世界初の24/7(365日)稼働可能なリテールサービス向けフィジカルAIソリューションを発表


CP AI Robotics株式会社(CEO:姚頌)は、RETAIL EXPO Tokyo 2026において、2026年10月8日に、売業向けフィジカルAIソリューション、完全自社開発のロボット2機種、およびロボット管理プラットフォームを発表しました。
本ソリューションは、実際の小売環境における人とロボットの協働を前提に設計されています。来店客が多い時間帯には、ロボットが搬送、商品補充、棚卸し、巡回点検などの日常的かつ高頻度な業務を担うことで、店舗スタッフは接客、複雑な判断、より良い店舗体験の提供に集中できます。また、夜間の継続運用では、ロボットが反復的な身体作業を担い、スタッフの深夜作業の負担を軽減するとともに、24時間365日営業のコンビニエンスストアにおける業務効率と安定したサービス品質の維持を支援します。
CP Roboticsは、フィジカルAIをシステムとして捉えるアプローチに基づき、基盤モデル、ロボットの知覚・制御、実環境における行動データ、ロボット本体、導入インフラを統合した小売向けフィジカルAIシステムを構築しています。ロボットが実際の小売環境とのインタラクションを通じて、知覚し、判断し、行動し、継続的に能力を向上させることを目指しています。
▪︎オープン環境と複雑タスクに対応する小売向けフィジカルAIソリューション
小売は、フィジカルAIにとって重要な実装環境の一つです。店舗数が多く、SKUが豊富で、棚が密集し、通路も狭いうえ、客流や商品陳列の状況も絶えず変化します。
ロボットは、タスク割り当て、環境認識、ナビゲーション、対象物認識、把持、作業実行までの一連のタスクサイクルをエンドツーエンドで遂行します。統合運用プラットフォームを通じて、タスク管理、状態監視、必要に応じた有人介入を行います。
報告済みの導入条件下では、システムは最大99%のタスクを自律的に完了できます。夜間などの継続運用シーンにおいて、日常的かつ反復的な身体作業をロボットが担うことで、店舗スタッフの長時間労働や反復作業の負担軽減を支援します。
▪︎実タスクの中で進化し続ける「フィジカルAI・ブレイン」
CP RoboticsのフィジカルAIシステムの中核となる「フィジカルAI・ブレイン」は、モデル、アルゴリズム、データ、インフラを中心に構成されています。
ワールドアクションモデル、強化学習、フィジカルAIエージェント、エージェント基盤を統合し、ロボットがタスクを理解し、行動を実行し、物理世界とのインタラクションを通じて継続的に能力を向上させることを支援します。
・SLM-0.5:実世界でのロボット動作に向けた軽量ワールドアクションモデル
SLM-0.5は、Latent World Action Modelとして、ロボットの行動が周囲の環境にどのような変化をもたらすかを予測できるよう設計されています。
ピクセル空間で将来の映像を直接生成するのではなく、将来のシーン変化において重要な情報を捉えたコンパクトな視覚潜在サブゴールを予測し、それを行動生成の条件として利用します。
SLM-0.5は、ロボットの評価基準である「LIBERO」で平均成功率98.6%、「RoboTwin」で91.22%を達成し、極めて高い正確性をマークしながら、低遅延な推論性能を維持しています。さらに、次の行動予測にかかる時間はわずか、0.187秒で、従来の映像ベースの予測モデルと比較して最大24倍の超高速化(低遅延)を実現しました。
・STEAM:ポストトレーニングによるロボット実行性能の向上
STEAMは、人間からのフィードバック「RLinf」を基盤としたポストトレーニング手法であり、少量のタスクデータと人間からのフィードバックを活用して、ロボットの実行能力を向上させます。
タスク経験とフィードバックから学習することで、より効果的な行動を識別し、実環境におけるマニピュレーションタスクの性能向上を支援します。
アルゴリズムレベルでは、「実行―フィードバック―学習―再デプロイ」の反復サイクルを通じて、実環境との継続的なインタラクションからタスク能力を向上させていきます。
・RPent:物理世界のためのエージェント基盤
RPent(Recursive Physical Agent)は、環境とのインタラクションを通じて継続的に進化するフィジカルAIエージェントを支えるためのエージェント基盤です。
単一の基盤モデルに依存するのではなく、知覚、推論、メモリ、実行、自己進化などの能力を組み合わせることができるコンポーザブルなフレームワークを提供します。
サービス指向かつ標準化されたアーキテクチャにより、異なる基盤モデル、アクションプリミティブ、シミュレーション環境、実世界のロボットプラットフォームに対応し、異なるタスクやハードウェアを横断してフィジカルAIエージェントを構築・導入するためのインフラを提供します。
▪︎実環境への導入、安全性・信頼性を重視したロボット本体
本ソリューションは、実際の小売環境での運用を前提に設計されています。ロボットは人と同じ環境で稼働し、既存店舗のレイアウト、業務フロー、運用条件に適応します。
既存店舗への改修を最小限に抑えた導入を想定しており、実際の導入にあたっては各店舗の環境・条件に応じた事前確認を行います。
・二足歩行ヒューマノイドロボットH1 ― 人間環境向け汎用型ヒューマノイド
・顧客対応シーンに適した、柔らかく親しみやすい外観デザイン
・20以上の言語によるインタラクションに対応し、45種類の表情と36種類のジェスチャーを搭載
・さらなる開発やシステム統合に対応するオープンAPIを提供

