Mercy For Animals、「The Hidden Nightmare」啓発キャンペーンが日本で始動。ケージーフリーを通じた動物福祉の向上を呼びかけ
卵消費量が世界上位3位に入る日本では、95%以上の鶏がケージに閉じ込められています。カンヌライオンズ最終候補作品の映画を核とした啓発キャンペーンは、ケージフリー卵への移行を働きかけます。
国際家畜保護団体 Mercy For Animals は、卵産業における鶏が直面する苦痛を軽減させ、アニマルウェルフェア(動物福祉)の向上という目的としたグローバル啓発キャンペーン「The Hidden Nightmare(意訳:ケージの中に隠された現実)」の日本でのローンチを発表します。この啓発キャンペーンは、何百万羽もの鶏がケージの中で耐える現実を明るみに出して、日本のグローバル食関連企業に対して、ケージフリー卵(平飼い卵)の調達方針を採用し、動物福祉の向上に取り組むよう促しています。

キャンペーンの中心となるのは、Dirty WorkとArea 23が制作した2分30秒の映像作品です。2Dアニメーションとストップモーションを融合させた独自の表現により、金属の檻に閉じ込められ、羽を広げることさえできない状況で一生を過ごす鶏たちの「悪夢」をリアルに伝えます。アートは良心を映す鏡となり、私たちの選択が持つ隠れた影響を照らし出し、より深い気づきをもって、思いやりの心で行動するよう私たちに問いかけます。
「日本はイノベーションの領域において世界的なリーダーでありながら、食料を提供する動物たちの扱いについては、国際社会から大きく取り残されています」と語るのは、Mercy For Animalsのグローバル・コーポレート・キャンペーン・スペシャリスト Juan José・Rebollo氏です。「本啓発キャンペーンを通じて、私たちは日本の鶏の約95%以上がケージの中で搾取されているという現実を訴えています。動物福祉の観点から、2026年までに国内外すべての事業において、ケージを廃止することを約束することで、日本の企業は卓越性という自らの価値観をアニマルウェルフェアにまで広げるべき時代です。」
企業の「ダブルスタンダード」に向き合う
キャンペーンが1つのテーマとして取り上げているのが、一部の日本企業に見られる矛盾です。欧州や北米ではすでにケージフリー基準を採用しながら、アジアの事業では鶏をケージに閉じ込め続けているという実態があります。
「一部の日本企業は、海外ではケージフリーの方針を宣言しておりますが、国内では異なる基準を維持しています」と話すのは、Mercy For Animalsのグローバル・コーポレート・リレーションズ・コーディネターの 廣瀬・ジャスミン氏。「国内の慣行を国際的な動物福祉の基準を取り入れることは、企業責任の最前線に立とうとする企業にとって絶好な機会です。日本が世界の食品産業におけるリーダーであり続けるためには、大企業が率先して、ケージの段階的廃止に向けた決断を下す必要があります。ビジネスを展開するすべての地域において、すべての動物の福祉が尊重されることを保証しなければなりません。」
「The Hidden Nightmare」啓発キャンペーンは、世界的に広がりつつある、地球のすべての生き物に対してより思いやりのある食料システムへの移行という潮流を反映しています。世界中の約2,600社がすでにケージフリー卵への移行を公約しています。Mercy For Animalsはこれまでの取り組みを通じて、世界有数の食品企業から数百件にのぼるケージフリーコミットメントの採用を導いて、毎年何百万羽もの鶏の動物福祉改善に貢献しています。
「The Hidden Nightmare」はすべての鶏が痛みを感じ、喜びを経験する能力を持つ動物であることを思い起こすための呼びかけです。膨大な生産数の背後には、翼を広げ、常なる閉じ込めのストレスなしに生きる空間を与えられるべき、感覚ある存在たちがいます。企業にとっても消費者にとっても、平飼い卵やケージフリー卵という選択肢は、単なるサプライチェーンの変更ではなく、環境、人と動物すべてに優しい食の未来への選択です。
啓発キャンペーンの日本語ウェブサイトはこちらからご確認いただけます。
The Hidden Nightmareの短編制作をこちらからご閲覧ください。
詳細、インタビューに関して以下のメールアドレスまでご連絡ください(日本語可)。
Jasmine.Hirose@MercyForAnimals.org(担当者:廣瀬 ジャスミン)
Mercy For Animalsについて
Mercy For Animalsは、世界中の家畜動物の苦痛の軽減と、公平で多様な食のポリシーと選択肢の推進に努めている国際非営利団体です。世界の全ての生き物のために持続可能かつ思いやりのある食料システムのを目指しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
