サンタ・バーバラで初めてピノ・ノワールを植えた歴史的な畑を持つ、『サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤード』を販売開始いたします。
ピノ・ノワールを開拓したサンタ・バーバラの老舗ワイナリー
株式会社 都光(東京都台東区)は、2024年6月25日(火)より、サンタ・バーバラで初めてピノ・ノワールを植えた歴史的な畑を持つ、『サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤード』を日本国内正規代理店として販売開始いたします。
◆カリフォルニア南部、ピノ・ノワールの聖地サンタ・バーバラ
カリフォルニア南部、州の中で最も冷涼な地域のひとつであるサンタ・バーバラ。ピノ・ノワールやシャルドネの銘醸地として知られ、「ピノ・ノワールの伝道師」と呼ばれる故ジム・クレンデネン氏がオー・ボン・クリマを設立した場所でもあります。サンタ・バーバラはアメリカで唯一海から東西に続く山脈があり、海からの風や霧が内陸に流れ込むため、冷涼な気候が作り出されます。一方、降水量は少なく、霧が晴れた後は暑くなるため、日較差が大きくなります。このため、生育期間が非常に長くなり、ブドウは酸味を保ちながら完熟し、凝縮感や構造、ミネラルを併せ持つ素晴らしいワインが生まれます。
◆石灰質土壌と極めて冷涼な気候。ブルゴーニュスタイルのワインを生み出すサンタ・リタ・ヒルズAVA
海に近づくほど冷涼になるこの地域で、最も太平洋に近く、最も冷涼な産地がサンタ・リタ・ヒルズ。サンタ・バーバラ郡、サンタ・イネス・バレーの西端に位置するAVAです。海流の影響で1マイル海に近付くごとに、1℃温度が下がり、これよりも西側のエリアではブドウ栽培が不可能なほど。土壌は海洋堆積物からなるミネラル豊富なアルカリ性土壌で珪藻土が特徴です。時に寒すぎるほどの冷涼な気候とブルゴーニュによく似た土壌が、優れたシャルドネやピノ・ノワールを生み出す産地として近年注目を集めており、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・ド・モンティーユが、サンタ・バーバラのタイラー・ワイナリーとの共同プロジェクト「ラシーヌ」を立ち上げたことでも知られています。
◆すべてはサンフォードから始まった。サンタ・バーバラ最古のピノ・ノワール
サンフォードは、「サンフォード&ベネディクト・ヴィンヤード」として、1971年に植物学者のマイケル・ベネディクトと地質学を専攻していた友人のリチャード・サンフォードによって設立されました。膨大な量の調査、観察、データ収集、分析を経て、理想の栽培地として彼らがたどり着いたのがサンタ・バーバラ郡ロンポックの郊外、現サンタ・リタ・ヒルズAVAにある耕作地。現在では、その銘醸地として知られるサンタ・バーバラにピノ・ノワールを初めて植えたのが彼らでした。
◆サンタ・バーバラのワイナリーを牽引。「アメリカン・グラン・クリュ」と評されたピノ・ノワール
当時、ピノ・ノワールは温暖な地域であるカリフォルニアのワインメーカーの多くが諦めていた品種で、南部のこの地域は見向きもされていませんでした。しかし、1978年に商業用として初めて発売されたワイン「サンフォード&ベネディクト ピノ・ノワール 1976」がロサンゼルス・タイムズ紙にて「ロンポックの納屋にあるアメリカン・グラン・クリュ」と題する記事で評されたことで話題となり、この土地が偉大なピノ・ノワールを生み出すことを証明しました。他のワイナリーもこれに続き、この場所でのブドウ栽培を開始しました。現在では、サンタ・バーバラで約320、サンタ・リタ・ヒルズでは約60ものワイナリーとワイン畑が稼働しています。サンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードは2001年に設立されたサンタ・リタ・ヒルズAVAの基盤となっており、周囲のブドウ畑の多くに接ぎ木を供給しています。1980年、ベネディクトとサンフォードは離別し、以後、『サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤード』として運営されており、2002年からはテルラト・ワイン・グループ所有となっています。
◆アカデミー賞受賞作品にも登場。名実ともにサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリー
