「クラウドファンディングスタイルの寄付」受付開始
支援者にダイレクトに届ける支援の形
一般社団法人戦災復興支援センター(略称:WDRAC/ワドラック)では、この度、クラウドファンディングスタイルの寄付の受付を開始しました。
WDRACは「支援する人を支援する」をテーマに、国際紛争による被害の復旧・復興や避難者を支援・サポートする個人や団体を直接支援している市民コミュニティです。
WDRACは「支援する人を支援する」をテーマに、国際紛争による被害の復旧・復興や避難者を支援・サポートする個人や団体を直接支援している市民コミュニティです。
現地のニーズに合わせた最善策 = クラウドファンディング
ロシアによるウクライナ侵攻が長期化していることを受け、現在支援しているアンサングヒーローたちの活動は、「避難してきた人に対して、より長期的な目線での支援」に切りかわって来ています。そこで、移り変わりの早い現地の支援状況に対応するために、プロジェクトごとの寄付を始めることにしました。このクラウドファンディングスタイルの寄付はWDRACとしては初めての試みです。
公式ホームページから支援したいプロジェクトに寄付することで、寄付者がより直接的に、思いを寄せたアンサングヒーローに対しての支援が可能になります。
第一弾はパトリッチアを支援するクラウドファンディング
クラウドファンディングページURL:https://wdrac.org/news/crowdfunding20220628/#b01
第一弾はルーマニアでNotorious Learning Project(以後NLP)の代表として、ウクライナから避難してきた人たちの支援を行っている、パトリッチア・クドーを支援するクラウドファンディング。『優しさのあるおうち 「ドブラ ハタ」をサポートするプロジェクト』です。
これまでパトリッチアは避難してきた人に対し、日常生活の基盤を作るための食料や住居といったサポートを行ってきました。WDRACからも約14570€(約200万円)の支援を行っています。
Notorious Learning ProjectのFacebook:https://www.facebook.com/NotoriousLearningProjects
パトリッチア紹介記事:https://wdrac.org/news/heroes20220526/
拠点を新たにし、内面的なケアを開始
これまでは生活基盤のサポートをしてきたパトリッチアですが、新たに心のケアと子供たちの学習のサポートをはじめました。実際にセラピスト2、3名を雇い、避難してきた人たちが内面も衛生的に過ごすことができるようはじめた取り組みです。また、学校に行けていない避難してきた子供たちのためにボランティアスタッフを募り学習する機会を提供しています。
さらにNLPのセンターとなる施設を移転し、目的ごとにフロアを分けて使えるように日々改装工事を行っています。
2週間で280万円の寄付を集めることが目標
今回のクラウドファンディングはパトリッチアの新しい取り組みを支援するプロジェクトです。この活動を安定して続けるためには以下の金額が必要になります。
センターの家賃:2200€/月
光熱費:400€/月
セラピストや教育ボランティア雇用費:400€/月
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計:3000€/月
今回は上記金額の6ヶ月分の活動費用をクラウドファンディングのゴールに設定することにしました。
3000€ × 6ヶ月 = 18000€
クラウドファンディングの期限は次のセンター家賃支払日である7月15日(金)です。およそ2週間で日本円にして約280万円*の寄付を集めることを目指します。(*為替換算・手数料を含む)
また、クラウドファンディングのリターンについてはパトリッチアのメッセージが入ったサンクスメールを予定しています。
今後はパトリッチアを皮切りに、他のアンサングヒーローについてもプロジェクトを立ち上げることで、より支援先の見える寄付の実現に努めていく予定です。
クラウドファウンディングページURL:https://wdrac.org/news/crowdfunding20220628/
一般社団法人戦災復興支援センター(略称:WDRAC)
2022年3月25日設立。「支援する人たちを支援する」が活動のテーマ。国際紛争による被害の復旧・復興や避難者を支援・サポートする個人や団体を直接支援することを目的にしている。
公式HP:https://wdrac.org/
寄付について
WDRACのサイトの寄付ページからクレジットカード等で寄付ができます。寄付の約7%を運営費とし、それ以外は全て支援対象者のもとに届けられます。
(今回のクラウドファンディングでは7%運営費をいただきません)
寄付は今回のクラウドファウンディングスタイルのほかに、1回限定と、サブスクリプションがあります。金額もそれぞれ4,5種類から選択が可能です。また、0円寄付としてお金ではなく行動で支援する方法について掲載しています。なお、WDRACは現地のニーズに見合った臨機応変な支援を重視し、物資の提供ではなく支援者の活動資金援助に注力します。
現地の情報提供/支援対象者へのインタビューが可能
WDRACの支援対象者が撮影した写真や動画を提供できます。また、支援対象者へのインタビューも可能です。(現地や当人の状況によってはインタビューができない場合もあります。)
WDRAC代表理事 長尾彰
WDRACの代表理事は長尾彰です。組織開発ファシリテーターとして事業開発やサービス開発、社内外との横断プロジェクトを通じた組織づくりに取り組んでいます。株式会社ナガオ考務店代表取締役、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長、学校法人茂来学園大日向小学校の理事を兼任。著書は『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』『宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話』(学研プラス)。2011年3月、東日本大震災後に石巻市で子どもたちの放課後の学びと遊びの場づくりを展開する「日常支援」と子どもたちや地域の方を元気づけるイベントの企画・開催を展開する「非日常支援」を行う『 プロジェクト結(ゆい)コンソーシアム』の理事長として10年間に渡り復興支援活動に取り組みました。また2012年4月から2016年3月までは復興庁政策調査官・政策参与として政府の復興支援に貢献しました。
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