地方の人手不足と健康課題に、地域薬局からの新たな解決策

宮城県柴田郡の「こうめ薬局」が健康経営支援型食の福利厚生サービスを提供開始― 治療だけでなく「予防医療」で、いつまでも健康で働ける地域へ ―

株式会社Zelkova

2025年12月16日 10時00分

株式会社Zelkova（本社：宮城県仙台市、代表取締役：清水幸一）が運営しているこうめ薬局（所在地：宮城県柴田郡）は、冷凍庫と電子レンジのみで導入できる健康経営支援型食の福利厚生サービス「職場で健幸ごはん」の提供を開始しました。

本サービスは、人手不足が深刻化する地方企業において、「健康で働き続けられる環境づくり」こそが、従業員の定着や採用につながるという考えのもと、地域に根ざした薬局が提供する新しい社員支援のかたちです。

■ サービス開始の背景

こうめ薬局ではこれまで、地域住民の方へ食事相談や健康情報の配信、冷凍弁当の販売に加え、薬剤師による企業の社員向け健康セミナー、健康診断結果の見える化や数値説明、個別栄養・食事指導など、個人・企業の両面から健康支援を行ってきました。その中で浮かび上がったのが、「健診結果は分かっても、日々の食事や行動に結びつかない」という課題です。特に東北地方は全国的に見ても血圧が高い傾向があり、宮城県はメタボリックシンドローム該当者・予備群が多い地域とされています。

今後、医療費（社会保障費）の増加が見込まれる中で、こうめ薬局では治療だけでなく、日常生活の中での予防が地域の持続性を支えると考えています。

また、宮城県柴田郡をはじめとする地方では、慢性的な人手不足に加え、従業員の高齢化や生活習慣病リスクの増加が、企業経営に大きな影響を与えています。

昨今の採用難時代に必要なことは「人を集める」ことと同等に「人が辞めずに、元気に働き続けてもらう」ことが重要であると考えます。

当社は「薬」だけでなく、「食」という日常の根幹を支えることで、より包括的な健康支援を提供できると考え、食の福利厚生サービスの提供を開始します。これにより、地域企業の健康維持・増進に、食の面からも積極的に貢献してまいります。

■ サービスの特長：“食べること”を健康づくりに変える仕組み

「職場で健幸ごはん」は、管理栄養士監修の冷凍ワンプレート弁当（ごはん＋おかず4品）を、職場に設置する福利厚生サービスです。“食べること”を健康づくりに変える仕組みをつくっていきます。

《冷凍ワンプレート弁当の特徴》

・1食約500kcal、たんぱく質平均23g以上、塩分平均1.8g

・緑黄色野菜最大1/2日分、白米と玄米・発芽玄米ブレンド

・電子レンジで約5分、冷凍保存で食品ロス削減

・産婦人科医院への導入実績あり

冷凍庫と電子レンジのみで導入でき、契約期間の縛りがない点も、地方企業にとって導入しやすい特長です。

■ 協力企業について：株式会社MYPLATE

今回の「職場で健幸ごはん」では、株式会社MYPLATEが開発・販売する、ワンプレート冷凍弁当を活用しています。

株式会社MYPLATEは、「おいしく食べ続けて、いつのまにか健康に」をビジョンに、食品の開発・販売・プロデュースを手掛けています。管理栄養士監修のもと、元シェフ・パティシエによる専門チームが、冷凍弁当・惣菜・スイーツなど多彩な食品を開発し、おいしさと栄養価の両立を徹底的に追求しています。産前産後の女性に多くご利用いただいている宅食ブランド「ママの休食」や企業向け食の福利厚生サービスを展開するほか、病院や産後ケアホテル、調剤薬局など専門的な現場での導入実績も多数。味と栄養設計の両面で信頼を獲得しています。食を通じて、人々の豊かな生活をサポートします。

今後は、こうめ薬局と連携し、地域特性や健康課題を踏まえた商品の共同開発にも取り組んでいく予定です。

■会社概要

会社名　株式会社MYPLATE

URL　　https://myplate.co.jp/