ペットショップ業界初!AIエージェントによる検便支援システム「Parascan(パラスキャン)」を開発
消化管内寄生虫感染「ゼロ」へ。Coo&RIKUグループが次世代のペットケアを実現
有限会社Coo&RIKU(本社:東京都千代田区、代表取締役:大久保浩之)は、ペットショップ業界で初となるAIを用いた検便支援サービス「Parascan(パラスキャン)」を開発しました。2025年6月16日より社内5拠点での最終実証実験を開始し、7月1日より正式な運用を予定しています。
※業界初(2025年6月時点でペットショップにおける「AIを用いた検便支援サービス」について。:自社調べ)
■開発の背景:「ジアルジア感染症ゼロ」ミッションを支える新技術
Coo&RIKUでは、「ジアルジア感染症ゼロミッション プログラム」を推進し、子犬・子猫の健康を守る取り組みを進めてきました。
学術研究によると、ジアルジア発生率は繁殖場由来で45%、一般的なペットショップで29%とされる中、当社では独自の駆虫プログラムにより、発生率を6%まで低下させています。しかし、私たちはこの数字に満足することなく、「ゼロ」を目指す新たな一歩として、本サービスの開発に至りました。
【参考記事】https://report.pet-coo.com/archives/272
■Parascan(パラスキャン)とは:AIエージェントが消化管内寄生虫を人に代わって自動検出

Parascanは、専用の顕微鏡で撮影した糞便の静止画・動画情報をインターネット経由でアップロードすることにより、過去の学習データを用いてAIエンジンがアップロードされた動画ファイルを解析し、コクシジウム、ジアルジア(シスト・栄養型)、トリコモナスといった寄生虫を検出、結果を表示する検便支援システムです。
2025年6月9日現在の学習モデルを活用したAIによる検出率は以下の通りです:
* コクシジウム:95%
* ジアルジア(シスト):90%
* ジアルジア(栄養型):50%
* トリコモナス:50%
検出率90%未満の項目については、今後改善の上で順次対応範囲を拡大していく予定です(2025年7月1日時点では、ジアルジア(栄養型)およびトリコモナスは対象外)。
また、アップロードされた動画や静止画は、AI解析だけでなく、回虫(成虫・虫卵)、糞線虫、鞭虫、鉤虫、らせん菌といった寄生虫も目視確認でき、獣医師による最終判断を支援します。
※本サービスの解析結果は、あくまで獣医師の診断を補助するものであり、診断そのものを代替するものではありません。
■Parascanの導入効果
誰でも簡単に検便が可能に:専門スタッフに頼らず、属人化のない安定した品質の便検査が可能
早期発見・早期対処:寄生虫感染の兆候を迅速に検出し、健康被害のリスクを最小化
業務効率の向上:多くの検体を短時間で処理できるため、熟練スタッフの作業負担を大幅に軽減
■今後のスケジュール
2025年6月16日〜:社内5拠点にて実証実験・試験運用開始
2025年7月1日〜 :Parascan正式運用開始(予定)
Coo&RIKUグループは今後も、最先端技術を活用した「ペットショップの新常識」を創出し、ペットと飼い主様のより良い生活を支援してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Coo&RIKU 営業企画部 広報担当
TEL:0570-07-1122
E-mail:pr@pet-coo.com
公式サイト:https://www.pet-coo.com/
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