供養のその先へ。家系継承印「祖霊印」を発表

家系や家族に受け継がれてきた想いや歴史を、次世代へ託すための新しい文化提案

株式会社永久

株式会社永久(とこしえ、本社:新潟県長岡市、代表取締役:大井葉月)は、家系や家族に受け継がれてきた想いや歴史を、未来の世代へ託すための家系継承印「祖霊印(それいいん)」を発表いたします。

祖霊印は、故人を偲ぶための印ではありません。

家系を受け継ぎ、その想いや歴史、価値観を未来へ託したことを証す「継承印」です。

家系継承書・家系図・家系譜とともに、一つの家が歩んできた歴史を記録し、次の世代へ引き継ぐための仕組みとしてご提案いたします。

私たち株式会社永久は、祖霊印という商品を通じて、「家系継承を、文化にする。」ことを目指しています。

祖霊印・継承箱・家系継承書 一式

■ なぜ今、「家系継承」なのか

祖霊印が生まれるきっかけとなったのは、代表・大井葉月自身の経験でした。

大井は、三百年以上続いた寺院の家に嫁ぎました。義父の他界を機に、家族は寺を閉じるという決断を迫られました。土地も建物も、いつかは手放さざるを得ない。しかし、家族の中で受け継がれてきた想いや記憶まで、失っていい理由にはならない——そう感じずにはいられませんでした。

母として、何度も自分に問いました。「子どもたちに、何を残したいのだろう」と。

行き着いた答えは、お金でも土地でもなく、「想い」でした。けれど、想っているだけでは伝わりません。だから、残す。言葉にする。形にする。未来へ渡す。

その経験から、私たちは一つの疑問を抱きました。

「供養の文化はある。しかし、家系を未来へ受け継ぐ文化はあるのだろうか。」

日本には古くから、ご先祖を敬い、亡き人を弔う文化があります。法要を営み、お墓を守り、仏壇へ手を合わせる。それらは今も多くの家庭で大切に受け継がれています。

一方で、家族がどのような想いで家を守り、何を大切にし、どのような歴史を歩んできたのか。そして、それらを誰が受け継ぎ、未来へ託したのかを記録し、形として残す文化は、現在の日本では広く定着しているとは言えません。

家督相続や祭祀承継、相続制度など、「家」を引き継ぐための制度は存在します。しかし、それらは法律や手続きの側面が中心であり、家族の想いや歴史まで受け継ぐ仕組みではありません。

私たちは、そこに大きな空白があると考えました。

■ 日本が抱える「継承」の課題

文化庁の調査によると、全国約七万七千の寺院のうち、およそ二万カ寺が住職のいない無住寺院と推計されています。さらに二千カ寺以上が、宗教活動を停止した不活動寺院とされています(※1)。

墓じまいの増加や少子高齢化、核家族化など、家族を取り巻く環境も大きく変化しています。近年は、寺院という存在そのものを取り巻く環境の変化も報じられるようになりました。2026年7月15日放送のNHK「クローズアップ現代」でも、都市部の寺院をめぐる地価高騰と、それに伴う墓や納骨堂をめぐる混乱が特集されており、寺院と家族の関係が大きな転換期にあることがうかがえます。

「お墓を守る人がいない」「家を継ぐ人がいない」——そのような言葉を耳にする機会は、年々増えています。

しかし、本当に失われつつあるのは、お墓という形だけではありません。

家族の歴史。代々受け継がれてきた価値観。先祖から受け継いだ教え。子や孫へ託したい願い。

そうした目には見えない財産が、世代を重ねるたびに少しずつ失われていることこそ、私たちが向き合うべき課題ではないでしょうか。

供養とは、亡き人を敬い、その人生に想いを寄せる営みです。一方で、継承とは、その想いを受け取り、未来へつないでいく営みです。

私たちは、供養を否定したいのではありません。むしろ、供養という尊い文化のその先に、「継承」という新たな文化を社会へ提案したいと考えています。

供養文化は、日本に根付いています。しかし、継承文化は、まだ始まっていません。私たちは、その新しい文化を社会へ提案します。


■ 家系継承とは何か

家系継承とは、財産や名字を受け継ぐことだけではありません。代々受け継がれてきた想いや価値観、家族の歴史、先祖への感謝、そして未来への願いを、次の世代へ託していく営みです。

