メタバースで教育相談会!不登校に悩む保護者に届け! 北星余市校の現役教師らが立上る!
全国の不登校児を数多く進学させた実績を持つ北星学園余市高等学校(北海道余市町)の現役教師らが、3月3日(日)参加費無料の教育講演・相談会を、メタバースで開催する。(共催:株グレープヴァイン)
●参加費無料 メタバースで現役教師に不登校のお悩み相談
2023年3月3日(日)18:30~20:15 北星学園余市高等学校(以下北星余市)は、(株)グレープヴァインと共催し、メタバースでの通信サービス『Metalife』を利用した『オンライン教育講演・相談会』を開催します。参加費は無料。
参加者はWEBページから申し込むことで、事前に送られる専用URLからメタバースの会場にアクセスします。『Metalife』は、メタバースをゲーム画面のような2D世界で構築しており、キーボードの十字キーでアバターを直観的に操作することが可能です。
また、距離の近いアバター同士で会話ができることから、話したい相手にのみコンタクトができ、圧迫感がなく、リラックスして参加することができます。
当日は、「教育講演(学校説明+トーク)」と「個別相談会」の2部構成となっており、現役教師との「個別相談会(限定10組まで)」には事前申し込みが必須となります。
●北星余市校 教師(広報担当)から「一人で悩まないで」
北星余市では現在、全国各地で教育相談会を開催しております。このほど、来月3/16に東京で行われる教育相談会に先駆け、3/3(日)18:30からバーチャルコミュニケーションツール『MetaLife』を用いた「オンライン教育相談会」を開催いたします。
『MetaLife』はアバターを操作してスペース内を移動したり、他のアバターに近づくと話しかけられるバーチャル空間です。(カメラを非表示にすることもできます)相談会場に直接お越しいただけない方でもご自宅から参加できます。
当日は、本校の教員以外にも現役生徒や保護者、卒業生も出席予定ですので、実際の高校生活や卒業後の進路などについて質問することもできます。
不登校でお悩みの方、環境を変えて高校生活を送ることに興味のある方は「一人で悩まないで」是非、お気軽にご参加ください。
広報担当者の小野澤先生。持ち前の明るさと情熱が魅力。
当日のスピーカーとして登壇予定。
●”北星余市”ってどんな学校?
”北星余市”とは、北海道のキリスト教主義学校法人である北星学園の系列校「北星学園余市高等学校」の通称です。北星学園の教育の源は、1887(明治20)年、米国の女性宣教師サラ・C・スミスが女学校を開設し、北海道の女子教育に着手したことに遡り、現在でも北海道の名門学校の一つとして有名です。
北星余市と不登校児との関わりは、長い歴史があります。1988年に全国で初めて「他校中退者」の受け入れを大々的に開始しました。その当時、高校を中退した若ものの行き場は社会的に整備されていなかったことから、全国から多様な背景をもった生徒が集まりました。
暴力的な手段や威圧することでしか自己主張と他者との関わりの術を知らなかった生徒たちでしたが、下宿生活や学校生活を通して、教師陣による根気強い教育と、その愛情に触れることで、生徒同士が互いを思いやり、助け合いながら生きていく術を身につけていきます。
一度は、あきらめた「高校卒業」や「大学進学」という夢をつかみとった卒業生たちは、現在の日本でも様々な業界で活躍しています。
●ドラマや映画のイメージがあるが…今は
この北星余市が再び全国的に広く認知されるようになったきっかけは、本校で起きた実話を基にした映画やドラマでした。2003年10月期ドラマとしてTBS系金曜ドラマ枠で放送され、竹野内豊さんや市原隼人さんらが出演した『ヤンキー母校に帰る』(2003)や、嵐の櫻井翔さんが主演した映画『ヤンキー母校に帰る 旅立ちの時』(2005)です。
これらの作品によって、北星余市は一躍有名になると同時に、「ヤンキーや不良少年たちが集まる高校」というイメージが定着することになりました。
それから、二十年という月日が流れ、現在の日本を取り巻く環境は大きく変化いたしました。フリースクールや通信制学校が多く設立されたことで全国的にセーフティネットが整備され、また、「非行」問題より「不登校」問題が顕著に表れることになりました。
そのため、北星余市に入学する生徒たちは、年々その時代の影響を受け、変化し続けました。教師らも都度、柔軟に対応方針を変えながら受け入れ、現在では、「ヤンキー」とよばれる元気があふれる若者から、引きこもり経験者など不登校を経験した若者や、さらには、北星余市の校風に惹かれて入学する者、北海道というロケーションでの下宿生活をしたいと思い入学する者など、多様な背景をもった生徒が集まっております。
●今だから輝く 北星余市の教育姿勢
受け入れる生徒層が変化したからといって、北星余市の教育の本質が変わることは決してありませんでした。
校長の今堀氏は、「偏差値やテストの成績より、もっと大切にすべきことがある」といいます。それは、生徒が過度な競争世界から離れ、「ここに居ていい」という居場所を創ることで、生徒同士が生身の「人」と「人」との触れ合いの中で培われる感受性を養い、生きる自信と力を育てることです。
そのため、教師たちは、生徒の「十人十色」の個性を大切にしつつ、一人ひとりと真剣に寄り添う教育姿勢を貫いています。生活指導においても、地域の下宿の管理人さんたちと協力し、生徒に向き合います。
また、教科学習面では、多様な学習歴を持った生徒がいることを前提に授業が進められ、小さな「わかならい」を大切に、丁寧に教えていきます。
課外活動では、「やりたい」を大切にしており、生徒たちの関心や好奇心の「芽」を素早く見つけ、その活動をサポートします。いままでには、ロケーションを活かした「ヨット」や「ラフティング」「スキー・スノーボード」、地域のボランティア活動や、各種行事の企画など生徒主体の活動が数多く運営されています。
●”牧師”が語る北星余市の魅力
SNSなど流行する昨今、自分の価値が瞬時に相対化されてしまう時代だと言えます。一昔前は、「学校で一番頭がいい」や「クラスで一番運動できる」などという周囲の言葉が、子どもの自尊心と肯定感に大きく直結していました。しかし、SNSの流行で、「日本一」や「世界一」の情報が日々飛び込んでくる。また、全国統一学力テストなどでは、自身が日本でどれだけの学力があるか可視化されてしまいます。
自分が生きている世界の外にある情報がたくさん流入し、見えないライバルと競い続ける。こうした、能力重視の価値観は気が付けば学校のクラスの中に蔓延し、子どもたちは気が付かないうちに疲弊しているのだと思うのです。
北星余市の教育の素晴らしさは、「どんな背景のある子どもでも」その生徒の本来の個性が「素敵なものである」と自覚する経験を提供できること、また、その個性を伸ばすことに全力で向きあう教師たちがいる、ということです。
知識の習得が大切であることは言うまでもありませんが、学び得られた知識をどのように人間的なコミュニケーションの中で表現するか。こうした人間性の教育こそ、北星余市の価値であり、現代で必要な教育だと考えております。
こうしたことを言う私も、本校の卒業生。北星余市の教育に救われた一人です。子どもの不登校で悩んでいる方、子どもの進路が心配な方は、ぜひこの機会にご参加ください。
同日、司会を務める後宮 嗣
(株)グレープヴァイン 代表取締役
日本基督教団 世光教会 牧師(伝道師)
私立同志社中学校・高等学校 非常勤講師
【 講演・相談会に関するお問合せはこちら 】
株式会社グレープヴァイン
担 当: 後宮 嗣(うしろく つぐ)
TEL : 050-5803-2777
時間 : 10:00~18:00
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