【特許取得】「ソフトウェアテストのスコープを見える化し、テストケースを自動設計、テストの優先度を提案する」特許をGC株式会社が取得
GC株式会社(本社:東京都/代表取締役:渡辺 泰治)は、テストを効率化し品質を向上させるテスト管理サービス「TESTANT(テスタント)」を開発しています。その中で使用する『テスト対象のサイトをサイトマップとして見える化し、サイトマップ内のページに対し推奨テストケースを自動設計し、テストの重要性・優先度を提案する』技術の特許を取得したことをお知らせします。
■「TESTANT」開発背景
GC株式会社では大手WEBサービスのQA(ソフトウェアテストの品質検証)チームを抱え、日々、ソフトウェアの品質向上に向き合っていますが、ソフトウェアテストには様々な悩みがつきものです。
「テストのバグの詳細が開発者に伝わりにくい」
「適切なテストを設計できる人が不足している」
「膨大なテストケースの中からどれが重要なケースかわからない」
などのソフトウェアテストにおけるコミュニケーションと設計に関する課題が多くあります。
上記の課題を解決するべく、テスト対象から自動で「サイトマップ」を作成し、テストを見える化し、対象のサイトに実施するべきテストケースを自動設計し、テストの優先度を提案するテスト管理ツール「TESTANT」の開発に至りました。
■取得済特許の概要
今回特許を取得した「テスト支援プログラム、テスト支援装置、ならびにテスト支援方法」は、テスト対象であるソフトウェアの見える化「サイトマップ」、サイトマップからテスト自動設計、テスト優先度の提案に関する技術を備えています。
特許の主要な技術ポイントは以下の通りです。
1.テストの見える化「サイトマップ」
- テスト対象サイトのURLを指定してクロール、もしくはサイトを操作した情報を記録してサイトマップを構築します。
- 構築したサイトマップ上のテスト対象ページを指定することでテスト範囲を設定します。(下図、青線部分)
- テスト範囲はサイトマップ上に強調表示されます。また、テスト対象のページフローを抽出し表示されます。(下図、右上キャプチャ部分)
2.テストケースを自動設計
- 指定したテスト範囲から自動的にテストケースが生成されます。
- ページ単体の各項目に関するテストケースから複数ページ間の遷移に対応付けられたテストシナリオまで自動設計の対象となります。
- 自動設計に加えて、手動でテストケースの新規作成や自動設計で得られたテストケースの編集も可能です。
- 得られたテストケース(テストシナリオも含む)の重要度を提案することで、効率的なテスト実行作業が実現可能となります。
- 過去に不具合を検出したテスト、アクセス頻度が多いページ、改修されたページや項目などの履歴情報に基づいて重要度を決定します。
- さらに、手動により優先度を設定することも可能です。
現在、本特許技術を有したプロダクト(TESTANT)を開発中です。2022年年内の皆さまへのβ版リリースを目指しています。
■特許情報
発明の名称:テスト支援プログラム、テスト支援装置、ならびにテスト支援方法
特許番号:特許第7093144号
特許権者:GC株式会社
■GC株式会社 会社概要
会社名:GC株式会社(ジーシー)
所在地:東京都中央区新富1丁目8番9号
代表取締役:渡辺 泰治
コーポレートサイト:https://www.grandchallenge.co.jp/
本リリースに関する窓口:藤山・田中
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