私たちは、人それぞれに人生があるように、それぞれの家にも物語があると考えています。

創業者の志を大切にする家。「人に親切であれ」という教えを守り続ける家。代々続く商売を誇りとして受け継ぐ家。地域を支えてきた歴史を持つ家。苦難を乗り越えながら家族を守り続けてきた家。

その一つひとつが、その家だけの文化です。

しかし、それらの多くは口頭で語られるだけで、世代が変わるたびに少しずつ失われていきます。祖父母が知っていたことを親は知っていても、その子どもまでは伝わらない。親が大切にしてきた想いも、言葉にしなければ、やがて記憶の中から消えてしまいます。

私たちは、その「見えない財産」を未来へ残したいと考えました。

家系継承とは、過去を懐かしむことではありません。受け継いできたものを整理し、自分が何を未来へ託したいのかを考え、次の世代へ確かに引き継ぐための行為です。

家系継承は、ヒアリングから記録、そして次に述べる「継承奉告」までを含む、一連の営み全体を指す言葉です。継承奉告は、その営みの中で、正式に受け継いだことをご家族の前で確認し、表明する一つの節目にあたります。

私たちは、家系継承という文化を、次の四つの階層として捉えています。

● 文化=家系継承――先祖から受け継いだ想いや価値観、家族の歴史を、次の世代へ託していく営み全体

● 実践=継承奉告――その営みを、ご家族の前で実際に確認し、表明する行為

● 記録=家系継承書――誰が、誰から、何を受け継いだのかを記す、一族の記録

● 象徴=祖霊印――継承奉告が行われたことを証す、家の印


■ 家系継承はどのように行うのか

株式会社永久では、家系継承を一つの「仕組み」としてご提案しています。

まず、ご家族へのヒアリングを通して、その家に受け継がれてきた歴史や想いを丁寧に整理します。家系図を作成し、ご先祖から現在へ続く系譜を明らかにするとともに、その家ならではの出来事や、大切に受け継がれてきた価値観を記録していきます。

さらに、「家系継承書」には、家族の歴史だけではなく、これから未来へ託したい想いや願い、継承者としての決意などを記します。

そして、その内容をご家族の前で確認し、正式に受け継ぐ節目として「継承奉告」を行います。一族の証「祖霊印」を、家族の歴史書「家系継承書」に捺す瞬間。これまでの歴史やご先祖に静かに向き合い、これから先の子孫へと想いを馳せる、目には見えない大切なものを次世代へ手渡す時間です。

誰が受け継ぎ、何を受け継ぎ、次の世代へどのように託したのか。それらを一つの記録として残すことが、家系継承の目的です。

私たちは、この一連の流れそのものが、新しい「家系継承文化」であると考えています。

祖霊印の印材


■ なぜ「印」なのか

日本では古くから、「印」は単なる道具ではありませんでした。人生の節目や重要な契約、代々受け継がれる家業や財産の承継など、大切な意思を示す場面で用いられ、人と人との約束や責任を証す存在として受け継がれてきました。

私たちは、その印章文化に着目しました。家系を受け継ぐという営みもまた、一つの大切な意思表示です。先祖から受け継いだ想いや歴史を未来へ託すこと。その責任を受け止め、次の世代へつないでいく決意を形として残すこと。

その節目を証すものとして、私たちは「印」が最もふさわしいと考えました。

こうして生まれたのが、家系継承が行われたことを証す継承印「祖霊印」です。

祖霊印は、認印や実印のように日常生活で使用する印ではありません。また、供養のための仏具でもありません。家系継承という節目を記録し、その事実を未来へ伝えるための継承印です。印面には個人の名前ではなく、その家を象徴する文字や想いを刻みます。

祖霊印の印影

祖霊印が証すのは、一人の人生ではありません。「この家が、確かに受け継がれた」という事実そのものです。

なお、祖霊印の捺印や、それに伴う「継承奉告」は、宗教活動を目的としたものではありません。特定の宗教・宗派に基づく儀式ではなく、受け継いできた想いを未来へ渡すための、文化的な営みとしてご提案しているものです。

祖霊印ロゴマーク―継承箱や家系継承書の表紙に刻まれています 


■ 「継承奉告」とは何か

家系継承という一連の営みの中で、その実践にあたる節目が、「継承奉告」です。

継承奉告とは、家系継承書・家系図・家系譜としてまとめた家族の歴史と想いを、ご家族の前で確認し、次の継承者へ正式に引き継いだことを表明する場です。一度きりの特別な行事ではありません。

