厚生労働省主催第七回『上手な医療のかかり方アワード』受賞団体決定

厚生労働省は、医療機関へのかかり方の改善につながる優れた取組を奨励し広く普及することを目的に開催する、第七回『上手な医療のかかり方アワード』で、このたび3団体の受賞を決定いたしました。
七回目となる今回は、全国14団体からの応募があり、有識者などによる審査委員会における審査を経て、「厚生労働大臣賞 最優秀賞」に1団体、「厚生労働省医政局長賞」に2団体をそれぞれ選定しました。
■厚生労働大臣賞 最優秀賞(1団体)
広島市
「つながる力で届ける”上手な医療のかかり方”ーリーフレットから広がる安心と笑顔ー」
■厚生労働省医政局長賞(2団体)
・上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
東名富士クリニック
「多職種×地域連携による透析患者の包括支援と相談体制の構築」
・上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
株式会社CMCエクスメディカ
「妊活/産前産後/未就学児の疾患や治療法の情報を提供する「はぐふる」WEBを運営」
※『上手な医療のかかり方アワード』とは
保険者・医療機関・企業・関連団体・自治体等において、「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクトで掲げる5つの方策を中心に、
医療のかかり方の改善に資する優れた取組の奨励・普及を図ることを目的としたものです。
第七回『上手な医療のかかり方アワード』受賞団体
■厚生労働大臣賞 最優秀賞(1団体)
団体名:広島市
取組名:「つながる力で届ける”上手な医療のかかり方”ーリーフレットから広がる安心と笑顔ー」
取組概要:
広島市は人口118万人の中国・四国地方の最大の都市であり、都心部には医療機関をはじめとするさまざまな機能が集まっています。また、広島市を中心とする、広島、山口、島根の33市町で構成する「広島広域都市圏」において、地域資源を圏域全体で活用する様々な施策を展開することで、圏域経済の活性化と圏域内人口200万人超の維持を目指しています。これが、「200万人都市圏構想」であり、広島市は都市圏の中枢都市の役割を担っています。
保健医療施策として、急増する救急搬送患者が喫緊の課題となっていることを踏まえ、24時間365日体制で医療相談等を行う救急相談センター#7119を運営していますが、広島広域都市圏内の各市町に参加を募り、近隣市町も含めた「200万人の命を守る」ことを目指して運営しています。
また、これまで以上に適正受診の普及啓発が不可欠と考え、2025年度は新たに#7119や夜間や休日に受診できる医療機関情報など、医療のかかり方で迷った時に活用できる情報や「かかりつけ医の大切さ」、「救急車の適正利用」といった市民に知っていただきたい情報を掲載したリーフレット「上手な医療のかかり方ガイド」を作成しました。このリーフレットをいかに多くの方に、効果的・効率的に、そして思いを込めて届けることができるか検討した結果、リーフレットの内容について理解している方から市民に手渡すことで、より効果的な普及啓発につながると考え、配布に当たっては、各区保健センターや消防局などの関係部署だけでなく、医師会、薬剤師会、民間企業、協会けんぽ、地域包括支援センターなど、本リーフレットの目指す方向に共感いただいた多くの関係団体の御協力を得て実施しました。各団体が医療に携わるものとして、協力して取り組むことで、よりリアリティのある形での普及啓発ができたと考えています。
それぞれの立場は異なりながらも、「将来にわたって適切な医療サービスを受けることができる体制を構築し、一人一人が人生の最期まで住み慣れた地域で安心して暮らすことのできるまちを目指す」という共通の目標のもと、一つの取組として結束して推進することができました。
■厚生労働省医政局長賞(2団体)
上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
団体名:東名富士クリニック
取組名: 「多職種×地域連携による透析患者の包括支援と相談体制の構築」
取組概要:
東名富士クリニックでは、超高齢化が進む透析患者の地域生活を支えるため、2024年4月に地域連携室を設置し、透析施設を地域医療の「ハブ」とする包括的支援体制の構築のため、取り組みを始めました。
現在、日本の透析患者数はピークを越えて減少傾向にありますが、高齢化の進行により日常生活動作の低下や認知症で在宅療養が困難となり、施設入所や療養型病院への転院を必要とするケースが増加しています。一方で、透析患者の受け入れに不慣れな施設も多く、透析療養、食事管理、内服管理、緊急時対応について不安を抱える施設職員や患者家族が少なくありませんでした。
