GARLOCHÍ 58年の歴史にフィナーレを飾るマヌエル・リニャン来日公演世界初公演！

タブラオで初めて魅せる美しい2つの顔 2025年12月9日(火)〜12月18日(木)

株式会社バモス

2025年11月13日 18時30分

　株式会社バモス（住所：静岡県静岡市　代表取締役：村松多加代）では、施設の老朽化に伴い2025年12月末日に58年の長い歴史に幕を閉じるGARLOCHÍの最後の公演としてマヌエル・リニャンを招聘し、その偉大な功績をたたえます。

　幼少期、彼は自分の部屋に閉じこもり、母のグリーンのスカートを身にまとい、髪に花を飾り、化粧をして踊っていました。「男の子だからこの部屋の外ではタブーな踊りでした」──その踊りは、隔離された小さな空間の中で彼だけの喜びと夢を育みました。

　踊りはいつも、彼の内側に確かに存在していました。

　踊りの世界は彼を男性としての振り付けで育てましたが、彼は自らの感性と表現を貫き、フラメンコ界の頂点に立つ存在へと成長します。

　今回のステージは、長い年月をかけて築き上げてきた自身のアイデンティティを踊りで再確認する、マヌエル・リニャンの原点回帰ともいえる公演です。

　世界中の舞踊家を対象に投票で選ばれる「マックス賞」を、彼はこれまでに3度受賞。3度目の受賞作である『VIVA*』（2019年〜）は、男性舞踊手たちが女装して踊るという革新的な試みで、純粋さ、技術、芸術性のすべてが高く評価され、フラメンコの新時代を切り拓いた作品として世界を巡演し続けています。

　今回のリサイタルでは、男性性と女性性が日替わりで交錯し、マヌエル・リニャンの真髄が余すことなく表現されます。

　後世に語り継がれるであろう、伝統と革新が共鳴するステージをどうぞご期待ください。

*2019年マドリード初演。トランスジェンダーの男性舞踊手全員が綺麗に化粧をし、女装をして踊る作品。出展：Flamenco fan

Manuel Liñán（マヌエル・リニャン）

マヌエル・リニャン、1980年生まれ。フラメンコをルーツとするアーティスト。

2009年、「TAURO」に始まり、ヘレスのフェスティバルで新人賞を受賞。「MUNDO Y APARTE」「SINERGIA」の作品で世界中の重要なフラメンコフェスティバルにて公演。

2006、2013、2014年、スペイン国内の「FLAMEMCO HOY」を受賞。

2013年「NÓMADA」の演目でヘレスのフェスティバルにて踊り手かつ振付師として大好評を得、ニューヨーク、ロンドン、マドリード、マイアミ、ミラノなどの主なる劇場を巡り世界を周る。

2016年「REVERSIBLE」の作品で型破りフラメンコの最前線に立つ。ヘレスのフェスティバルにて受賞。2度目のマックス賞受賞。

2017年、名誉あるスペイン国家舞踊賞を受賞。2018年、「BAILE DE AUTOR」

2019年、「VIVA」で3度目のマックス賞。ヘレスのフェスティバルでも受賞。2020年、「PIE DE HIERRO」2024年、「MUERTA DE AMOR」

踊り手としてだけでなく、多くの踊り手や舞踊団、オペラの舞台などでの、振付師や舞台監督としても活躍し、多くの作品を生み出している。

Instagram：https://www.instagram.com/manuellinan/

GARLOCHÍ

1967年エル・フラメンコとして新宿区にオープン。日本におけるフラメンコ界を牽引。スペイン本国の踊り手たちの伝説のタブラオ。2016年エル・フラメンコの後を引き継ぎGARLOCHÍとして再オープン。本場スペインより第一線で活躍のフラメンコアーティストを招き、アジア唯一の本格的タブラオとしてその名を馳せる。2022年にパンデミックの影響で惜しまれながら閉店。株式会社ファミリーアーツに経営を引き継ぎ、様々なジャンルのエンターテインメントを行うShowレストラン「GARLOCHÍ」として生まれ変わる。株式会社バモスでは、GARLOCHÍのコンセプトのもと、スペイン人を招聘して行うフラメンコショーの企画運営として現在に至る。

【マヌエル・リニャン公演概要】

日程：2025年12月9日（火）〜12月18日（木）

場所：GARLOCHÍ(ガルロチ)

住所：東京都新宿区新宿3-15-17 伊勢丹会館 6F

時間：昼／夜　※日程によって異なります。

料金：プレミアムシート \22,000／SS席 \18,000／S席 \15,000／A席 11,000／子供・学生 7,000／障碍者割引 4,000