【国内初*・大規模調査】ローンディールのレンタル移籍**がイノベーター資質を変容させることを260名のデータで統計的根拠をもって示す

〜人事×データサイエンスの視点から、「イノベーターの思考・行動の型」が越境学習によって強化されることをパス解析で解明〜

株式会社VITAL DESIGN

株式会社VITAL DESIGN(本社:東京都港区、代表:渡邉貴志)は、株式会社ローンディールおよび株式会社インディージャパン(INDEE Japan)と共同で、越境学習プログラム「レンタル移籍」参加者260名を対象とした「イノベーター行動特性」の前後比較効果検証調査を実施いたしました。本調査においてVITAL DESIGNは統計解析・パス解析を担当し、越境学習が参加者のイノベーター資質を有意に変容させることを、統計的手法により明らかにしました。

■ 今回の調査でわかったこと

●レンタル移籍の前後で、イノベーター資質を表す全7項目のスコアが統計的に有意に向上(p < .001、1項目のみp =.001)

●越境後データにおいても「イノベーターDNA」モデルの因果構造が高い適合度で成立(CFI=0.9988)

●特に「ネットワーク力」の向上が最も顕著(差分:+0.887)

●「行動的スキル(質問・観察・実験・ネットワーク)」→「関連付ける力」→「革新的ビジネスアイデア」というイノベーターの思考回路が越境前後ともに統計的有意に向上

*国内初・大規模調査:イノベーターDNAの前後比較による効果検証(株式会社インディージャパン調べ)

**レンタル移籍とは?

大企業の人材を半年〜1年間ベンチャー企業の事業に参画させ育成する、次世代リーダー育成プログラムです。

■ 調査の背景

不確実性が増す経営環境の中で、大企業における人材開発の重要性はかつてなく高まっています。一方で、人事施策の効果検証は定性的な声や参加者アンケートに頼りがちであり、「施策が本当に人を変えているのか」を統計的に示す試みは多くありませんでした。

今回、イノベーター行動特性を測定するINDEE Japan社の「イノベーターDNA診断」において、ローンディール社が保有するレンタル移籍者260名の前後データを、VITAL DESIGNが統計解析・パス解析を担当することで、「レンタル移籍越境学習によって何が、どの程度、なぜ変わるのか」を定量的・構造的に可視化することが可能になりました。

■ イノベーターDNA診断とは

「イノベーターDNA診断」は、クレイトン・クリステンセン教授らが8年以上にわたる研究で解明した「イノベーターの行動特性(発見力)」を測定するアセスメントです。イノベーションの源泉は天性の才能ではなく、後天的に習得可能な行動特性にあるとするこのモデルは、以下の5つの行動スキルと2つの姿勢要素で構成されています。

項目

内容

質問力

既存の枠組みを疑い、本質を問う力

観察力

顧客・現場の細かな変化からヒントを得る力

ネットワーク力

異なる背景を持つ人々と繋がり、知見を広げる力

実験力

素早く試し、失敗から学びを得る力

関連づける力

一見無関係なアイデアや問いを結びつける認知スキル

現状に異を唱える

イノベーションに取り組む姿勢・勇気

リスクをとる

不確実な挑戦に踏み出す意志

〔図①:イノベーターDNAモデル(提供:インディージャパン)〕

■ 調査結果①:全7項目のスコアが統計的に有意に向上

越境前後のスコアを対応ありt検定で分析した結果、C.質問力においてp= .001、その他の6項目においてp < .001という極めて高い統計的有意差が確認されました。p < .001は、偶然このような差が生じる確率が0.1%未満であることを意味します。

