気候変動問題の解決を目指し衛星データを活用したプロダクト開発を進めるArchedaが、豊橋市に拠点を構えるアグリトリオと連携を開始
衛星データ利活用促進支援事業における2社の取り組みについて
アグリトリオが採択された「衛星データ利活用促進支援事業」は、豊橋市とサイエンス・クリエイトが、令和元年度の実施以来複数年度にわたって取り組んでいる、市町村単位での衛星データ活用アイデアに基づいた宇宙ビジネス創出の取り組みです。
令和4年度の本実証においては合計3社が採択され、アグリトリオは「農家が持つ森林資源の衛星データを活用したカーボンクレジット化」のテーマで採択されました。カーボンクレジットとは、企業が森林の保護や植林、省エネルギー機器導入などを行うことで生まれた温室効果ガスの削減効果(削減量、吸収量)をクレジット(排出権)として発行し、企業間での取引を可能にする仕組みです。カーボンクレジットは脱炭素社会実現に向けて現在注目を集めている仕組みであり、国内では現在経済産業省・環境省・農林水産省がJ-クレジット制度を運用しています。今回、豊橋市における森林資源をリモートセンシングデータで取得し、カーボンクレジット化において重要な森林の平均樹高推定をアルケダが行いました。最終的な知見については、豊橋市とサイエンス・クリエイトが2023年3月に実施する最終報告会で発表される予定です。
Green Insight(グリーンインサイト)について
光学・SAR衛星画像やLiDAR等のリモートセンシングデータを用いた独自の解析技術により、森林の二酸化炭素吸収量の推定や森林破壊の検知などをモニタリングできるサービスです。また、カーボンクレジットのベースラインの検証やプロジェクトの監視を可能にすることを目指しています。Green Insightの開発を進めていくにあたり、実証実験のパートナー企業も募集しています。ご興味がある方は、当社ホームページの問い合わせからお気軽にお声掛けください。
コーポレートサイト:https://archeda.inc
今後の2社の取り組みについて
今回の衛星データ利活用促進支援事業にとどまらず、アルケダとアグリトリオの2社で協業を見据えた事業連携を進めていきます。特に、アルケダが現在開発を進めている、森林の二酸化炭素吸収量の推定や森林破壊のモニタリングを可能にするサービス「Green Insight」を、アグリトリオが全国に持つ農家へのチャネルを活用し、多くの事業者のもとに届けていきたいと考えています。
株式会社Archedaについて
アルケダは、リモートセンシングデータを活用した自然環境の解析ソリューションを提供し、人と自然が共存していける持続可能な世界を目指して活動しています。現在、森林事業者やカーボンオフセットに関心の高い事業会社との連携を進めながら、プロトタイプ開発を進めています。
会社名:株式会社Archeda(アルケダ)
代表者:代表取締役CEO 津村洸匡
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木一丁目25-5 BIZSMART代々木
担当者:長田大輝
コーポレートサイト:https://archeda.inc
※お問い合わせは以下のお問い合わせフォームからお願い致します。
https://archeda.inc/contact
株式会社アグリトリオについて
アグリトリオは、自動車・汎用機器等部品の製造販売事業で80年に及ぶ歴史を重ねる武蔵精密工業株式会社が、更なる成長を目指して推進する新規事業創出プロジェクトから生まれた事業会社です。現在、『農How®』プラットフォームの開発およびフランチャイズシステムの提供、農福連携サービス『農Care™』提供を行っています。
会社名:株式会社アグリトリオ
代表者:代表取締役 石川浩之
住所:〒441-8560 愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
お問い合わせ担当者:石川浩之
メール:hiroyuki_ishikawa@musashi.co.jp
電話:0532-25-8156
コーポレートサイト:https://agritrio.co.jp
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