就職氷河期世代支援広報キャラクターに俳優・風間俊介さんを起用「一人ひとりの想いのそばに。」広報コンテンツを公開

厚生労働省

2024年10月1日 13時00分

厚生労働省では、バブル崩壊後の1990～2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った方々（就職氷河期世代）の支援のための「就職氷河期世代支援に関する行動計画2024」において、広報キャラクターに俳優の風間俊介さんを起用いたしました。今後、特設サイトや動画、ポスター、チラシ、タイアップ記事、広告などにより、支援が必要な方々に向けて情報を届けてまいります。

「就職氷河期世代支援に関する行動計画2024」は「就職氷河期世代支援プログラム」を着実に実行するための計画で2019年から定期的に策定してまいりました。令和6年度においては、令和５年度から位置づけられた2年間の「第二ステージ」として、これまでの支援の成果等を踏まえて強化した施策を着実に実施するとともに、就職氷河期世代の実態の把握を図りつつ、「第一ステージ」の総括的検証を踏まえた施策の見直し等を行い、より効果的な支援に取り組むとした方針に基づき、就職氷河期世代の就労や社会参加を支援する施策・事業の具体的内容を定め、着実な実行に取り組んでおります。本行動計画では、全国及び地方のプラットフォームを通じて、社会全体の気運醸成や好事例の横展開を図りつつ、関係府省の連携をはじめとして、地方自治体や関係支援団体、当事者団体、さらには労使双方の産業界を含め、最前線で取り組む職員・相談員一人ひとりまで、思いを一つにして就職氷河期世代の方々の活躍の機会が広がるよう継続的な取組を推進しており、そのシンボルとなる動画などの広報コンテンツを制作いたしました。

動画：「一人ひとりの想いのそばに。」就職氷河期世代の方々への支援のご案内

■「一人ひとりの想いのそばに。」自分の「いま」を変えたい。あなたの想いを受け止め、不安や悩みに寄り添いながら、未来への道筋をいっしょに見つけます。

今回制作した動画では、「あの時は大変だった」「自分には無理かもしれない」「いまだに正社員になれない」「この先不安しかない」といった声に対して、正社員を目指す方に向けた求人の紹介や職業訓練のあっせんを行う「ハローワーク」、働くための一歩を踏み出したい方への就労支援プログラムを提供する「サポステ」、ひきこもりなどに対して専門の相談員が社会参加への道筋を一緒に考える各種支援機関など、支援を必要とする方の状況やニーズに合わせたさまざまな専門窓口や具体的な支援内容を紹介しています。

▼俳優・風間俊介さんへの就職氷河期世代に関するインタビュー・メイキングコメント紹介

高校生の頃から「就職氷河期」という言葉をよく耳にし、その世代の厳しい就職状況を感じていたそうです。当時多くの人が第一希望の職に就けなかったことや、同期が少なく孤独を感じることが多かったのではないかと振り返ります。もし芸能界にいなかったら、思うような就職ができなかったとしても、その時代に感じた悔しさや不満を押し殺しながらも前に進んでいたのではないかと回答。また、もし不安定な状況が現在まで続いていたら、の問いには、年齢を重ねれば重ねるほどその一歩が本当に難しいとは理解しつつも、自身がその立場であれば怖くても将来の自分にとって大きな意味を持つと信じ一歩を踏み出したいと語りました。勇気を持って一歩を踏み出すことの大切さを訴え、相談員など周りのサポートを受けることで前に進むことができると願いを込めた励ましのメッセージで締めくくりました。