評価項目

越境前平均

越境後平均

差分(向上幅)

p値

A. 現状に異を唱える

5.095

5.418

+0.323

< .001

B. リスクを取る

4.103

4.613

+0.511

< .001

C. 質問力

4.795

4.988

+0.193

= .001

D. 観察力

4.542

5.198

+0.656

< .001

E. ネットワーク力

4.420

5.307

+0.887 ★

< .001

F. 実験力

4.892

5.349

+0.458

< .001

G. 関連付ける力

4.641

5.320

+0.679

< .001

★ 最大向上項目  

■ 調査結果②:イノベーターDNAモデルの因果構造が越境前後で統計的に成立

VITAL DESIGNが実施したパス解析(因果構造の分析)により、越境前後のデータ双方において「クリステンセン教授のイノベーターDNAモデル」の因果構造が非常に高い適合度で成立することを確認しました。

【モデル適合度(越境後)】

●CFI = 0.9988(推奨:0.95以上)

●RMSEA = 0.0344(推奨:0.06以下)

●TLI = 0.9932(推奨:0.95以上)

●「行動的スキル(CDEF)」→「関連付ける力(G)」の決定係数 R² = 0.643

この結果は、レンタル移籍の中に「イノベーターとしての思考・行動の型」を構造的に構築していることを示唆するものです。単なるスキル向上にとどまらず、複数の行動特性が連動してイノベーターの資質として発現するプロセスが、260名のデータによって統計的に裏付けられました。

〔図②:パス解析モデル図(越境前)〕 
〔図③:パス解析モデル図(越境後)〕 

■ 各社代表コメント

株式会社ローンディール 代表取締役 後藤幸起

「現代の経営環境において、リーダーの役割は『既存事業の効率的な管理』から『未知の課題の発見と変革』へと移行しています。今回の調査で証明された資質は、『両利きの経営』の体現や、課題『解決』型から課題『設定』型への転換に不可欠なものです。AIが正解を出す時代だからこそ、ローンディールは『不確実な時代を切り拓く意志ある人材』の育成に、より一層貢献してまいります。」

株式会社インディージャパン 代表取締役 津田真吾

「行動力そのものがイノベーション力である、と数々の企業やビジネスパーソンを支援してきた経験からも感じております。しかも、この『行動力は環境がつくる』ということを再確認できたのは私どもも大変嬉しく思います。益々多くの企業や個人がレンタル移籍、新規事業、起業といったイノベーション活動に関わっていくことを願っています。」

株式会社VITAL DESIGN 代表 渡邉貴志

「今回の分析で最も印象的だったのは、越境前後で『行動特性→関連付ける力』というイノベーターDNAモデルの構造が統計的に成立していたことです。また、越境後に各スコアが有意に向上したことで、レンタル移籍がイノベーター資質の『強化』に機能することを示すことができました。人事施策の効果検証は定性的な声に頼りがちですが、260名の前後データとパス解析を組み合わせることで、施策の効果構造まで可視化できることを示せた点に意義があります。」

■ VITAL DESIGNについて

VITAL DESIGNは、今回のような人事施策の定量的効果検証を強みの一つとして、引き続き企業のデータドリブン人事・組織コンサルティングを広げてまいります。ご関心のある企業様はお気軽にお問い合わせください。

主要サービスは以下の3領域です。

①エンゲージメントサーベイ「フロースケール」×データサイエンス

心理学に基づく「仕事への没頭感(フロー状態)」を測定するサーベイとデータサイエンスを掛け合わせ、社員が夢中になり創造性を発揮するトリガーを可視化します

②人事データ統合・深層心理分析

既存のエンゲージメントサーベイや人事データを統合・解析し、社員の深層心理や組織課題を可視化。データに基づく精度の高い施策立案と効果測定を実現します。

③人事データ分析研修・伴走支援

人事・経営企画部門が自走できるデータ分析スキルの習得から、実データを用いたアクションラーニングによる内製化促進まで、組織のデータドリブン人事を実現します。

■ 調査概要

対象者

2017年4月1日〜2025年3月31日の期間に「レンタル移籍」を開始・終了した260名

有効回答数

260名(越境前後の両時点でイノベーターDNA診断に回答した方)

