大阪・関西万博に向けた京都のキービジュアルが完成

「ホントの京都」に舞妓さんがいざなう

大阪・関西万博きょうと推進委員会

2024年10月11日 10時16分

大阪・関西万博きょうと推進委員会では、万博に向けたキービジュアルを作成し、本ビジュアルを活用したポスターを府内各地の施設や駅に掲示することで、京都府内全域での機運醸成を進めています。

１．キービジュアルのコンセプト

　メインメッセージは「どれも全て本当の京都の姿」。京都と言えば京都市内を中心とした寺社仏閣が想起されますが、豊かな自然の存在や名だたるグローバル企業が創業した地であることはあまり知られていません。

伝統的な京都の象徴的存在でもある舞妓さんが、和束町の茶畑や伊根町の舟屋、乙訓エリアの竹林といった豊かな自然が魅力的な街へと誘うことで、既に認知されている京都の文化や伝統といった部分から一歩踏み出し、府内各地の自然や技術といった魅力を知っていただくきっかけとなることを狙っています。

■東京ドーム120個分の茶畑、今も生活が営まれる舟屋

　ポスターにも掲載されている和束町は、京都府産茶葉の約4割を生産する府内最大の産地です。

東京ドーム120個分にも及ぶ茶畑は、鮮やかな緑の波紋様が美しく、日本遺産第１号に認定されるなど高い評価を得ています。

　また伊根町では、穏やかな海を1階部分に船置き場として受入れながら、2階に今もなお人が生活をする住居スペースがある独特の造りを持つ舟屋の穏やかな風景を見ることができます。

■向日市特産の孟宗竹が整然と連なる「竹の径」

　向日市北西部にある向日丘陵の竹林は良質な筍の産地として知られています。「竹の径」と呼ばれる全長約1.8kmに及ぶ竹林は、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」、丸みを帯びた古墳の形を表現した「古墳垣」など、8種類の竹垣が整然と連なっています。毎年秋には、その魅力に触れることができるイベント「かぐやの夕べ」が開催されています。

令和6年10月12日（土）・13(日)

竹の径・かぐやの夕べ　公式HP：https://www.muko-kankou.jp/recommend/detail.html?id=124

ポスターは２種類あり、もう一方のバージョンには、日吉ダム（南丹市）、天岩戸神社（福知山市）、神護寺（京都市）を掲載しています。

■社会課題を科学技術で解決

　けいはんな学研都市（正式名称：関西文化学術研究都市）は、つくばに並ぶ日本を代表するサイエンスシティに位置づけられています。ロボット開発や情報通信技術をはじめ、環境エネルギー、最先端医療、バイオテクノロジーなどさまざまな分野で社会貢献の道筋を模索しています。2025大阪・関西万博に合わせてけいはんな万博が開催されます。

けいはんな万博　公式HP：　https://keihannaexpo.org/

２．ポスターの施設・駅への掲示

　完成したキービジュアルを博物館やスポーツ施設など府内の主要施設・駅に掲示しています。舞妓さんが万博と京都にまつわるクイズを出題しているので、ぜひ公式HPを見ながら正解を当ててみてください。
EXPO KYOTO公式HP：https://expokyoto.jp/

３．京都イロドリEXPO「こといろ」～大阪・関西万博半年前機運醸成イベント in KYOTO～