CJCCと2080ベンチャーズが業務提携、中小企業・スタートアップ支援でカンボジアの成長を加速

～CJAPプログラムを通じたアクセラレーション・ネットワーキング・能力開発でイノベーションエコシステムを強化～

2025年6月17日、カンボジア日本人材開発センター（CJCC）と米国を拠点とするグローバルスタートアップアクセラレーター 2080 Ventures（2080ベンチャーズ）は、カンボジア国内の中小企業およびスタートアップ支援を目的とした業務提携に関する覚書（MOU）を締結しました。

2025年6月17日、カンボジア・プノンペンにて開催されたカンボジア日本人材開発センター（CJCC）と2080 Ventures Holdings, LLCのMOU署名式。
前列中央左：CJCC ディレクター Dr. Khim Leang、前列中央右：2080 Ventures 創業パートナー Timur Daudpota。

CJCCのディレクターであるDr. Khim Leang氏は、開会の挨拶で「2080 Venturesのような有力な国際的アクセラレーターと連携できることは、CJCCにとっても新たな成長の機会です。今回の提携を通じて、両機関が共に積極的に取り組み、カンボジアの中小企業およびスタートアップの発展に寄与できることを期待しています」と述べました。

2080 Venturesの共同代表であるTimur Daudpota氏は、「テクノロジーが進化し、AIの時代に入った今こそ、人と人との物理的なつながりがさらに重要になっています。このMOUは、CJCCと2080 Venturesの間の信頼関係と連携をさらに強化するものであり、カンボジアの次世代企業を共に支えていく礎となります」とコメントしました。

今回の提携により、CJCCと2080 Venturesは、CJCCが運営するCJAP（CJCC Acceleration Program）**のもと、ネットワーキング、ナレッジシェア、共同プロジェクト、人材育成等を中心とした取り組みを共同で進めていきます。スタートアップ育成や企業間連携の促進を通じて、持続可能で実効性のあるビジネスエコシステムの構築を目指します。

CJCCは、ビジネス研修、日本語教育、文化交流を通じて人材育成を推進する公的教育機関であり、日・カンボジアの経済・文化交流において重要な役割を果たしています。

2080 Venturesは、世界10カ国以上でスタートアップ支援を展開するベンチャービルダー兼アクセラレーターであり、初期段階の企業を対象に、メンタリング、資金調達支援、戦略パートナーシップ構築などを包括的に支援しています。

本提携は、両機関の知見とネットワークを融合させ、カンボジア国内外の企業・団体との連携の架け橋となることが期待されています。

■CJCC（カンボジア日本人材開発センター）について 

CJCC（Cambodia-Japan Cooperation Center）は、カンボジア政府と日本政府（JICA）との協力により設立された公的教育機関です。ビジネス研修、日本語教育、文化交流を通じて、次世代の人材育成と日・カンボジア間の相互理解促進を目指しています。スタートアップ支援プログラム「CJAP（CJCC Acceleration Program）」を通じて、国内外の起業家と企業との連携も強化しています。
URL：https://www.cjcc.edu.kh/

■2080ベンチャーズについて 

2080ベンチャーズは、米国に本社を構え、東南アジア・中東をはじめとする10か国以上で活動するグローバルスタートアップアクセラレーターです。初期段階のスタートアップを対象に、メンタリング、資金調達、事業開発、M&A支援などを通じてスケールアップを支援します。政府機関・大学・大手企業・投資家との連携に強みを持ち、オープンイノベーションを軸とした持続可能なスタートアップ・エコシステム構築を推進しています。
URL：https://www.2080.ventures/