三洋貿易、Caresoftの技術を体験できる展示場をリニューアルオープン 海外製EVの分解部品が計7車種に増加 岐阜県瑞浪市

三洋貿易株式会社

三洋貿易株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新谷正伸、以下「三洋貿易」)は2022年11月、岐阜県瑞浪市の展示場「Sanyo Solution Gallery」(瑞浪展示場)をリニューアルオープンしました。業界で話題となっている、海外製電気自動車(EV)の分解部品を手に取って確認できるところに想定以上の反響をいただき、今回のリニューアルに至りました。
当展示場は、自動車向けベンチマーキングソリューションカンパニーであるCaresoft社(https://caresoft.co.jp/pr-page/)の技術を体験できる施設です。Volkswagen社の最新EV「ID.4 CROZZ」や上汽通用五菱汽車社の「宏光 MINI EV」など計7車種を分解し、展示しています。使われている部品をすべて無料でご覧いただけます。

展示場の建物は、廃校になった中学校の校舎を再活用しています。今回のリニューアルでは、展示床面積が今までの2.8倍となりました。体育館全面と5つの教室に展示スペースを増やしたことに伴い、分解部品の展示車種は3台から7台へ増加。展示部品の総数は12,000点から30,000点へ増えました。

それぞれの車種に搭載されている部品を比較しやすいよう、モーター・インバーターなどのEVパワートレインシステム、バッテリー・空調の温度管理を担うサーマルマネジメントシステム、骨格部品や内外装部材など、部品群ごとにカテゴライズされた展示に変更しています。

また、Tesla社や中国メーカーのEVなど、完成車を3台ご用意しております。話題となっている最新EVに試乗し、学校の敷地内を実際に走行していただくことも可能です。

Caresoftのソリューションで車体に搭載された部品の詳細データを確認し、実物を手に取って比較検討ができます。さらに完成車のドライブを通じて、EVの特徴を包括的に体感できる施設になっています。

【分解部品をご覧いただける車種一覧】
  • I-PACE SE 2018(JAGUAR社)
  • Model Y Performance AWD 2020 北米仕様(Tesla社)
  • 宏光 MINI EV - 2021 Macaron(上汽通用五菱汽車社)
  • ID.4 CROZZ 2021(Volkswagen社)
  • e-tron 2019(Audi社)
  • E-C4 2021(CITROEN社)
  • Spring 2021(Dacia社)
【走行可能な完成車一覧】
  • 宏光 MINI EV - 2021 Macaron(上汽通用五菱汽車社)
  • Song Plus DM-i 2021(BYD社)
  • Model 3(Tesla社)

■Sanyo Solution Gallery(瑞浪展示場)について
2022年3月のオープン以降、自動車メーカーをはじめ、部品を供給するメーカーや材料メーカーなど、総数100社以上、延べ1,000人以上の方々にご来場いただきました。グローバルでEV化が進む「100年に1度の大変革期」に危機感を強く持つお客様が多く、調査や研究開発の場として活用されています。

また、当展示場は、岐阜県瑞浪市で廃校となった旧釜戸中学校の校舎を再活用しており、地域に思い入れのある企業や住民の方々にもご来場いただきました。今後は、地域のみなさまに向けた感謝祭などのイベントの実施も検討しています。

国内の自動車産業を支える新たな技術を学ぶ場として校舎を活用していくとともに、地域振興の一助となるべく取り組んでまいります。

<アクセス・見学方法>
住所:岐阜県瑞浪市釜戸町3361-3
見学料金:初回無料(2回目以降は、Caresoftのサービスをご利用いただくお客様を優先的にご案内します。)
見学方法:事前予約制(土日、祝日を除く)
caresoft@sanyo-trading.co.jp、または03-3518-1154(弊社産業資材第二事業部)へご連絡ください。

