマーケティングやカスタマーマーケティングに従事。2014年からCriteoにてアジア太平洋担当のマーケティング・マネージャーとしてCriteoの事業拡大に貢献。前職ではコンテクスチュアル広告のリーダーであるGumGumにて、クッキーレス広告市場の拡大を牽引してきました。

eMarketerによると、世界で4番目のインターネット広告全体における2021年の日本の市場規模は約2.3兆円となり（※1）、今後も成長し続けることが想定されます。そのうち72%を占めるモバイル広告市場は2025年までに74%（※2）に成長することが予測されることも、Oguryが日本市場へ進出することに決定する重要な要素となりました。

Chief Operating OfficerのGeoffroy Martinは、日本法人設立について次のように述べています。
「事業開発やマーケティングに強みを持ち、日本市場に精通した松本をOgury Japanの代表として迎えることができ、大変光栄です。松本の広告業界での豊富な経験と知見は、Oguryの成長を促進する上で大きな力になると確信しています。日本での成功が、今後加速する弊社のグローバル展開における重要なマイルストーンとなることを期待しています。」

最後に、松本は以下のようにコメントをしています。
「ユーザープライバシーに配慮したインターネット広告配信は、もはや事実上の標準要件となりました。それと同時に、高い広告効果やキャンペーンから得られる知見などをマーケティングの資産にするニーズが日本市場で高まっています。OguryはGDPRを遵守した独自のペルソナデータを活用し、高い広告効果を提供します。データの価値を重んじる文化があり、キャンペーンを高速で最適化し続ける日本のマーケターにとって、ブランディング効果とユーザー保護の観点が両立できるOguryは、日本で希少な存在となるでしょう。クッキーレス時代における新たな手法として、パートナー企業様の成功に貢献できると確信しています。」

出典元
（※1） eMarketer, Worldwide Digital Ad Spending Year-End Update 
（※2） eMarketer, Japan Total Media Ad Spending