ニチレキグループとインドにおける合弁会社の設立に合意
化学素材専門商社のオー・ジー株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 福井 英治)は、アスファルト応用加工製品事業や道路舗装事業を行うニチレキグループ株式会社(以下、ニチレキグループ)と、インドにおける合弁会社(以下、本合弁会社)の設立に向けた契約を締結しました。
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合弁会社設立の背景と目的
インドは近年、著しい経済発展を遂げる一方で、人口増加や経済成長を背景に交通渋滞やそれに伴う大気汚染が深刻な社会問題となっています。その対応として都市部を中心に交通インフラの整備が進められており、その象徴のひとつが日印両政府によって進められているインド高速鉄道プロジェクトです。大都市間の移動時間が大幅に短縮され、ビジネスの効率化や地域経済の活性化が期待されています。
こうした交通インフラの整備に対する旺盛な需要を継続的に取り込むため、ニチレキグループと鉄道や道路などの建設関連資材の製造・販売・コンサルティングを行う合弁会社を今月設立し、事業を開始いたします。インドで約70年にわたって事業を展開してきた当社は、アスファルト関連製品の開発において高い技術力を有するニチレキグループと共に、本合弁会社を通じてインド高速鉄道プロジェクトに参画し、インドの交通インフラの発展に貢献してまいります。
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本合弁会社の概要
(1)会社名:
NICHIREKI OG INTERNATIONAL Private Limited
(ニチレキ オー・ジー インターナショナル社)
(2)出資金:
INR 30,000,000-(約 52百万円)
(3)出資比率:
ニチレキグループ株式会社 70%、オー・ジー株式会社 30%
(4)事業内容:
鉄道や道路などの土木事業に係る材料の製造販売、材料の輸出入、コンサルティング
(5)所在地:
インド共和国グジャラート州バドダラ
(6)設立日:
2025年3月 (予定)
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ニチレキグループ株式会社について
ニチレキグループ株式会社は、国内の道路舗装業界を牽引する企業として、アスファルト応用加工製品の製造・販売や道路舗装工事を手掛けています。1949年の設立以来、道路インフラの発展に貢献し続け、遮熱性舗装や排水性舗装、橋梁防水技術など、数々の革新的技術を創出。全国に事業所や工場を展開し、安全で快適な道路環境を提供しています。2024年10月1日より持株会社体制へ移行し、グループ全体の経営戦略や事業管理を強化。グループガバナンスの強化を図り、企業価値の向上を目指しています。
・会社名:ニチレキグループ株式会社
・所在地:東京都千代田区九段北四丁目3番29号
・代表者:代表取締役社長 小幡 学
・資本金:2,919百万円
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インドにおける当社の取り組み
当社は、2023年始動の長期経営計画「VISION 2033」において、インドを重点市場と位置づけ、製造・販売を含む事業展開を推進しています。現地法人 OG CORPORATION INDIA は、70年にわたる歴史を持つモノづくり・トレーディング機能を活用し、現地に根ざした事業構築を進めています。
また、不織布製造を手掛ける 現地関連会社ARVIND OG NONWOVENS では、2022年にニードルパンチ不織布の製造ラインを増強し、バグフィルター(主に産業設備の排ガス中のダストを集塵)用途の販売を拡大しました。さらに、モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンス分野においても事業を拡大し、自動車内装部品、半導体・二次電池関連資材、医薬品原薬・中間体の取り扱いを強化しています。2024年4月には、デリーに新たな営業拠点を開設し、インド産業のさらなる発展に対応する体制を強化。当社は今後も、インド市場での事業拡大を目指してまいります。
以上
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