ITbookホールディングスに関する昨今の異常事態について
2023年6月21日
株主の皆様へ
ITbookの企業価値向上を目指す株主の会
ITbookホールディングスに関する昨今の異常事態について
当会は、ITbookホールディングス株式会社(以下「ITbookHD」)の企業価値の向上を目指して、取締役選任の株主提案を2023年4月21日に提出したところですが、その後の公表により、以下のように、ITbookHDが異常ともいえる事態となっていることが発覚しております。当会では、このような状況を憂うとともに、株主提案が可決された暁には、今後のITbookHDの正常化に向けて、最大限努力する所存であることをここに改めて表明いたします。
■5月18日 連結子会社従業員による横領
約6700万円が、連結子会社の株式会社サムシング(ITbookHDの前社長が代表取締役として経営してきた会社)の経理担当マネージャーであった従業員により横領されていたことが発覚しました。
■5月30日 決算が定時総会に間に合わない事態
決算手続完了に時間を要するため、計算書類の報告が定時株主総会に間に合わず、後に継続会を開催して計算書類を報告するという異常事態となりました。
■5月30日 会計監査人の交代の公表
上場会社の会計監査人の交代は非常に重要であることに加え、横領の問題、さらには、その後公表された会計処理の一部の疑義という問題山積の中で、会計監査人を交代することには問題があるものと考えます。
■6月16日 会計処理の一部に疑義
ITbookHD及びその連結子会社であるITbookテクノロジーの会計処理の一部に疑義があるとの指摘を外部機関から受けたことが公表されました。すでに延期されていた計算書類の報告について、さらに時間がかかることが懸念されます。
なお、当会代表の恩田饒ら株主は、本年4月14日に、ITbookHD子会社からアパテックジャパン株式会社への約2億円の出資について、対象取締役に対する株主代表訴訟を提起しており、訴訟を通してITbookHDの損害が回復するよう努力しております。
以 上