Tintri、OpenTelemetry連携機能を公開エンタープライズストレージとKubernetesオブザーバビリティのシームレスな連携を促進
サイロ化を解消しベンダーに依存しないシームレスなフルスタックの可視化を実現。MTTR(平均復旧時間)を短縮しトラブルシューティングを迅速化
コンテナ/仮想基盤向け、AIを活用したデータマネジメント・プラットフォームを提供するTintriは、OpenTelemetry連携機能を公開し、OpenTelemetryオープンソースコミュニティへのコミットメントを表明するとともに、日本における展開開始を発表します。
本連携機能によって既存のREST APIデータを標準化されたクラウドネイティブなテレメトリへ変換することで、IT部門はいつも利用しているダッシュボードからTintri VMstoreのメトリクスとKubernetes環境を容易に関連付けて可視化・分析できるようになります。監視のサイロ化が解消されベンダーに依存しないフルスタックオブザーバビリティを実現し、MTTR(平均復旧時間)の短縮と迅速なトラブルシューティングが可能となります。

【根本的な課題:ダッシュボードを増やしても解決は困難】
クラウドネイティブな本番環境では、サービスの可用性を維持するために、障害の根本原因を迅速に特定することが極めて重要です。しかし、従来のストレージ監視は、他の基盤の監視から切り離された状態で運用されることが少なくありません。
DevOpsやSite Reliability Engineering(SRE)チームは、アプリケーションのパフォーマンスを統合ダッシュボードで監視している一方、ストレージ管理者はベンダーごとの専用ツールを利用しています。この分断された環境では、IT部門はインフラ全体の状況を把握するために、複数の監視システムや重複するアラート、異なる認証情報を手作業で管理することになってしまいます。
その結果、平均復旧時間(MTTR:Mean Time To Resolution)の長期化、運用コストの増加、そしてシステムアーキテクチャの複雑化を招いています。
【ソリューション:すべてのテレメトリを1つのパイプラインへ 】
TintriのOpenTelemetry連携は、この課題を根本から解決します。OpenTelemetryをネイティブに採用することで、VMstoreが持つ豊富なテレメトリデータを、企業がすでに標準的に利用している統合監視プラットフォームへシームレスに取り込みます。
これにより、エンジニアはストレージ専用の個別アプリケーションを利用する必要がなくなり、Tintriのメトリクスを既存の監視基盤へシームレスに統合できます。
さらに、Tintri VMstoreは、従来のLUNやボリューム単位ではなく、個々の仮想マシン(VM)やコンテナ化されたアプリケーション単位でパフォーマンスを把握できるよう設計されています。そのため、Grafanaなどの可視化ツールで表示されるデータは、より詳細でコンテキストに富み、即座に実用的なインサイトを提供します。
【ビジネス価値】
本連携により、エンタープライズITの運用において、次のような効果を得ることができます。
・MTTR(平均復旧時間)の短縮と迅速なトラブルシューティング
ストレージのパフォーマンス情報を、インフラやアプリケーションのテレメトリと並べて単一のダッシュボードで可視化できるため、障害の根本原因の特定から復旧までに要する時間を大幅に短縮します。 ・追加ライセンス費用は不要
既存の監視ツールとシームレスに連携するよう設計されているため、新たなストレージ専用監視製品の購入や導入、運用担当者へのトレーニングは不要です。
・高いアーキテクチャの柔軟性と将来への対応力
本ソリューションは、OpenTelemetryというオープンスタンダードをベースとして、オープンソースソフトウェア(OSS)コミュニティへ貢献するためのコミュニティプロジェクトとして開発されました。その成果はオープンソースコミュニティのリポジトリへ直接提供されています。
独自ライセンスによる囲い込みではなく、オープンソースとして提供されることで、お客様はベンダーロックインから解放されます。また、このツールは業界標準の進化に合わせて継続的に発展し、将来的に監視バックエンドを変更する場合でも、設定を変更するだけで容易に移行できます。
【アーキテクチャと仕様 】
本ソリューションは、プラットフォームエンジニアやエンタープライズアーキテクト向けに設計されており、クラウドネイティブの標準アーキテクチャにシームレスに適合します。
・OpenTelemetryネイティブアーキテクチャ
標準的なOpenTelemetry Collectorコンポーネントとして動作します。
TintriのREST APIはこれまでも、VMstoreおよびTintri Global Center管理プラットフォームから詳細なインフラ性能データを提供してきました。しかし、この新しい連携機能により、ユーザーが独自のデータ取得(スクレイピング)スクリプトを開発・保守する必要はなくなります。
REST APIから取得したデータを自動的に処理し、OpenTelemetryのセマンティック規約に従って変換・マッピングすることで、コンテナ化アプリケーションやKubernetes環境のテレメトリと即座に関連付け(相関分析)できるようになります。
・監視ツールへの柔軟なデータ連携
標準のOpenTelemetry Collector Exporterを利用することで、VMstoreの豊富なデータを、OTLP(OpenTelemetry Protocol)に対応した任意の監視バックエンドへシームレスに送信できます。たとえば、Grafana、Prometheus、ClickHouse、Datadog、Dynatraceなどに対応しており、Tintri側の連携機能を変更することなく利用できます。
【Tintri シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Phil Trickovic(フィル・トリコビッチ)のコメント 】
「AIエージェントや、ますます高度化・複雑化するAIプラットフォームの導入が進む中、あらゆる意思決定の基盤となるインフラのパフォーマンス、容量、コストを統合的かつ可視化された形で把握することが不可欠になっています。
Tintriの自律型・セルフチューニング・ワークロード認識型ストレージのインテリジェンスをOpenTelemetryエコシステムと統合することで、こうした複雑さを解消するために必要なオープンなオブザーバビリティ基盤を提供します。
さらに、Tintriの高度なAI分析プラットフォームや自動QoS機能と組み合わせることで、プラットフォーム選定における適切な意思決定を支援するとともに、コスト管理の最適化、AI運用の迅速化、アプリケーションおよび大規模言語モデル(LLM)の安定したパフォーマンス維持に役立つ実践的なインサイトを提供します。
私たちは、この先進的なソリューションを日本のお客様およびビジネスパートナーの皆様へ提供できることを楽しみにしています。」
【本連携機能に関する日本の専用窓口】
エンタープライズストレージとKubernetesオブザーバビリティのシームレスな連携を促進するために、日本における本連携機能についての専用の窓口を設置しました。ご興味のある方はぜひ下記までメールにてお問い合わせください。
OpenTelemetry@tintri.co.jp
【Tintriについて】
Tintriは、仮想化環境およびコンテナ環境向けに特化して設計された、業界唯一のワークロード認識型AIデータマネジメントプラットフォームを提供しています。主力製品であるVMstoreは、仮想マシン(VM)、コンテナ、データベース単位でデータを自律的に管理し、ワークロードごとの自動運用、QoS(サービス品質)の保証、予測分析を実現します。これにより、日常的なチューニングやトラブルシューティングの負担を大幅に軽減します。
Tintriは、米国Tintri by DDN Inc.を本社とし、日本においては株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンのTintri事業部として、製品の販売・サポートを提供しています。
詳しくは、https://www.tintri.co.jp をご参照ください。
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