ふたたび、文化が集い、人が集う谷へ。「一乗谷文化祭」開催

3月23日-24日北陸新幹線福井・敦賀開業記念　一乗谷朝倉氏遺跡にて初開催

福井県デザイナー協会

2024年2月29日 13時00分

福井県デザイナー協会がプロデュースするイベント「一乗谷文化祭」を3月23日（土）24日（日）に一乗谷朝倉氏遺跡・唐門前広場周辺で開催します。福井市にある一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代の城下町全体が遺跡となって残された、全国でもまれな大規模遺跡です。約100年間、戦国大名朝倉氏の城下町として栄えた一乗谷には、北ノ京とも言われる豊かな文化がありました。食文化、まちづくり、ものづくり、建築や芸能 ... 発掘調査によって次々と明らかになった当時の暮らしに学び、今ふたたび、さまざまな文化が谷へ集います。里山の芽吹きが美しい春の一乗谷で、当時の賑わいに思いを馳せる1日をお過ごしください。

春の一乗谷を彩る音楽とパフォーマンス・遺跡ライトアップ

特設ステージ「唐門舞台」では、福井に伝わる伝統芸能の披露や、多彩なミュージシャンによるライブを開催します。23日の夕暮れ〜夜にかけては、orange pekoe、momo×吉村勇作、によるライブを遺跡のライトアップとともにお楽しみいただけます。また、戦国時代に武士の嗜みとされていた「蹴鞠」にちなんで、フリースタイルフットボール世界ランク2位、現日本・アジア王者の吉田伊吹氏によるパフォーマンスを行います。

戦国時代の賑わいを再現したイベント会場

一乗谷文化祭のイベント会場では戦国時代の城下町をイメージしたブースに福井県内の人気店が多数出店し、当時の賑わいを再現します。会場には戦国時代の町人に扮した人々が行き交い、当時の雰囲気をお楽しみいただけます。

谷の商店・谷の市場・谷の台所

戦国時代に一乗谷に集積されていた高度な技術は、今の福井のものづくりにも繋がっています。「谷の商店」では、伝統工芸品のみならず、ガラスや暮らしの道具、雑貨など、当時の様子を思い起こす個性豊かなお店が並びます。

「谷の市場」では、その昔、一乗谷に豊かな食材が集まっていたように、野菜やお米、お菓子など、とっておきの食材が集まります。「谷の台所」では蕎麦や海鮮汁などの福井グルメをお楽しみいただけます。

大人も子供も楽しめる！谷のまなびや

都から一流の知識人を招いていた戦国時代のまなびやをヒントに、福井県内の文具店「ホリタ文具」、福井県フリースタイルフットボール協会などによる、大人も子供も楽しめるワークショップを開催します。

戦国時代のタイムカプセル　一乗谷朝倉氏遺跡

イベント当日は、観光マイスターの岸田清氏（朝倉氏遺跡保存協会会長）とめぐる遺跡ガイドツアーや、遺跡をめぐるクイズラリーなど、一乗谷朝倉氏遺跡を楽しく知ることができる機会を創出します。

一乗谷朝倉氏遺跡は、昭和46年に国の特別史跡に指定され、以来、50年以上にわたり、発掘調査と整備が続けられてきました。遺跡内の4つの庭園が国の特別名勝に、遺跡からの出土品2,343点が国の重要文化財に指定されており、朝倉当主の館跡をはじめ、武家屋敷や道路などの町並を復元した地区など、谷全体に多くの見どころが点在しています。