めざましTV出演/沖縄出身の医師が、故郷のこどもの居場所に向け初講話 ー 夏休み特別企画で東京と沖縄つなぐ ー
~「この高校から合格はムリ。」といわれたかつての高校生が、夢を叶え、島の子ども達に届けた言葉 ~
特定非営利活動法人困窮者支援ネットワーク(那覇市銘苅/代表者 細田光雄)は、2026年7月28日、専門家(医師)との連携によるキャリア講話『こどもの居場所で・夏の「かいてみよう!」チャレンジ会』をオンライン開催いたしました。本記事では、同企画の事後レポートをご紹介します。
■ 夢を叶えた島の子が、故郷に向けて初めて語る “ 夢を叶えるために大切なこと ”
「この高校から医学部合格は、絶対ムリ。」「諦めなさい。」
思い切って決めた目標を大人に話すと、ある高校生はそう言われたそうです。
約20年前、沖縄県内の公立文系高校に通い、その後3浪の末に医学部へ合格した石川ケイさん。

当時の石川少年は、バスケットボールが大好きな どこにでもいる普通の ” うちなーんちゅ(沖縄人)の子 ” 。現在は、東京都内のクリニックで院長を務めています。
そして今夏2026年7月28日、かつての石川少年は、故郷・沖縄の子ども達に向けて、自分自身が目標を達成した時の話を初めて語りました。
会場は、県内各地のこどもの居場所。
当日はオンライン配信で開催され、離島を含む県内各地のこどもの居場所からは「大人の私にも物凄く響いた」「不登校児童の夢を聞くことができ、大変嬉しい」などの声が寄せられました。
■ 居場所だけでは、届けられなかったキャリア教育
こどもの居場所では、日々の食事・学習支援に追われる中で、「将来の夢」や「なりたい自分」を子どもたちと一緒に考える時間をつくることが難しいのが現実です。

同企画を運営する特定非営利活動法人困窮者支援ネットワーク(沖縄県那覇市。以下、当団体。)は、これまでの中間(伴走)支援の経験から、居場所が独自でキャリア教育・進路支援を実施することの困難さを痛感してきました。
「好奇心や自立のきっかけになる体験をさせてあげたい」
「いきいきした大人の姿を見せてあげたい」
前年度までの資金分配団体(JANPIA助成金事業)の経験から拾った 現場のこのような声にアプローチし、課題解決のため試みたのが同企画となります。
当団体は今年度、沖縄県から「沖縄県こどもの居場所ネットワーク事業(企業等連携)」を受託し、県内のこどもの居場所と企業等との相互連携ネットワークの構築を図る県事業の一環として同企画を実施。
東京で活躍する沖縄県出身の医師/石川さんを講師として招き、ついに講話が実現しました。
■ 自分のこれまでを久しぶりに思い出せた、有難い時間。
< 講師:石川ケイ氏 (イシカワ ケイ)>
柏みんなクリニック イオン柏院 院長/東京都在住の石川さんは、沖縄県宜野湾市出身。県内の公立文系高校卒業後、3浪の末に医学部合格を果たし、現在ではめざましテレビへもご出演されています。
講話後、石川さんからは、「今回の講話準備をする中で、久しぶりに自分のこれまでを思い出せ、仕事へのモチベーションも一層上がった。子ども達と関わることもでき、機会をいただき本当に感謝している。」と有難いお言葉もいただいています。

■ 夏休みのはじめ、オンラインでつながった沖縄県内各地の「こどもの居場所」
当日は、石川さんのゆっくりと語りかける言葉が 県内各地の子ども達に届けられました。

どんな子どもだったか、好きだったことや医師を目指したきっかけ、目標を達成するためにどうしたか、皆が知りたい人生の逆転方法、そして「勉強ってやる意味、ある?」――。
子どもの目線で語られる石川さんの等身大のストーリーに、子ども達は真剣な表情で、時に驚いて顔を見合わせながら耳を傾けました。
講話の中では、石川さんの大好きなキャラクターの話を踏まえ「みんなタイプが違ってどちらが偉いなんてない、それぞれの好きが自分の強さになる」というメッセージも。
この日のために石川さん自身が準備したスライドも投影いただき、子ども達に各所で問いかけたり、身体を動かす場面があったりと各所に工夫も凝らしていただきました。