家系継承書を手に

私たちは、継承奉告を、ご家族が迎える節目に応じて五つに分類しています。

● 家督継承奉告【中核】――家の想いを正式に引き継ぐ、継承奉告の中核となる奉告です。墓守継承・本家継承・家業継承・実家継承など、「誰がこの家の想いを引き受けるのか」を明確にします

● 年忌継承奉告【入口】――一周忌・三回忌など、法要に合わせて行う奉告です。故人を偲ぶ時間の後に、受け継いだものを未来へ繋ぐ時間をつくります

● 年次継承奉告【文化定着】――お盆や正月など、毎年行う奉告です。家族の一年を記録し、継承の営みを日常文化として根付かせます

● 節目継承奉告【人生の節目】――成人・結婚・出産・還暦など、人生の節目に行う奉告です

● 事業継承奉告【法人展開】――企業理念や創業精神を継承する奉告です。事業承継・代替わり・創業者引退などの場面で行います

このうち、最も重要な奉告と位置づけているのが、家督継承奉告です。「誰がこの家の想いを引き受けるのか」を明確にすることこそが、家系継承文化の核心であると、私たちは考えています。他の四つの奉告は、家督継承奉告へとつながる入口であり、また、それを補い、日常の中に根付かせていくための奉告でもあります。

日本にはもともと、七五三や成人式、結婚、法要など、人生の節目を大切にする文化があります。私たちは、それらと同じように、「家系を受け継ぐ節目」にも、その家ならではの文化があってよいと考えています。

家族のかたちは一つではありません。代々続く旧家だけではなく、核家族も、事業を営む家庭も、養子縁組によって家をつないできた家庭も、それぞれに受け継ぐべき歴史があります。私たちは、「受け継ぎたい」という想いがあるすべてのご家庭に、家系継承という文化を届けたいと考えています。

なお、家系継承は、墓じまいの前後を問わずご相談いただけます。私たちが大切にしているのは、お墓という「モノ」を残すことではなく、そこに込められた想いや歴史を残すことだからです。また、ご家族だけでなく、創業理念や経営哲学など、法人が次世代へ引き継ぎたい「想い」についても、事業承継奉告の一環としてご相談いただけます。


■ なぜ、これほどまでに品質にこだわるのか

祖霊印は、一世代だけのためにつくられるものではありません。親から子へ、子から孫へ。時代を越えて受け継がれることを前提に、一つひとつ製作しています。百年後、その家の子どもや孫が家系継承書を開いたとき、自分たちがどのような想いを託されたのかを知ることができる――祖霊印と家系継承書は、未来への約束でもあります。

だからこそ、素材や技術にも妥協はありません。印材には、象牙や黒水牛など、長い年月に耐えうる天然素材を採用しています。継承箱には、日本を代表する伝統工芸である輪島塗や、熟練した職人による木工技術を取り入れています。

さらに、家系継承書や家系図、家系譜なども一式にまとめ、一つの家の歴史を未来へ受け継ぐための文化資産として仕立てています。

私たちが届けたいのは、高級品ではありません。「百年先にも受け継ぎたい」と思える品質です。それは、素材の価値だけではなく、日本各地で受け継がれてきた職人の技術や文化も、未来へ残したいという想いから生まれています。

祖霊印は、一つの家の継承と、日本の伝統文化の継承、その両方を支える製品でもあります。

【商品概要】

帰心(きしん)/はじまりの継承モデル 120万円(税抜)

祖霊印【黒水牛】・継承箱・朱肉・祖霊印真正証明書

承継(しょうけい)/標準継承モデル 275万円(税抜)

祖霊印【黒水牛芯持】・継承箱・朱肉・家系継承書・家系図・家系譜・祖霊印真正証明書

永劫(えいごう)/最上位継承モデル 385万円(税抜)

祖霊印【象牙】・継承箱・朱肉・家系継承書・家系図・家系譜・祖霊印真正証明書

※すべて受注生産による一点物です。職人が一つひとつ手作業で仕立てるため、見た目や質感は個体ごとに異なります。

※価格はすべて税抜表示です。別途、ヒアリングおよび家督継承奉告の実施についてはご相談ください。


■ 家系継承文化を、ともに未来へ

株式会社永久は、祖霊印を一社だけで広めることは考えていません。家系継承という文化を社会へ根付かせるためには、多くの専門家や地域の皆様との連携が不可欠だと考えています。

