アーディアン、ヒースロー空港株式を10%追加取得へ
本プレスリリースは、2025年2月26日に発表されたフェロビアル(Ferrovial)社による声明文(英語)と併せてお読みください。
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2024年12月12日、アーディアンはフェロビアル、CDPQ、USSから22.6%の株式を取得し、ヒースロー空港の筆頭株主となった。今回10%の株式を追加取得することで、アーディアンによるヒースロー空港の所有率は32.6%に増加。
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2025年2月12日、ヒースロー空港は、同空港史上最大の投資プログラムを開始。所謂「英国成長の玄関口」を改修・拡張するために数十億ポンドを費やす計画である。
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2025年2月26日に発表されたヒースロー空港の好調な業績は、英国内および世界中の貿易、ビジネス、旅客輸送を維持する能力を持つハブ空港の必要性をさらに裏付けるものである。
ロンドン、パリ: 2025年2月26日 – 世界有数のプライベートアセット運用会社であるアーディアン(本社:フランス)は、本日、ヒースロー空港ホールディングス株式会社の持株会社であるFGP Topco Ltd(以下、TopCo)の株式10%を、フェロビアルおよびCDPQを含むその他のTopCo株主から、追加取得する拘束力のある契約を締結(以下、本取引)したことを発表しました。
アーディアンは2024年12月12日に、TopCoの22.6%の株式取得を完了しています。
アーディアンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼アーディアン・フランスのCEOで、アーディアンのインフラストラクチャー事業を統括するマティアス・ブルガルトは次のように述べています。
「昨年12月にアーディアンがヒースロー空港の筆頭株主となって以来、同空港は順調に業績を伸ばし、2024年の旅客数は8,390万人に達しました。 当社は、この象徴的なインフラの持続可能な成長を実現するという共通の目標に向けて、他の株主の皆様、ヒースロー空港の経営陣および英国当局と協力していく所存です。 ヒースロー空港への投資は、英国全体に経済的利益をもたらすと考えています。
アーディアンは、インフラと、それが成長に寄与する役割に情熱を持ち、ネットゼロへの移行も支援しています。本取引は、英国の必要不可欠なインフラへの投資を進める、当社の強いコミットメントをさらに示しています」
アーディアンのシニア・マネージングディレクター兼欧州インフラストラクチャー部門の共同統括責任者のフアン・アンゴイシアは次のように述べています。
「ヒースロー空港の成長を支えている航空業界には、強い需要があります。アーディアンは、持続可能な形で空港の建設、拡張、成長を実現できる方法があると信じており、すべてのステークホルダーとともに、これらの方法を模索していきます」
本取引は、株主間契約および当該会社の定款に従ってTopCoの株主が行使できる、優先的買付権(ROFO)に従う必要があります。また、本契約に基づく買収の完了には、適用される規制条件の充足も必要となります。
アーディアンについて
アーディアンは、世界中の1,850を超える顧客のために、1,770億米ドルの資産の運用または助言を行う、世界有数のプライベートアセット運用会社です。プライベートエクイティ、実物資産、クレジットにわたる幅広い専門領域により、様々な投資機会を提供すると共に、クライアントの異なるニーズに柔軟に対応しています。アーディアン・カスタマイズドソリューションズは、機関投資家のクライアントが求める資産の正確な組み合わせを選択し、主要な第三者のスポンサーが運用するファンドにアクセスできる、オーダーメイドのポートフォリオを構築します。プライベートウェルスソリューションズは、世界中のプライベートバンク、ファミリーオフィス、プライベートな機関投資家向けに、専用のサービスとアクセスソリューションを提供しています。アーディアンの主要株主は従業員であり、人材の育成と集合知に基づく協調的な文化の促進に重点的に取り組んでいます。欧州、米州、アジア、中東の20拠点における1,050人超の従業員は、責任投資原則に最大限の努力を払っており、金融を通じて社会に貢献することに注力しています。アーディアンは、高い倫理基準と社会的責任を兼ね備えた優れた投資パフォーマンスの実現を目指しています。
アーディアンは、インフラへの直接投資活動を通じて、欧州域内の空港の所有・運営において豊富な経験を有しています。英国では、2013年から2018年までロンドン・ルートン空港株式の49%を所有していました。アーディアンが同空港を所有していた期間中、ルートン特別区議会と緊密に協力しターミナル、交通網、インフラの大幅な再開発を、成功裏に完了しました。また、イタリアではミラノ・リナーテ空港、ミラノ・マルペンサ空港、ナポリ及びトリノの各空港を、地域および自治体とともにアーディアンが間接的に保有していました。
アーディアンでは、永続する企業を築くために全力を注いでいます。
詳しくはwww.ardian.com(英語)をご参照下さい。
(注)本プレスリリースは、現地時間 2025年2月26日に配信されたものの日本語訳です。
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