サンタ・リタ・ヒルズが舞台となった2004年公開のアカデミー賞受賞映画『サイドウェイ』の作中で、ワイナリーを巡るストーリーの中、主人公が最初に訪問するワイナリーとしてサンフォードが登場しています。また、サンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードは、オー・ボン・クリマ、サンディ、ザ・ヒルト、フェス・パーカー、ラシーヌなど、この地域の世界的に評価の高いワイナリーにもブドウを供給しており、名実ともにサンタ・リタ・ヒルズを代表するワイナリーとなっています。
◆ブドウは全て自社栽培。サステイナブル認証を受けた二つのブドウ畑
『サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤード』で使用するブドウはすべて自社畑産です。1971年に植樹されたサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードと、1997年に植樹された隣接のラ・リンコナーダ・ヴィンヤードの二つのブドウ畑を所有しています。ワイナリーには480ha以上の敷地がありますが、ブドウが植えられているのはその内108haのみ。敷地の大部分は自然のまま残されており、バランスの取れた生態系と理想的な栽培環境の創出と維持に努めています。敷地内で完全に管理された灌漑システムによる節水、除草剤を使用しない環境に優しい除草システムの導入、猛禽類の巣箱を設置することによる自然な害虫駆除など、持続可能なブドウ栽培を実践しており、二つの畑で「カリフォルニア・サステイナブル・ワイングローイング認証」を取得しています。
【商品情報】
商品名:サンフォード サンタ・リタ・ヒルズ
ピノ・ノワール 2021
品種 :ピノ・ノワール100%
容量 :750ml
希望小売価格:9,000円+税
<受賞>
Jeb Dunnuck 93 pts(2021)
Wine Spectator 92 pts(2021)
Jeb Dunnuck 94 pts(2020)
Wine Spectator 93 pts(2020)
Robert Parker 93 pts(2020)
Wine Enthusiast 93 pts(2020)
Robert Parker 93 pts(2019)
Wine Enthusiast 93 pts(2019)
歴史的なサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードとそれに隣接するラ・リンコナーダ・ヴィンヤードのピノ・ノワールをブレンドして造られます。全房で優しくプレスされた後、フレンチオーク樽で発酵。その後フレンチオーク樽(新樽比率25%)で11か月熟成されます。ラズベリー、イチゴ、チェリーなどエキゾチックで鮮やかな赤系果実とドライフラワーの香りが、鮮やかで非常に魅力的な味わいを醸し出します。
商品名:サンフォード サンタ・リタ・ヒルズ
シャルドネ 2022
品種 :シャルドネ 100%
容量 :750ml
希望小売価格:8,000円+税
<受賞>
Jeb Dunnuck 90 pts(2021)
Jeb Dunnuck 90 pts(2019)
Wine Spectator 90 pts(2019)
Robert Parker 93 pts(2019)
Wine Enthusiast 93 pts(2019)
歴史的なサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードとそれに隣接するラ・リンコナーダ・ヴィンヤードの若樹のシャルドネをブレンドして造られます。一部をフレンチオーク樽で発酵させ、残りはステンレスタンクで発酵。MLFは100%行われ、その後フレンチオーク樽(新樽比率25%)で11か月熟成されます。グリルしたレモン、ドライフラワー、カモミールの香りがグラスからめいっぱい広がります。シルキーでミネラル感に富んでおり、フレッシュな味わいです。
【会社概要】
会社名:株式会社 都光
代表者:代表取締役 戸塚 尚孝
所在地:東京都台東区上野6-16-17
朝日生命上野昭和通ビル1階
URL :https://www.toko-t.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
担当:竹中 康一
TEL :03-3833-3541
FAX :03-3832-6930
E-Mail:toko-eigyo@toko-t.co.jp
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