質問・発表タイムでは、各居場所のスタッフ様や子ども達から活発な発言もあり、会場一体が笑いあり賞賛ありの講師との交流時間に。

ワークシートの記入・発表時間には、「なりたい自分」や「夏休みの目標」を子ども自身が自分の言葉で書き出し、自分なりに発表する微笑ましい姿も見られました。


同企画では、講話の時間を通して子ども達が挑戦できる場面の創出を図り、居場所スタッフ様からも以下の嬉しい感想が届いています。
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ケイ先生のお話が子どもたちに響いたようで、諦めないことの大切さを学んだようです。積極的に発言する子どもたちの姿も見ることができ、とても嬉しく思っています。
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発表の機会が定期的にいただけたことで子ども達の集中力も持ち、褒められる機会がいただけたこともありがたかったです。 ケイ先生のお話に笑ったり驚いたり、子供達のいろんな顔を見ることができました。
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中学生は自己肯定感が下がってしまっている状態が当たり前になっている子も多く、この講話だけでなく、その後につながることが大変ありがたかったです。
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大人の私にとっても物凄く響く内容でした!このシートを持ち帰って自分自身についてもじっくり考えたいと思いました。
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勉強が嫌いな児童が多い中、今回の講話を聞いて夏休みの目標に勉強を頑張る等の前向きな考えを書いている児童がみられました。
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高校生たちにとっては話の内容に加え「わかりやすい伝え方」「スライドの構成」なども参考になったようでした。ちょうどAO入試のプレゼン資料を作っている生徒もいたので大変学びの多い時間になったと話していました。
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参加したこども達の中には不登校の児童も居て、後日、将来の夢を聞くことができました。
とても嬉しく思います。
■ 講話で終わらない。夏休みを通した「挑戦設計」
この企画が大切にしたのは、「この日だけで終わらない」ことでした。
申込段階でワークシートを配布し、事前・当日・企画後の夏休み期間中を通して取り組める設計に。
目標達成の認定証も作成し、子ども達のチャレンジを継続して応援できるよう図りました。

企画当日は、「夏休み中に1日1回できそうな目標」を立てることをねらいのひとつとし、「できない日があっても、次はどうすればいいか考える」ことの大切さを伝えられる内容に。
参加者様からも、このワークシートの活用をサポートしたいというありがたい声が届き、時間・場所を超えて子ども達を支える連携が生まれつつあります。
■ 離島の居場所にも、体験の機会を。
同企画では、地理的な条件を超え、県内各地の居場所にキャリア教育の機会を届けることも目的の一つでした。
当日は、11団体・約140名の視聴、宮古島からも1団体様にご参加いただくことができ、オンラインによるキャリア教育の可能性を実感する結果となりました。
一方、夏休みは子ども達の参加の見通しが不確定であったり、居場所におけるキャリア教育の重要度・認知度が必ずしも高くないことが課題として見えてきたと感じています。
■ 島嶼地域に生まれる可能性を信じる
人物や体験と直接出会うことは、何にも変え難い影響力と素晴らしさがあります。一方で、その機会が限られた状況下であっても、可能性・手立ての創出を諦めない。今回のオンラインキャリア講話は、その体現の第一歩となりました。
実は企画当初、子ども達と講師の交流がオンラインで望めるかの懸念もーー。しかし当日は、子ども達、そして大人達の笑顔が予想以上に画面に届いたことも印象的でした。

島嶼地域沖縄が、より自立的・主体的に可能性を見つける方法を 団体としてこれからも模索・実施していきたいと感じた子ども達との夏休み企画。
「誰かに無理だと言われても、自分まで諦めなくていい」
石川さんが、子ども達に向け 最後にゆっくりと伝えてくださった言葉が、今回ご参加いただいた皆様、そしてその周りの子ども達・大人達の1人でも多くに広がっていけばと思います。
ご参加いただいた皆様、この日に向けご準備・ご講話いただきました石川携様に心より御礼申し上げます。
(困窮者支援ネットワーク/企業等連携担当)
◆本事業では、沖縄県のこどもの居場所へのサポート・相互連携にご関心のある企業・団体様(沖縄県内外)からのご相談を引き続き募集しています。
◆ 団体運営こどもの居場所:太陽食堂
当団体では、運営するこどもの居場所、各種事業に活用させていただくご寄付・その他のサポートを募集しております。
→(こどもの居場所・こども食堂)太陽食堂活動Instagram
◆ 本件・寄付/サポートに関するお問い合わせ先
→ 団体HP > 問い合わせ
◆ 団体概要
名称: 特定非営利活動法人 困窮者支援ネットワーク
代表者: 代表理事 細田 光雄
所在地: 〒900-0004 沖縄県那覇市銘苅2-3-1
団体HP: https://www.konkyusyashien.com/
◆ 活動概要
当団体の活動は、困難を抱える子育て世帯への支援から始まりました。
その原点を法人名に込め、現在は、子育て支援・居場所運営・自立支援・企業/地域連携支援など、
さまざまな取り組みを行っています。
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