イタリアで話題沸騰中の「Fluendo」のテニスラケット向け「振動止め」製品がついに日本上陸、特許取得済の高性能素材を採用と、これまでにない取り付け位置で高い振動抑制効果を実現。6月5日より販売開始。

従来の振動止めとはコンセプトの異なる「Fluendo」ブランドのテニスラケット用の振動止め商品を6月5日から日本で販売開始いたします。製品ラインナップは「DOCTOR」「5G」「Loop」の全3種類。

ワイズ・グローバルソース合同会社

2023年6月5日 11時00分

高品質、高付加価値の商品を提供する海外パートナー企業の開拓、日本市場への展開の企画・推進及び販売を行うワイズ・グローバルソース合同会社（千葉県千葉市）は、イタリアで話題沸騰の「Fluendo」ブランドのテニスラケット用振動止め製品の日本での販売事業を、6月5日より開始いたします。
製品ラインナップは全3種類、ラケットのスロート部分に装着する「DOCTOR」と「5G」、ストリングスに装着する「Loop」がございます。

テニスエルボーをはじめ、手首や腕の痛みに悩むテニスプレイヤーにとっての新しい選択肢の登場です。

「Fluendo」の振動止め製品の特長

「Fluendo」社の振動止め製品のラインナップは全3種類で構成されています。

87.5％以上の振動減衰率を誇る最強の振動止め「DOCTOR」、わずか5gと軽量ながら50%以上の振動を抑制する「5G」、4本の縦ストリングスに装着することでストリングスの共振を抑える「Loop」がございます。

従来の縦ストリングス2本に装着する振動止め製品とは異なり、「Fluendo」の振動止め製品「DOCTOR」と「5G」はスロートのグリップに近い位置に装着する商品であるところが最大の特長といえます。

素材についても特許取得済の特殊なヴァルカナイズ製法により高い柔軟性と弾力性を持つHRCシリコンを使用しているため、インパクト時に発生する振動を大幅に減衰することができます。取り付け位置がラケットフレームの重心に近いため、製品の重量を感じさせることが少なく、サポーターのように腕に装着するわずらわしさもないためプレーへの影響も抑えられています。

「Loop」はラインナップの中で唯一ストリングスに装着する製品ですが、一般的な振動止めは縦ストリングス2本の間にセットするのに対し、この「Loop」は「4本」の縦ストリングスを押さえる製品となっており、インパクト時のストリングスの共振をより効果的に抑制することができます。

素材に特許取得済のTPEシリコンを採用しているため、共振抑制効果も高い製品となります。

スロートに装着する「DOCTOR」「5G」とストリングスに装着する「Loop」とを組み合わせてお使いいただくことで、より高い振動抑制効果を得ることができます。

テニスエルボーをはじめ、手首や肩などの腕の痛みに悩むプレイヤーにとって、新しい選択肢となるでしょう。

また故障を避けたいジュニアプレイヤー/シニアプレイヤーにとっても有効な予防策といえます。

「Fluendo」の各製品について

「Fluendo」社の振動止め製品のラインナップは以下の3種類となります。

◆ DOCTOR

インパクト時に発生する振動を87.5％以上減衰、「Fluendo」の振動止めの最強モデルです。

特許取得済の特殊なヴァルカナイズ製法により高い柔軟性と弾力性を持つHRCシリコンが、87.5％以上の振動を減衰します。

これまでにない取り付け位置、そのユニークな固定方法、シリコンの厚み/重量も、優れた振動減衰効果を実現する一因となっています。

取り付け位置がラケットの重心に近いため、あまり重さを感じさせることがなく、プレーにも影響が出にくい製品です。

ストリングスに装着する「Loop」との組み合わせでより高い振動抑制効果を得ることができます。

・製品仕様：カラー：全10色 / 素材：HRCシリコン / 重量：14g

◆ 5G

わずか5gと軽量ながら50%以上の振動をカット、イタリアにおいて3モデル中最も人気の高い製品です。

その名の通り 5g という軽量な製品ながら、特許取得済の特殊なヴァルカナイズ製法により高い柔軟性と弾力性を備えたHRCシリコンがインパクト時に発生する振動を50%以上減衰します。

取り付け位置については、ラケットシャフトのヨーク部といわれる根元部分に独特な形状の突起部分が窪みに沿うよう設置します。ラケットフレームの重心に近く非常に軽量であるため、プレーにも影響が出にくいといえます。

