SIIと三菱地所グループのHmlet Japan、下取り家具の活用に向けた実証実験を開始

株式会社ストラテジックインサイト

2025年11月12日 15時00分

　株式会社ストラテジックインサイト（本社：東京都港区、代表取締役：石井光太郎、以下「SII」）と、フレキシブルリビング事業を展開するHmlet Japan株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：佐々木謙一、以下「Hmlet」）は、下取り品などの上質な中古家具を家具付き賃貸物件に導入し、物件の高付加価値化とサステナブル社会の実現への貢献を目的とした実証実験を、2025年11月より東京都内のHmlet物件にて実施いたします。

■取組の概要

　本取り組みでは、東京都内のHmlet運営物件を対象に、下取り品などの上質な中古家具を活用し、家具付き賃貸物件の高付加価値化を図ります。

　今回の取り組みでは、メーカーや小売店が下取り・回収した上質な中古家具をSIIが選定・調達し、Hmletの物件に導入することで、コストを抑えながらも洗練された住空間を提供し、住宅の新たな魅力づけを目指します。

　この取り組みを通じて中古家具を再流通させることは、家具メーカー・小売店にとっても、単に中古家具の廃棄抑制になるだけでなく、以下のメリットを生み出すと考えています。

下取りや回収を通じて、企業とユーザーの間に新たな接点が生まれる
回収した家具の再流通先として、家具付き賃貸という新たな活用チャネルを持つことができる
家具付き賃貸に配置された中古家具は、入居者にとって新たなブランド体験や発見のきっかけとなる

両社はこの取り組みを通じて、良質な中古家具が再び暮らしの中で息づく循環を生み出すことを目指します。

　Hmletは今後も、住まう方々のライフスタイルに寄り添い、柔軟で快適な住環境の提供に注力してまいります。現在、運営戸数は順調に増加しており、2030年代には1万戸を目指しております。

　SIIとHmletは、こうしたビジョンを共有し、今後も連携を強化してまいります。今回の取り組みである下取り家具を活用した家具付き賃貸事業についても、他物件への大規模な導入を共同で検討し、両社の事業拡大を加速させる重要な取り組みとして推進してまいります。

【対象物件情報】

所在地：東京都渋谷区初台
最寄り駅：京王線「初台」駅、小田急線「代々木八幡」駅、千代田線「代々木上原」駅それぞれ徒歩10分
運営：Hmlet Japan株式会社

■Hmlet Japan株式会社について

　Hmlet Japanは、「人生を豊かにするコミュニティと住まいの提供」をミッションとして、三菱地所株式会社とHmlet Pte.,Ltd.（現 Habyt GmbH）が2019年に設立したフレキシブルリビングの運営会社です。フレキシブルリビングは、働き方やライフスタイルの価値観が変化するなか、ミレニアル世代を中心にニューヨーク、ロンドン、シンガポール等の世界主要都市において普及しつつあります。

　Hmlet Japanの入居者は、外国籍が約7割でその半数が欧米の方が占めており、50カ国以上の方にご利用いただいています（2024年6月時点）。今後も、「暮らし方の自由」を追求し、日本から世界へ、新しい住まいのあり方を提案してまいります。

【Hmlet Japan株式会社　会社概要】

会社名：Hmlet Japan株式会社

所在地：東京都千代田区大手町一丁目1番1号

創業：2019年10月

主要株主：三菱地所株式会社・Hmlet Pte.,Ltd.

事業内容：フレキシブルリビング事業施設の運営

代表者：代表取締役佐々木謙一氏

URL: https://hmletjapan.com

■SIIについて

　SIIは、循環型社会におけるイノベーションに挑む企業を支援し、流通領域の新たなマーケットを創造する共創型パートナーです。二次流通支援サービス「Selloop」で培った知見を活かし、メーカーや小売企業のサステナブル経営や新規事業創出を後押ししています。

　その延長として、SIIは「VDC（Value-Driven Circulation）」というコンセプトを掲げています。 VDCとは、サステナビリティとビジネスの両立を目指す新しい循環の考え方です。大量生産・大量消費の時代から、価値あるものを長く使い、次につなげていく時代へ。高品質で長く使える製品と、それを支えるサービスを組み合わせることで、ユーザーには心地よく賢い選択肢を、企業には新しい顧客とのつながりを生み出します。 “我慢するサステナビリティ”ではなく、“価値を高めながら続けるサステナビリティ”を実現することが、VDCの目指す姿です。