日本のアーティストを世界の音楽キュレーターへつなぐAI音楽ピッチプラットフォーム「OTONAMI」、5月19日正式ローンチ
政府のコンテンツ海外展開方針に呼応。Music Press Asia(シンガポール)、Tinnitist(カナダ)、PYAAR Agency(ポーランド)らがFounding Curatorとして参加

TYCompany合同会社(本社:神奈川県川崎市、代表:山下 智)は、日本の独立系アーティストを海外の音楽キュレーター(プレイリスト編集者・音楽ブロガー・ラジオDJ・レーベルスカウト等)へ直接つなぐ、AIマッチング型音楽ピッチプラットフォーム 「OTONAMI」(otonami.io) を、2026年5月19日(火)に正式ローンチします。
Music Press Asia(シンガポール)、Tinnitist(カナダ)、PYAAR Agency(ポーランド)を含む、世界各国20名以上のキュレーターがローンチ時点で参加。政府が2033年までにコンテンツ産業の海外売上20兆円を目標として掲げ、日本のアーティストの海外展開支援を進めるなか、民間からの実装プロダクトとして音楽分野の海外送出ルートを補完することを目指します。
配信時代の構造的課題:「音楽を作る」と「届ける」の非対称
ストリーミングが音楽産業の中心となった今、楽曲を世界へ配信すること自体は誰にでも可能になりました。一方で、その音楽を「適切なリスナーに届ける手段」は依然として限られています。
日本の独立系アーティストにとっては、言語の壁(英語でのピッチ作成・コミュニケーション)海外メディア・キュレーターとの人脈の不在無償サブミット型サービスの返信率の低さという三重のハードルがあり、自国市場の外に音楽が届く機会はごく一部に限られてきました。

■ 政府方針との接続:コンテンツ海外展開を「音楽分野」で実装
2025年12月、高市早苗内閣総理大臣は自身のX(旧Twitter)で「日本の才能あふれるアーティストの皆様が、より多くの国でライブや交流を実現できるよう、政府は海外展開支援を強化します。アジア、欧州、北米など多様な市場で、日本の音楽が響く未来を創ります」と発信。同月、首相官邸で開催されたコンテンツ業界との意見交換会では、「すばらしい日本のコンテンツ力を世界中に展開したい」との方針が示されました(首相官邸公式発表より)。
経済産業省の5カ年アクションプランでは、2023年に約5.8兆円だった日本のコンテンツ産業の海外売上を、2033年までに20兆円へ拡大する目標が掲げられています。コンテンツ産業は、日本成長戦略における17の戦略分野の一つとして位置付けられています。
OTONAMIは、こうした政府の方針が示すコンテンツ海外展開の流れに対し、音楽分野における具体的な海外送出ルートを民間から補完するプロダクトです。アニメ・マンガ・ゲームと並び、日本のインディー音楽が国境を越えて評価される土壌づくりに、技術と人的ネットワークの両面から貢献することを目指します。
■ OTONAMI が提供する3つの価値

1. AIマッチング アーティストが楽曲URL(Spotify / SoundCloud / YouTube等)を入力すると、AIが楽曲のジャンル・音響特徴・ムード・テンポを分析し、世界中のキュレーターから最適な相手を適合度スコアで推薦します。
2. AI英訳ピッチ 日本語で書いた楽曲紹介を、AIが自然な英語のピッチ文に変換。英語でのコミュニケーションに不安があるアーティストでも、海外キュレーターに専門的なピッチを送ることができます。
3. キュレーターへの正当な対価(有償フィードバック) 従来の無償サブミット型サービスでは、返信率の低さやテンプレート的なフィードバックが課題でした。OTONAMIではキュレーターに対しフィードバックの対価を支払うことで、誠実で実用的な返信を担保しています。アーティストは7日以内のフィードバックを受け取れます。
■ 既存サービスとの違い
OTONAMIは、いわゆる「再生数水増しボット」や「インフルエンサーへの楽曲提供」とは根本的に異なります。実在する音楽メディア運営者・プレイリスト編集者・ラジオDJからの、人間によるフィードバックと掲載機会を提供します。

■ ローンチ参加キュレーター(主要)Monica Tong / Music Press Asia(シンガポール) — Founding Curator #1Darryl Sterdan / Tinnitist(カナダ) — Founding Curator #2Witold Rosiak / PYAAR Agency(ポーランド) — Founding Curator他、世界各国から20名以上のキュレーターが参加
■ 創業者コメント(山下 智)
「自分自身、ROUTE14band のドラマーとしてSXSWに通算10回出演しても、海外に楽曲を届ける手段は人脈と運に依存していました。キュレーターに無償でメールを送り続けるのではなく、誠実なフィードバックに正当な対価が払われる仕組みを作りたかった。
政府が日本のコンテンツ産業の海外展開を国家戦略として後押しする流れの中で、音楽分野はアニメやマンガと比較してまだ海外送出のインフラが整っていません。OTONAMIは、この音楽分野のギャップを民間として埋めるプロダクトです。
言語の壁が、音楽が人に届く障害であってはいけない。海外のキュレーターから『日本のインディー音楽をもっと知りたい』という声を何度も聞いてきました。その声に応える仕組みを、技術と人的ネットワークの両方で実装しました。」

創業者プロフィール
山下 智(Satoshi Yamashita) TYCompany合同会社 代表 / 一般社団法人インディペンデント・レーベル協議会(ILCJ) 事務局長
音楽業界18年以上のキャリアを持つアーティスト・経営者。ソニー・ミュージックアーティスツ、T-SQUARE Music Entertainment 等を経て、2010年にインストゥルメンタル・バンド ROUTE14band を結成。
同バンドのドラマーとして、SXSW(米テキサス) に通算10回出演、ニュージーランド Bay of Islands Jazz & Blues Festival に通算8回出演 など、自ら海外公演を重ねる。
横浜にレコーディングスタジオ STUDIO JOURNEY を運営。レコーディング・ミックス・マスタリングのキャリアは15年以上。
ILCJ事務局長として、70社を超える独立系レーベルの国際展開支援に携わる。
アーティスト・マネージャー・エンジニア・業界団体運営者という4つの視点が、OTONAMI のプロダクト設計に反映されている。
出典・参考情報首相官邸「令和7年12月22日 コンテンツ業界との意見交換会」https://www.kantei.go.jp/jp/104/actions/202512/22ikenkoukan.html経済産業省 コンテンツ産業 5カ年アクションプラン(2023年公表、海外売上2033年20兆円目標)高市早苗 内閣総理大臣 X投稿(2025年12月4日)
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