酵素反応の定量的解析キット～酵素分子の驚異的なパワーを実感！！～「乳酸脱水素酵素(LDH)活性測定キット」販売

大阪大学名誉教授 倉光成紀先生監修マニュアルを付属　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　使用環境に合わせたカスタマイズにも対応

科学技術の発展とそれを支える人材育成教育を応援する、合同会社eLANT(本社：大阪)は、酵素分子の驚異的なパワーが実感できる「乳酸脱水素酵素活性測定キット」を販売しています。
大阪大学名誉教授 倉光成紀先生監修のマニュアルと秤量済み試薬ですぐに実験を始めることができます。また、自由度の高いキットでもありますので、添付の阻害剤を使用して阻害のメカニズムを考察するなど、使い方次第で探究的な実験ができます。https://www.elant.co.jp/kit/

図1: 乳酸脱水素酵素の立体構造 (White et al. (1976) J. Mol. Biol. 102, 759-779). 乳酸脱水素酵素は 4 量体から成り、4 つのサブユニットそれぞれが反応を触媒する.

我々の身体には100,000種類以上のタンパク質があり、それらが協調して働いてくれているおかげで日々活動ができていることがわかってきました。しかしその約100,000種類のうち約半数のタンパク質の機能はまだわかっていません。したがって、大発見できるチャンスはまだ多く残されていますが、ヒトを含めた生物全体の環境適応などを、体系的に、原子レベルの化学反応として理解することは難しいのが現状です。
それらタンパク質の中には、様々な生体分子と結合した後、結合した分子の共有結合を変換させるパワーを持った「酵素タンパク質」が多数存在します。
その酵素の反応に共通な原理が化学的に理解できるようになると、酵素タンパク質分子のすばらしさが体感できるとともに、酵素が関与する様々な生命現象がわかりやすくなり、将来の大発見が意外に簡単であることも体感できるようになります。
本キットでは、乳酸脱水素酵素(LDH)を例にとり、酵素反応を定量的に解析できるようにしました。必要な試薬類は秤量されており、付属の溶液で溶かすことですぐに実験が可能です。

図 2: キットに付属されるマニュアル.

乳酸脱水素酵素は、グルコースからエネルギーを獲得する反応過程において働く酵素で、急な激しい運動などにより酸素の供給が十分でない時に、ピルビン酸から乳酸を生成する酸化還元反応を触媒します。
またこの酵素は、細胞がダメージを受けると血液中に流れ出るため、肝炎・心筋梗塞・悪性リンパ腫・白血病などの診断の指標として用いられています。

図 3: 乳酸脱水素酵素による反応

使用環境に応じた実験ができるように、カスタマイズも受け付けています。
酵素の種類や容量など、できる限り対応させていただきます。
また、実験の方法等もご相談を受け付けますので、気軽にご連絡ください。

【会社概要】
社名：合同会社eLANT(イーラント)
住所：〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1-1-3
大阪駅前第３ビル29階1-1-1号室
代表：尾崎琴音
Email：[e-mail]
設立：2021年1月21日
事業内容：研究用試薬の販売、教育用キットの販売
HP：https://www.elant.co.jp/home/