株式会社ネコカリ　Android専用端末の集中管理に特化した「Headwind MDM」の正規販売代理店契約を締結

〜デジタルサイネージやキオスク端末など「専用デバイス（COSU）」の大規模運用に最適化。クラウド版およびオンプレミス版ライセンスの国内提供を開始〜

株式会社ネコカリ

2025年12月24日 12時02分

システム開発およびITコンサルティング事業を展開する株式会社ネコカリ（本社：千葉県千葉市、代表取締役：日高郁彦、以下ネコカリ）は、Headwind Computer Systems & Communication Equipment Software Design FZE（本社：ドバイ、以下Headwind社）と正規販売代理店契約を締結いたしました。
これに伴い、Android端末向けMDM（モバイルデバイス管理）ソリューション「Headwind MDM」のライセンス販売を、2025年12月24日より開始いたします。

提携の背景

DX（デジタルトランスフォーメーション）の進展により、ホテル客室のタブレット、店舗のセルフオーダー端末、物流倉庫のハンディターミナルなど、特定の業務専用としてAndroidデバイスを利用する「専用デバイス（COSU：Corporate Owned Single Use）」の導入が進んでいます。
こうした専用端末の管理においては、一般的なオフィスワーク向けMDMのような多機能性よりも、安定稼働、キオスクモード（機能制限）の確実性、そして大規模展開時のコスト効率が重要視されます。

ネコカリは、自社の開発案件においてHeadwind MDMの実装・運用経験を有しており、その技術的な信頼性と専用端末管理における優位性を確認してまいりました。この度、正規販売代理店として日本国内の企業様へライセンスを円滑に提供する体制を整えました。

「Headwind MDM」製品の特長

https://h-mdm.com/

Headwind MDMは、オープンソース・ソフトウェアをベースとしたAndroid特化型のMDMプラットフォームです。

1. 専用デバイス管理に特化
業務端末の運用に不可欠な以下の機能を標準で備えています。

キオスクモード: 端末を特定のアプリケーションのみ利用可能な状態に固定し、ホームボタンや設定画面へのアクセスを制限することで、誤操作や不正利用を防止します。
サイレントインストール・アップデート: ユーザーの操作を介さずに、管理画面から遠隔でアプリケーションの配信・更新が可能です。
リモートメンテナンス: 遠隔地にある端末の状態監視やログ取得を行い、トラブルシューティングを迅速化します。

2. 用途に合わせて選べる2つの提供形態
お客様の運用ポリシーや規模に応じて、以下の2つの形態でライセンスを提供いたします。

クラウド（SaaS）版

Headwind社が運用するクラウド基盤を利用するライセンス形式です。

サーバーの自社構築が不要で、アカウント発行後すぐに管理を開始できます。

少人数での運用や、スモールスタートに適しています。
オンプレミス版

お客様が管理するサーバー環境（自社サーバーやAWS/GCP等のVPS）にインストールして利用する形式です。

接続デバイス数による従量課金がなく、サーバー1台あたりのライセンス費用となるため、数千台規模の大規模展開においてランニングコストを大幅に抑制可能です。

閉域網（VPN/LAN）内での運用や、高いセキュリティ要件が求められる環境に対応します。

提供サービスとサポートについて

ネコカリでは、主に「Headwind MDM」の正規ライセンス販売を行います。

ライセンス販売: クラウド版、オンプレミス版（Premium/Enterprise）のライセンスを提供いたします。
構築・導入支援: オンプレミス版のサーバー構築や初期設定、キオスクモードのカスタマイズ設定等については、個別のご要望に応じて別途お見積りにて承ります

今後の展開

ネコカリは、単なるライセンス販売にとどまらず、自社のシステム開発知見を活かし、Headwind MDMと連携する業務アプリケーションの開発や、特殊なAndroidハードウェアへの組み込みに関するご相談にも対応してまいります。日本国内におけるAndroid専用デバイス運用の最適解として、普及拡大を目指します。