iBodyと東京大学 ウサギモノクローナル抗体のヒト化技術に関する共同研究を開始

iBody 株式会社(愛知県名古屋市,代表取締役 天草 陽、以下「iBody」)は、東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 津本 浩平 教授とウサギモノクローナル抗体のヒト化技術に関する共同研究を開始しました。
ウサギ抗体は、一般的に使用されているマウス抗体と比べ親和性、特異性が高いことで知られていますが、ヒト化技術が障壁となり一般に治療薬としての開発が進んでいません。東京大学大学院工学系研究科とiBodyは、本共同研究により、ウサギモノクローナル抗体の治療薬化を実現するために、そのヒト化の普遍的な技術の確立を目指します。
【iBodyについて】 名古屋大学農学部分子生物工学研究室・中野秀雄教授の開発した抗体発現技術をベ ースに2018年に創業したスタートアップ企業です。ヒトやウサギ、アルパカなどの微量血液や組織中に存在するB細胞から迅速かつ網羅的にモノクローナル抗体を発現・探索する「Ecobody技術🄬」をコア技術として有しており、モノクローナル抗体作製の受託サービスの提供や共同研究での取り組みを行っています。
【Ecobody技術🄬について】 シングルセルテクノロジーとセルフリーでの抗体発現技術(特許技術)によって、効率的にモノクローナル抗体を取得するiBodyの独自技術です。一つ一つのB細胞から、シングルセル逆転写PCRによってモノクローナル抗体遺伝子を増幅し、Fab抗体を無細胞系で発現して評価します。全ての工程を試験管内で実施する事によって、網羅的かつ迅速に目的の抗体を探索する事が可能となりました。
【本件に関するお問い合わせ先】
iBody 株式会社 管理部
E-mail:info@ibody.co.jp
TEL:052-753-8654
すべての画像