■Sanyo Solution Gallery(瑞浪展示場)の様子をご紹介
今回のリニューアルで、展示スペースを体育館全面と5つの教室に拡張しました。

展示場内に設置されたモニターで、電気自動車をはじめとする完成車の分解部品を調査し、データベースとして格納するIceberg(アイスバーグ)や、自動車を丸ごと1台、X線によるCTスキャンにかけて3D CADデータとして再現するDigital Twins(デジタルツインベンチマーキング)の閲覧も可能です。データと実物の部品を見比べてみてください。

展示部品は、手に取ってさまざまな角度からご覧いただけます。ご来場のみなさまが熱心に研究されています。

パーツごとに部品を展示し、一点一点じっくりと確認・比較していただけるように工夫しています。

走行可能な車両もご準備しております。ぜひ、最新技術の性能をご体感ください。

■Caresoftソリューションの特徴
Iceberg(アイスバーグ)、Digital Twins(デジタルツインベンチマーキング)、個別ベンチマーク活動支援の3軸でソリューションを提供しています。

【Iceberg(アイスバーグ)】

海外の電気自動車をはじめとする最先端車体を分解調査し、2022年時点で計100車種の分解部品情報をデータベースに格納しています。ベンチマーク情報は、Web上でご覧いただけます。車体に搭載されているエンジンやモーターの写真だけではなく、内部の部品まで細かく確認することが可能です。

自社で車体を購入し、分解や計測、記録、データの格納をしようとすると工数がかかりますが、 Icebergの活用によって大幅な業務効率化が見込めます。競合他社製品の調査研究、自社の開発活動にお役立てください。

【Digital Twins(デジタルツインベンチマーキング)】

自動車を丸ごと1台、X線によるCTスキャンにかけて、3D CAD/CAEデータとして再現します。車体を分解せずに、あるがままの状態で部品の位置や内部形状を把握することが可能です。

部品本来の正確な形状と配置、材料特性をベースに作成したCAD/CAEデータを活用することで、高精度な衝突試験のシミュレーション、および剛性・流体解析なども可能になります。開発コストを削減し、業務効率化および新規事業への取り組みに貢献するソリューションです。
Digital Twinsで10車種を超えるデータを作成し、販売しています。

【個別ベンチマーク活動支援】
Caresoftのテクノロジーとノウハウを活用し、お客様の要望に応じたベンチマーク活動を支援いたします。中国メーカーを含むグローバルで車体・部品の購入が可能です。また、個別部品のCADデータ作成、データ格納など、ベンチマーク活動に関することをワンストップで提供できる点が強みです。ベンチマーク活動に必要な工数やコストを削減するために、ぜひお役立てください。

<個別ベンチマーク活動支援の一例>
  • 車両部品購入、輸送
  • 分解
  • 個別部品のCADデータ作成
  • データベースへ格納
  • 原価低減アイデアのご提案
  • 自社技術を活かした新規部品開発のコンサルティング
今後も三洋貿易は「自動車ベンチマークソリューションプロバイダ」を目指して活動してまいります。 IcebergやDigital Twinsデータの提供はもちろんのこと、これまで蓄積してきた知見やノウハウを元に、お客様に合わせたアドバイスやサポートを実施いたします。ベンチマーキング活動において、お困りごとがある際は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

■Caresoft公式ホームページ
https://caresoft.co.jp/pr-page/

■三洋貿易について
1947年、旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店の有志により設立。ファインケミカル、モビリティ、サステナビリティ、ライフサイエンスの4つの分野で市場ニーズの高い商品の輸出入および国内販売を手掛けるニッチトップの複合型専門商社です。「最適解への挑戦」をスローガンに掲げ、高付加価値商品・技術の提供を通じた社会課題解決および、最適解の発見・追及に挑戦し続けます。
三洋貿易ホームページ:https://www.sanyo-trading.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ】
三洋貿易株式会社 産業資材第二事業部
担当:光部(こうべ)
TEL:03-3518-1154
E-mail:caresoft@sanyo-trading.co.jp

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会社概要

三洋貿易株式会社

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URL
https://www.sanyo-trading.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区神田錦町 2-11
電話番号
03-3518-1230
代表者名
新谷 正伸
上場
東証プライム
資本金
10億658万円
設立
1947年05月