【実証実験】酷暑日のノートパソコン熱暴走をサーモグラフィで可視化。夏のOK/NG行動を発表
年間数多くのデバイスを預かるパソコン修理専門店の責務として、夏場の高温環境下でのPCトラブルを防ぐための実証実験を実施し、適切な利用方法を啓発します。
PC修理サービス「パソコンお直し隊」を運営する株式会社松陰(本社:東京都中央区、代表:浅井幸也)は、夏場の高温環境がノートPCの発熱・動作に与える影響についてのサーモグラフィ等を用いた実証実験データを公開いたしました。

あわせて、熱暴走や故障を防ぐための「夏のPC取扱い OK/NG行動」をまとめたコンテンツを公式ブログにて公開しました。
本リリースは代表的な実証データをご紹介するものであり、詳細な計測データや対策方法は公式ブログにて解説しております。
「パソコンお直し隊」とは
東京駅八重洲北口改札から徒歩5分にあるパソコン修理のお店です(その他仙台や松戸などに計5店舗あり) 。基板交換ではなく部品単位で修理し、圧倒的低コストとデータ保護を両立できることを強みとしたプロ技術で、20年で約3万件の修理実績を持っています。
【公式サイト】
⬛実証実験 実施の背景
近年、危険な暑さを記録する日が増加しており、2026年4月には気象庁が最高気温40℃以上の日の名称を新たに「酷暑日」と決定するなど、社会的な警戒も高まっています。夏の猛暑・酷暑が続く中で、ノートPCの高温環境下での使用(車内放置や屋外利用など)に伴う熱暴走やバッテリーの膨張・劣化のご相談が増加しています。
外気温が上昇する夏場に、PC本体が保護動作(サーマルスロットリングや強制シャットダウン)に至るまでの温度過程をご自身の目で確認していただくため、再現実験を行い、温度推移を可視化しました。
⬛実証実験の概要と結果
複数台のノートPC(Panasonic Let's note等)を対象に、外気温(環境温)を疑似的に上昇させ、サーモグラフィカメラで本体温度を計測しました。
室温30度:本体温度 29度以下
室温35度(猛暑日相当):本体温度 30度程度
室温40度(酷暑日相当):本体温度 35度まで上昇
室温45度(車内等の過酷環境相当):本体温度 45度に達し、危険な状態へ




実験では気温の上昇に伴って本体温度が急激に上昇し、適切な排熱ができない環境下では保護動作が発動することが確認されました。これにより、内部パーツの寿命低下やバッテリーの故障リスクが飛躍的に高まります。
【補足】一般的なノートPCの画面下部が帯状に熱くなる理由
1)排熱孔(熱い空気の吹き出し口)がそこにあるため
多くのノートPC(Let's noteシリーズなども含む)では、本体内部のCPUなどを冷やすための排熱孔が、キーボードの奥側(ディスプレイと本体を繋ぐヒンジ部分)に設けられています。内部の熱い空気がファンによってここから上に向かって吹き出され、液晶画面の下部に直接当たるため、サーモグラフィで撮影すると画面下部が帯状に高温になっているように見えます。
2)ディスプレイの制御基板が配置されているため
液晶パネルそのものを制御するための基板や、ディスプレイのバックライトに関連する部品などが、画面下部の枠(ベゼル)の内部に横長に配置されていることが一般的です。動作中はこれらの基板自体も発熱するため、熱を持つ原因となります。
⬛夏のPC取扱い「OK行動/NG行動」
実験結果に基づき、夏場を安全に乗り切るための取扱いのポイントをまとめました。
【NG行動】
-
布団やクッションなど柔らかい面の上での使用(排熱孔が塞がれるため)
-
夏の車内・ダッシュボードへの放置
-
不要な周辺機器をつなぎっぱなしにした状態での高負荷作業
【OK行動】
-
PCスタンド等を活用し、筐体下に隙間を作る
-
エアコンの送風やPCクーラー(ファン)を併用する
-
直射日光を避け、熱源から離して使用する
万が一、水や飲み物をこぼしてしまった際の初動対応(直ちに電源を切る・液体を排出・自然乾燥・点検)についても公式ブログにて解説しています。
⬛パソコンお直し隊 代表 浅井幸也より
私たちは『修理屋』である以上に、デバイスの健康を見守る『プロフェッショナル集団』でありたいと考えています。 これからの酷暑の季節、PCの熱暴走や故障は業務効率を著しく下げるだけでなく、機器の寿命を削る大きな要因となります。今回の実験データと対策が、皆様の大切なデータとデバイスを守り、持続可能なIT機器の利用に繋がることを願っております。
株式会社松陰 会社概要
設立:2006年12月
代表者:浅井幸也
事業内容:パソコン修理・データ復旧
所在地:東京都中央区日本橋3-1-16 共同ビル6階
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
