“生きる人が、活きるまちを”人の暮らしを豊かにするまちづくり企業へ、東急設計コンサルタントがブランドビジョン刷新

～対話と共創で描く、技術集団の新たな挑戦～

株式会社東急設計コンサルタント

2025年6月25日 13時40分

都市計画、土木設計、建築の設計・監理など、まちづくりをワンパッケージで手掛ける「株式会社東急設計コンサルタント（東京都目黒区・取締役社長　澁谷宗彦）」は、2025年6月24日（火）、ブランドビジョンを全面的に刷新し、設計会社にとどまらない、人の暮らしを豊かにするまちづくり企業への進化を表明しました。刷新にあたっては、全社員を対象としたアンケートや代表メンバーによるワークショップを実施し、社員同士が対話を重ねながら、企業としてのあるべき姿を模索。約1年をかけて新たなブランドビジョンを策定しました。

今後は、組織体制の強化や多様な働き方の促進、従業員一人ひとりの創造性を最大限に引き出す環境を整え、人々の“生活”に寄り添い社会課題の解決に貢献できるまちづくりを推進してまいります。

https://www.tokyu-sekkei.co.jp/tae-brand/

■背景・刷新の意義

これまで建築や土木の設計・コンサルティングを主軸にしながらも、東急グループ内外の集合住宅・ホテル・商業施設・オフィス・鉄道施設等、多岐にわたるプロジェクトを通じて、まち全体の活性化や地域コミュニティの形成といった本質的な“まちづくり”に取り組んでまいりました。

近年では、再開発や建て替え、リノベーションのニーズが高まり、既存のまちや施設にも柔軟な変化が求められています。また、増加する複合用途の事業に対応するため、組織体制の強化も急務となっています。

ニーズが多様化・複雑化する現代において、単に設計するだけではなく、これまで以上に人に寄り添い、社会課題の解決に貢献できる”まちづくり”企業を目指していきたいと考えています。

このブランドビジョンの刷新は、私たちがこれまで取り組んできたことを、”まちづくり”企業として再定義する取り組みであり、さらなる発展と価値創出を目指すものです。

■新しい理念・ビジョンの紹介

新しい理念・ビジョンは、約1年にわたる社員参加型のプロセスを経て策定されました。ワークショップやアンケートなどを通じて交わされた多くの対話から、人に寄り添ったまちをつくりたいという社員の想いが込められています。尚、本ブランドビジョン刷新は、株式会社東急エージェンシーのブランドコンサルティングユニット「ゆえん」*による支援のもと実施いたしました。

【MISSION】

人の暮らしを豊かにするまちづくり

【VISION】

そこに住む人、訪れる人、働く人の未来に思いをめぐらせているお客様に寄り添い、

期待を超えるパートナーとなる

【VALUE】

日々の好奇心と体験を活かして、自らの感性を磨きます

既成概念に縛られず、人の暮らしを豊かにする未来を思い描きます

深い対話を通じて相手の想いに共感し、期待を超える発想をします

領域の垣根を越えて互いに研鑽し、チームとしての総合力を最大化します

■働き方や組織体制の変化

ブランドビジョンの刷新にあわせて、働き方や組織体制の見直しにも積極的に取り組んでいます。

【取り組み事例（一部）】

・フリーアドレス制で部門横断のコミュニケーションを促し、フレックスタイム制で社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現するとともに、音や緑、香りの要素を取り入れた空間で社員の創造性向上を図るなど、多角的な環境整備を推進しています。

・カムバック制度やリジョイン採用を導入することにより、多様化するキャリアやライフイベントに柔軟に対応し、社員の再チャレンジを支援しています。

・組織横断的にプロジェクトをマネジメントする「プロジェクトディレクター」職を新設し、複雑化・多様化したプロジェクトに対応しています。また、デジタル戦略室を新設し、各部門の専門性とデジタル技術のノウハウを一元化することで、顧客対応の迅速化と高付加価値のサービスを提供しています。

今後も、”まちづくり”企業としての在り方を体現すべく、組織体制の強化や多様な働き方の推進など、従業員一人ひとりの創造性を最大限に引き出す取り組みを推進し、人々の“生活”に寄り添い社会課題の解決に貢献できるまちづくりを目指してまいります。

■ブランドビジョン刷新を受けた社員の声

建築設計本部　第３設計室　石井陽

　人がいるからこそ建物が必要となり、建物は多くの人々に使われることで生き生きとして、生活やまちに浸透していきます。建物が更新され新しい景色になっても、昔からその場所にあったかのように親しまれ、自然に存在している事が大切だと思っています。人の思いに寄り添い、生活やまち、環境に根ざして親しまれていく建築をつくっていきたいと思っています。