現在、寺院や神社、葬祭事業者、石材店、印章店、相続に携わる士業、終活支援事業者など、家族の節目に寄り添うさまざまな法人・専門家の皆様との連携を進めています。祖霊印を販売していただくことだけが目的ではありません。それぞれの専門分野で培われた知識や経験を生かしながら、ご家族が安心して家系継承に向き合える環境を、ともに築いていきたいと考えています。

現在、複数の法人様よりお問い合わせをいただいており、正規取扱店としてご参画いただける法人・専門家の皆様を募集しています。

【正規取扱店概要】

● 加盟金・保証金:0円

● 在庫リスク:なし(すべて受注生産)

● 導入条件:商談用サンプルをご購入いただきます

● 継続的な営業支援・販促支援を実施

詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。


■ 家系継承を、どのように文化・慣習にしていくのか

私たちは、「家系継承を、文化にする。」という理念を、単なるスローガンとしてではなく、具体的な社会実装のプロセスとして捉えています。

一つの文化が根付くためには、商品が存在するだけでは足りません。それが行われる「場」があり、担い手となる「専門家」がいて、繰り返し行われることで初めて「慣習」になっていきます。私たちは、そのために三つの段階を歩んでいこうと考えています。

第一に、「継承奉告」という言葉と概念そのものを広く知っていただくこと。家督相続や事業承継、法要といった既存の節目の中に、「受け継いだことを確認し、未来へ託す」という時間が一つ加わるだけで、その節目の意味が深まることをお伝えしていきます。

第二に、寺院や葬祭事業者、相続に携わる士業など、すでに人生の節目に寄り添っている専門家の皆様に、継承奉告という選択肢を担っていただくこと。私たちは、既存の供養文化を代替するのではなく、その先に続く時間として継承奉告を提案し、それぞれの専門家が持つ顧客基盤の中で、自然に実施していただける形を整えています。

第三に、継承奉告を経験したご家族が、その体験を次の世代、そして周囲のご家庭へ伝えていくこと。一つの家庭が家系継承を行ったという事実が、別の家庭にとっての「うちも」という気づきにつながり、そうした積み重ねが、いずれ「慣習」と呼べるものへと育っていくと私たちは考えています。

私たちが目指しているのは、一つの商品を広めることではありません。「家系継承」が、結婚や成人、法要と同じように、日本の新しい文化として根付く社会です。未来を生きる子どもや孫たちへ、「あなたには受け継がれてきた物語がある」と伝えるための営み――それが、家系継承です。株式会社永久は、この三つの段階を一つひとつ着実に歩みながら、家系継承という新しい文化を、日本の社会に根付かせてまいります。


■ 株式会社永久について

株式会社永久(とこしえ)は、2025年6月に新潟県長岡市で創業しました。

私たちは、「家系継承を、文化にする。」という理念のもと、家系や家族に受け継がれてきた想いや歴史を、未来へつなぐ仕組みを企画・提供しています。

祖霊印をはじめ、家系継承書、家系図、家系譜などを通じて、一つひとつのご家庭に寄り添いながら、日本に新しい継承文化を育んでまいります。


【会社概要】

会社名:株式会社永久(とこしえ)

代表者:代表取締役 大井 葉月

設立:2025年6月

所在地:〒940-0841 新潟県長岡市花園南1-111

事業内容

● 家系継承に関する企画・プロデュース

● 家系継承印「祖霊印」の企画・製造・販売

● 家系継承書・家系図・家系譜の制作

● 家系継承に関するコンサルティング


※1 無住寺院・不活動寺院の数値:文化庁宗務課「宗務時報」No.124(令和2年3月)

【お問い合わせ】

株式会社永久

代表取締役 大井 葉月

E-mail:tokoshie.soreiin@gmail.com

【公式ホームページ】

https://tokoshie.jpn.com/

【公式LINE(個人のお客様)】

https://lin.ee/UiEoIDo

【公式LINE(法人・パートナー様)】

https://lin.ee/YK71z9b

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葬儀その他
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会社概要

株式会社永久

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URL
https://tokoshie.jpn.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
新潟県長岡市花園南1丁目111番地
電話番号
0258-89-8085
代表者名
大井葉月
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2025年06月