ストリングスに装着する「Loop」との組み合わせでより高い振動抑制効果を得ることができます。

※ 「5G」は、PADELのラケットにも装着可能です。

・製品仕様：カラー：全3色 / 素材：HRCシリコン / 重量：5g

◆ Loop

Fluendoのラインナップ中、唯一ストリングスに装着するタイプの振動止め製品ですが、一般的な振動止めは縦ストリングス2本の間にセットするのに対し、この「Loop」は「4本」の縦ストリングスを押さえる製品となっており、ストリングスの共振をより効果的に抑制することができます。

特許取得済のTPEシリコンを素材に採用、わずか3gの軽量な振動止めです。

スロートに取り付ける「DOCTOR」や「5G」と併せてセットしていただくことで、さらに高い振動抑制効果を得ることができます

・製品仕様：カラー：1色 / 素材：TPEシリコン / 重量：3g

「DOCTOR」+「Loop」、「5G」+「Loop」のセット販売も

スロートに取り付ける「DOCTOR」「5G」とストリングスに取り付ける「Loop」を組み合わせてお使いいただくことで、より高い振動抑制効果を得ることができますので、テニスエルボーをはじめ、手首や肩などの腕の痛みに悩むプレイヤーにとって、新しい選択肢となるでしょう。

また故障を避けたいジュニアプレイヤー/シニアプレイヤーにとっても有効な予防策といえます。

※「DOCTOR」「5G」と「Loop」を個別に購入するよりもお得な価格でご購入いただけるセット販売もご用意しております。

「Fluendo」誕生のストーリー

ある日、Fluendo創業者のマッシミリアーノがネットサーフィンをしていた時、アンドレ・アガシの写真を目にしました。写真の中のアガシのラケットには、ストリングスに奇妙な輪ゴムが巻かれており、写真の説明には「このゴムがストリングスの共振振動を吸収する」とありました。

これに興味をそそられた彼は「違う位置に配置したほうが、もっと効果が出るのでは？」と考えはじめました。

彼の部屋には、以前、友人が持ちこんだゴムのような素材のシートがあり、それを細長く切って針と糸でラケットに取り付けてみました。

全く同じモデルのラケットを2本持っていたので、1本にこの試作品を装着、もう1本には装着しない状態で、実際にボールを打ち比べてみたところ、明らかな違いを感じ取ることができました。彼の隣人の元テニス選手にも試してもらったことろ同じ印象を受けていました。

知り合いのエンジニア(彼も元テニス選手)にも試してもらったところ、その効果に驚き「もっと素敵にしてあげる」と3D金型を作成してくれ、さらに数点の改良を加えたプロトタイプが作り出されました。

これが「Fluendo DOCTOR」の原型となったのです。

ボローニア大学の工学部の学生だった彼らはその効果を確信し、さまざまなモデルのラケットでテストを実施したところ、いずれも80%以上の振動を減衰できることを実証することができました。

こうして、どんなテニスラケットにも汎用的に使用できる振動止め「Fluendo DOCTOR」が誕生しました。

この製品で特許を取得後も、より軽量なFluendo 5GやFluendo Loopが開発・発売されていくこととなりました。

AMTI（イタリアテニス医師会）のジョバンニ・ディ・ジャコモ教授も、その振動抑制性能と腕のトラブルの予防効果を認めています。

「Fluendo」のテクノロジー

◆ 特許技術による優れた振動減衰率

Fluendoでは製品の素材として特許取得済の特殊なヴァルカナイズ製法により高い柔軟性と弾力性を備えた「HRCシリコン」を採用することで、人体に悪影響を与える低周波振動を効果的に抑制する製品を提供しています。

「DOCTOR」「5G」「Loop」の効果を実証すべく、Fluendoでは専用の測定機器やシステムを製作、インパクト時の振動止め製品の挙動や反応を定性的・定量的に測定するためのテストを実施しました。

Fluendoでのダイナミック・インパクト・シミュレーション・システムにより衝撃／振動の発生および信号の減衰モードの測定・記録を実施。

測定機器で取得したデータをもとに、振動波の吸収の状況を把握・評価するため、様々なツールを使用しています。

この検証システムでは、ラケット速度とボール速度を加えた210-220km/hをショット時の衝突速度として、ストリングス面に衝突する際の衝撃をシミュレーションできるよう設計されており、受信した信号の記録から、振動の大きさ、衝撃の大きさ、信号の減衰を特定することが可能です。またTFFT（Temporal Fourier Fast Transformation）分析による周波数分布分析を行い、時間に対する周波数分布を正確に表現できるシステムにより周波数分布、応答、信号の減衰モードを評価しています。

こうした評価を複数の手法によって実施し、Fluendoの振動止め製品の効果は数値的に実証されています。