全国の医療的ケア児者支援の優れた取り組みを表彰"第3回スペシャルニーズアワード"受賞者決定
現場で挑戦を続け る人々に光を当て、その実践を全国へ。受賞者による取り組み発表と授賞式を10月10日(土)、東京・品川で開催

医療的ケア児者が安心して夢や希望を持って暮らせる国や地域の実現を目指し、現場の最前線に立つ市区町村長が設立した「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク」では、全国の優れた医療的ケア児者支援の取り組みを広く紹介するとともに、「縁の下の力持ち」として現場で地道に支援を続ける方々に光を当てることを目的として、2024年度に「スペシャルニーズアワード」を創設しました。
本アワードでは、「頑張る自治体部門」「頑張る自治体職員部門」「やさしいまちづくり部門」の3部門を設け、医療的ケア児者支援に取り組む自治体、自治体職員、法人、団体、個人等を対象に、自薦・他薦を問わず募集しました。
「この町は頑張っている」「あの担当者さんは熱心で頼りになる」「全国の方々にも知ってほしい」、そんな思いが寄せられた応募の中から、第3回となる今回は、12件の応募の中から、「頑張る自治体部門」1団体、「やさしいまちづくり部門」2団体、の受賞が決定しました。
表彰式は、社会的包摂(Social Inclusion)の理念のもと、誰一人取り残さず、一人ひとりが自分らしく暮らせる地域づくりを目指す人々が集う「ふわりんクル~ジョン2026」のプログラムの一つとして、「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワークフォーラム」内で開催します。当日は受賞者による取り組みの発表も予定しており、全国各地で行われている取り組みを共有するとともに、これからの福祉や地域づくりについて考えるきっかけとなる場をつくります。
授賞式・事例発表開催概要
日 程 : 令和8年10月10日(土)
会 場 : TKPガーデンシティPREMIUM品川(東京都港区高輪4丁目11-16 5・6階)
「ふわりんクルージョン2026」のイベントにて授賞式を開催
次 第 : 13:00~ スペシャルニーズアワード ~表彰式~
13:30~ シンポジウム ~受賞者の事例発表~
15:15~ 記念講演「命の可能性を最大化する視点」
~親として、フィジカルエデュケーターとして~
16:15~ セッション「子どもの可能性を地域で支えるために」
17:30 終了
参加申込: https://fuwarin-inclusion2026.peatix.com
医療的ケア児者支援の取り組みや地域づくりにご興味のある方は、ぜひ会場へお越しください。受賞者による実践発表を通じて、優れた事例をご紹介します。
受賞者紹介
○頑張る自治体部門
国立市
医療的ケアを理由に保育園や学校に通うことを諦めることなく、地域の子どもとして当たり前に成長できる環境を、行政と地域が一体となって形にしている。国立市では、保育・母子保健・医療・訪問看護など分野を越えた関係者が一人ひとりの子どもについて話し合い、希望する保育園や学校に通えるよう支援を組み立てている。必要な看護師を訪問看護ステーションに委託することで、転園や進学など生活の場が変わっても、同じ看護師が継続して伴走できる体制を整備。不安や困りごとが生じた際にはケア会議を開き、関係者が解決策を考える仕組みも整えている。こうした取り組みが、全国の自治体にも広がる支援モデルとして高く評価されている。
○やさしいまちづくり部門
社会福祉法人昴

「重い障害があったとしても地域で普通の暮らし」を理念に、高度な医療的ケアが必要な人の地域での暮らしを実現している。吸引・胃ろう・人工呼吸器などに対応しながら、本人が自分で活動やサービスを選び、その人らしく暮らせる環境を整えている。訪問医師・訪問看護・薬剤師・相談支援などの多職種が、ICTや共通ノートを活用して連携し、医療と暮らしを支えている。さらに、グループホームで対応可能なケアの基準など支援のあり方を具体化し、地域全体で本人の暮らしを支える仕組みをつくっている。重度障害のある人の地域移行や意思決定支援に向き合い、他地域にも広げていけるモデルを示している点が高く評価されている。
○やさしいまちづくり部門
一般社団法人Try Angle

医療的ケア児者とその家族が抱える「外出・旅行のハードル」を下げ、誰もが楽しめる「おでかけ」を通じて、医療的ケア児者と地域とのつながりを育んでいる。家族向けの旅行支援やイベントでは、新たな体験や自信、次の挑戦への意欲を届けるとともに、観光業・旅館業などの事業者への研修も行っている。地域の公民館や事業者と協働し、「旅行」「遊び」「ワクワクする体験」をきっかけに、多様な子どもたちが自然に交流する機会をつくっている。さらに、旅行やおでかけのノウハウを共有し、全国の医療的ケア児者家族のおでかけの選択肢を広げている。福祉の枠を越えて地域を巻き込み、楽しさを入口にインクルーシブな地域づくりを実践している点が高く評価されている。
医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワークとは
医療的ケア児者が安心して夢や希望を持って暮らせる国や地域の実現を目指し、現場の最前線に立つ市区町村長が「医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク」を2023年11月15日に設立しました。全国の先進的な自治体の取り組みを共有するほか、国への要望活動などを通じて、医療的ケア児者支援の充実に取り組んでいます。
会長 飛騨市長 都竹 淳也
会員数 71自治体(2026/9/25現在)
お問い合わせ先・取材申込
医療的ケア児者を応援する市区町村長ネットワーク
事務局 瀬/田中
電話番号 098-917-1254
メール well.being.lab2024@gmail.com
公式HP https://ik-mayors-network.net/
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