調査方法

インディージャパン社のオンライン診断ツールによる前後回答

分析期間

2025年9月30日〜2025年12月14日

診断ツール

株式会社インディージャパン「イノベーターDNA診断」

分析手法

対応ありt検定、パス解析(構造方程式モデリング)

統計解析担当

株式会社VITAL DESIGN

■ 関連イベント:オンラインセミナー開催のご案内

本調査の結果を受け、3社共催のオンラインセミナーを開催します。

タイトル

なぜイノベーター資質は“越境“で伸びるのか?260名のデータが示す、育成効果とメカニズム

日時

2026年4月22日(水) 09:00〜10:00

形式

オンライン(Zoomウェビナー)

登壇者

株式会社ローンディール Producer 野島朋子氏

株式会社インディージャパン 代表取締役 テクニカルディレクター 津田真吾氏

株式会社VITAL DESIGN 代表 渡邉貴志

対象

人事責任者・担当者、経営企画、新規事業開発部門の方

参加費

無料

申込URL

https://loandealevent20260422.peatix.com

■ 会社概要

【株式会社VITAL DESIGNについて】

社名:株式会社VITAL DESIGN 

代表:渡邉 貴志

設立:2025年1月

所在地:東京都港区南青山3丁目1番36号 青山丸竹ビル6F 

URL:https://vital-design.co.jp/

「『働く』を再定義する」をVISION、「社会の鼓動を高める」をMISSIONに掲げ、人事データと最先端の分析技術で社員の創造性を引き出す組織づくりを支援します。社員のアイデアが次々と生まれる環境設計と、そのアイデアをビジネスや経費削減につなげる仕組みを個社ごとに設計・提供しています。

代表の渡邉貴志は、Langara College(カナダ)・上智大学を経て、豊田通商株式会社・伊藤忠商事株式会社にて合計13年間、人事・組織開発および新規事業開発を担当。累計3万人規模の人事データを解析し、社員の潜在的ニーズの発掘・風土改革をリード。新規事業開発においても両社で全社横断型リーダーとして100件以上の案件を審査・伴走した実績を持ちます。データサイエンティスト・米国公認会計士(USCPA)の資格を保有。

【株式会社ローンディールについて】

社名:株式会社ローンディール

代表取締役:後藤 幸起・大川 陽介

所在地:東京都港区 

URL:https://loandeal.jp/

大企業の人材を半年〜1年間ベンチャー企業の事業に参画させる次世代リーダー育成プログラム「レンタル移籍」をはじめ複数の越境プログラムを 提供。2015 年のサービス開始以来、2026年3月時点で約1000名・150社名に越境学習を提供。イノベーション人材や次世代リーダーの育成・キャリア自律の促進等、企業の人事・組織課題を支援しています。

【株式会社インディージャパン(INDEE Japan)について】

社名:株式会社インディージャパン(INDEE Japan) 

代表取締役:津嶋 辰郎・津田 真吾 

所在地:東京都中央区 

URL:https://www.indee-jp.com/

INDEEJapanは、2011年の創業以来、イノベーション創出に特化したコンサルティングファームとして展開しています。コンサルティング、国内外の事業開発支援、ベンチャーキャピタルを通じて、企業やスタートアップの新規事業創出を支援しています。ハーバード・ビジネススクールの故クレイトン・クリステンセン教授の提唱した「Jobs to Be Done(ジョブ理論)」を基盤としたアプローチを手法とし、顧客が本当に解決したい課題(ジョブ)を起点に事業を構想することで、再現性の高いイノベーション創出を実現しています。

■ 本件に関するお問い合わせ

株式会社VITAL DESIGN 広報担当

Email:h.nachi@vital-design.co.jp

Tel:080-4069-4770

URL:https://vital-design.co.jp/

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社VITAL DESIGN

3フォロワー

RSS
URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南青山3-1-36 青山丸竹ビル6F
電話番号
-
代表者名
渡邉貴志
上場
未上場
資本金
-
設立
2025年01月