そこで当院は、医師・看護師・臨床工学技士・栄養士・理学療法士に送迎担当者も加えた多職種チームを構築し、「医療の都合」ではなく、患者の「生きる」を中心に据えた支援を実践しています。2024年4月から2025年9月の18ヶ月間で、医療機関・介護施設・包括支援センター等140施設へ延べ310件の訪問を実施し、退院カンファレンス、担当者会議、自宅訪問、新規透析導入オリエンテーションを行いました。
LINE WORKSなどのICTツールを段階的に導入し、院内の情報共有や一部の施設との連携をスムーズ化。施設職員や家族が困った時に相談しやすい体制整備を進めています。また、勉強会・研修会の開催により「透析患者受け入れの不安が軽減された」との評価を得ています。さらにクリニックマルシェには150名が来院し、透析という垣根を超えた「その人らしい」生活の場づくりを目指しています。これらの取り組みにより、患者が住み慣れた地域で安心して透析を続けられる環境の実現に取り組んでいます。
上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
団体名:株式会社CMCエクスメディカ
取組名:「妊活/産前産後/未就学児の疾患や治療法の情報を提供する「はぐふる」WEBを運営」
取組概要:
メディカル専門広告会社である当社(CMC GROUP)は、「医療関係者・患者さん・社会にとって、より良い未来を創るために、伝わるメディカルを実践し続ける 」というパーパスを掲げており、伝わることに重きを置いて、わかりやすく正確な情報提供を心掛け活動しています。
当社の活動の一環として、2019年7月より、医薬・製薬業界を中心に得た利益の一部を社会に還元するためのプロジェクト「はぐふる©-医療・ヘルスケアの情報発信サイトー」を公開し、収益性を求めない非営利活動を続けています。
〈はぐふる©〉
妊活(不妊治療)/産前産後/未就学児を子育てしている保護者を対象に、25名以上の専門家・医師監修のもと、医学的な正しさにこだわった疾患記事(病気の原因や症状・治療法・予防方法など)を作成し公開しています。
2024年からは、病院や施設での取材や乳幼児の保護者向けに病気の啓発セミナーを開始し、実際の診察や治療の様子、受診方法等について情報の深掘りを行い、病気の早期発見・早期治療を目指した活動を行っています。会員サイトに掲載中の情報も含めすべて無料で公開しています。
◎300件以上の疾患記事、20件以上の取材記事を公開
◎乳幼児の健康オンラインセミナーを開催(5回開催済)
◎Instagramでの疾患啓発投稿(週2~3回)
〈会員サイト内〉
◎40件以上のQ&Aを公開
◎夫婦のコミュニケーションを解決する「夫婦のコミュニケーションシート」の配布
◎セミナーアーカイブを公開
第七回『上手な医療のかかり方アワード』募集概要
1.募集内容
本表彰制度は、保険者・医療機関・企業・関連団体・自治体等において、「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクトで掲げる5つの方策を中心に、医療のかかり方の改善に資する優れた取組の奨励・普及を図ることを目的としたものです。
(1)患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること
(2)医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること
(3)緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること
(4)信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること
(5)チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立すること
※(1)~(5)複数項目に関連する取組も可とする。
2.応募対象
(1)企業・保険者 :一般企業、市町村国保、国保組合、協会けんぽ、組合健保、共済組合など
(2)医療関係者 :病院、診療所、医師会・病院団体等の関連団体など
(3)民間団体 : 市民団体など
(4)自治体 : 都道府県、市町村
※自社の事業・製品サービスの告知を中心とする応募は対象外とします。
3.表彰の対象
・厚生労働大臣賞 最優秀賞(1件)
・厚生労働省医政局長賞(2件以内)
1件:上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
1件:上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
※ナッジとは行動科学の知見から、自発的に望ましい行動をとれるように人を後押しするアプローチの事
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