建築設計本部　西日本支店　扇芝孝誠

　お客様が「このまちを変えたい」と思ったときに、「東急設計コンサルタントに頼めば、人に寄り添ったまちをつくってくれるんじゃないか」と思っていただきたいです。ブランドビジョンを刷新したことで、そんな想いや信頼が、少しずつ浸透して広がっていってくれたら嬉しいです。

都市・土木本部　まちづくり室　林佐奈美

　まちづくりは、そこに住む人、訪れる人、働く人の人生の一部だと思っています。建物や空間をデザインするだけでなく、居心地良く過ごしてもらえるよう、人の生活をデザインすることもまちづくりの大切な役割の１つです。だからこそ、人の想いに寄り添いながら責任を持ってまちづくりに取り組んでいきたいです。

■今後の展望と社長メッセージ

時代の移り変わりとともに、人々の価値観や暮らし方、そしてまちの在り方も大きく変化しています。

今、私たちに求められているのは、建物やまちを設計することだけではなく、その先にある人々の“暮らし”や“体験”、そして“想い”にまで目を向けることです。

そこに住む人、訪れる人、働く人の未来に思いをめぐらせ、より豊かで、より活力に満ちたまちをどう描くか——今回のブランドビジョン策定にあたっては、社員一人ひとりが未来を見据え、自らの言葉で想いを語り、対話を重ねながら、企業としての「あるべき姿」を真摯に模索してまいりました。そうして生まれた言葉が、「生きる人が、活きるまちを」です。

この言葉には、”私たち東急設計コンサルタントが、人々の想いに寄り添いながらまちの未来を共に築いていく存在でありたい”という想いが込められています。

東急設計コンサルタントには、多種多様なプロジェクトを通して培ってきた技術力、そして、都市計画から土木、建築まで、トータルでまちづくりをサポートできる総合力があります。様々な領域の技術や知見を結集させることで、1＋1 が3 にも５にもなるような価値を生み出していく——そんな「共創」こそが、私たちの強みであり、ブランドビジョンを実現する鍵だと信じています。

私たちはこのブランドビジョンのもと、これからも人々の“生活”に寄り添い、暮らしを豊かにするまちづくりの実現を目指します。

■ビジョンを体現する事業事例

南町田グランベリーパーク及び周辺開発

「賑わいと緑の融合」をテーマに、駅・大規模な都市公園・商業施設や住宅が隣接する立地特性を最大限に活かした”まち”。都市開発・土木・建築の共創により、暮らしやすく、住む人にも訪れる人にも魅力的な、次世代へ繋ぐ持続可能なまちの実現を目指しています。

渋谷駅周辺開発

100年以上にわたる東急グループの最重要拠点。当社も渋谷ストリームや渋谷スクランブルスクエア、渋谷アクシュなどのプロジェクトに参画してきました。まちづくりを通じてまちの魅⼒を⾼め、⼈が主役でにぎわいと回遊性を創出しつつ、まちの課題を克服し、災害に強く、環境と共⽣する持続可能な都市の実現を⽬指しています。

道玄坂通

区画整理、基盤設計、複合用途（商業・オフィス・ホテル）の建築設計を社内協業によりワンストップで手掛けました。人が通り、すれ違い、待ち合わせの場となるような「道」を通したことで、雑多な敷地に回遊性が生まれたほか、防災・防犯の向上、低未利用地の問題、区の宿泊施設不足などの課題解決にもつながりました。

ザ・ホテル青龍京都清水

1933年に建築された旧京都市立清水小学校の校舎を、歴史的価値を尊重しつつ現代の快適性を備えたラグジュアリーホテルへと再生したプロジェクトです。長年地域の人々に愛されてきた小学校の歴史・文化を継承し、未来へつなぐホテルとして再生されました。

■企業概要

「生きる人が、活きるまちを」

東急設計コンサルタントは、人々の“生活”に寄り添い、”人の暮らしを豊かにするまちづくり”を目指す企業です。1973年の設立以来、50年以上にわたり、都市計画、土木設計、建築の設計・監理を一貫して担い、まちづくり技術をワンパッケージで提供してきました。東急グループ内外の集合住宅・ホテル・商業施設・オフィス・鉄道施設など、多岐にわたるプロジェクトを通じて、まち全体の活性化や地域コミュニティの形成といった本質的な“まちづくり”に取り組んでいます。

2025年6月には、ブランドビジョンを全面的に刷新しました。新たなタグライン「生きる人が、活きるまちを」のもと、社会課題が多様化・複雑化する現代において、単にモノをつくるだけではなく、これまで以上に人に寄り添い、社会課題の解決に貢献できる”まちづくり”企業を目指してまいります。