・車輪型双腕ロボットC1 ― 狭小な小売空間向けモバイルマニピュレーション
・コンビニエンスストアの狭い通路向けに設計された狭幅の全方向移動ベースを採用し、既存棚への改修を最小限に抑えて導入可能
・作業高さは100mmから1,750mm以上まで対応し、幅広い棚高さにアクセス可能。限られた空間でも、搬送、商品補充、ワークの供給・取り出しなどに対応
・安全設計:前後の深度センシングと360°視覚を組み合わせたマルチセンサー認識により、周囲の歩行者や障害物を検知。障害物を30cm以内で検知した場合には緊急制動に対応し、軽量・コンパクトな本体により高い機動性と作業効率を両立。

CP Roboticsは今後、重量物対応モデルや、レジ・袋詰めなどの精密操作を担うA1高精度マニピュレーションロボットを展開する予定です。これらの製品を通じて、汎用的なモバイルマニピュレーション、器用な操作、重量物作業まで幅広い用途に対応する製品ラインアップを構築していきます。
・ロボット管理プラットフォームM1 ― 複数ロボット協調を支える統合基盤
・異なるロボット形態に対応し、ソフトウェア、ハードウェア、複数ロボット管理を統合した自社開発の運用プラットフォーム。導入、タスク管理、状態監視、運用結果のレビューまで、ロボットの運用ライフサイクルを支援
・新たなロボット能力やユースケースの追加に対応する、モジュール型の店舗統合アーキテクチャ
・エッジ側の自律性を優先。タスク実行、ナビゲーション、把持などの主要機能は、中央プラットフォームとの継続的なリアルタイム接続を必要とせず、ローカル環境で実行可能。一方で、遠隔監視や有人介入にはネットワーク接続を活用
ロボット本体とM1管理プラットフォームを組み合わせることで、異なる形態のロボットを統合的に協調させ、多様な小売タスクへの導入を支えるシステムを構築します。
▪︎現場共創から、大規模な商用サービスへ
今回のソリューション発表と同時に、CP Roboticsは初期パートナーとの現場共創プログラムを開始します。
グローバルパートナーと共同で、実際の小売環境におけるソリューション検証を進めます。共同テストと実導入を通じて、ロボットのタスクフローや運用システムを継続的に最適化し、投資対効果(ROI)を検証するとともに、ホットフード対応、在庫管理、配送・仕分け、包装など、より多くの小売業務へ対象範囲を段階的に拡大していきます。
CP Roboticsは2027年に商用サービスを正式に開始する予定です。顧客は、ロボットの直接購入またはRaaS(Robotics-as-a-Service)のサブスクリプションサービスを選択でき、ハードウェア、ソフトウェア、運用、継続的なアップデートまでを一体的に提供します。
CP Groupのグローバルな小売エコシステムを活用し、まず小売業におけるフィジカルAIの大規模導入を支援し、その後、より幅広い業界・シーンへ展開していきます。
●APRCE 2026について
第22回アジア太平洋小売業者大会・展示会(APRCE 2026)は、「The Future of Retail: Innovation Meets Tradition」をテーマに東京で開催されます。
アジア太平洋地域の小売企業や業界関係者が集まり、経験や小売業界の最新動向を共有するとともに、地域間の連携を深め、今後の小売業界における新たな機会を探る場となります。
AIやロボティクスが小売業界を大きく変えつつある中、APRCE 2026は、国・地域・業界の枠を越えた対話を促進し、小売業界の将来的な発展と持続可能性について議論するためのプラットフォームを提供します。
▪︎CEO姚頌 コメント
小売は、多様な商品、絶えず変化する業務フロー、頻繁な人とのインタラクションが存在する、ロボットにとって最も複雑かつ動的な環境の一つです。フィジカルAIを実際の小売環境に導入することで、実運用から継続的に学習し、現場で得られた経験を、より高い能力を持つロボットシステムへとつなげていくことができます。

●CP Roboticsについて
CP AI Robotics株式会社(CP Robotics)は2026年に設立されました。「フィジカルAIで、世界に快適さを届ける」ことを使命とし、ワールドアクションモデル、強化学習、フィジカルAIエージェント、ロボティクス、導入インフラを組み合わせたフィジカルAIシステムを開発しています。実際の商業・産業環境においてロボットが安定して稼働できるシステムの構築を目指しています。シンガポール、東京、北京、上海に拠点を展開しています。
CP Roboticsは、基盤モデル、強化学習、フィジカルAIエージェントシステム、モーション制御、人間・ロボットインタラクション、組み込みソフトウェア、ヒューマノイドロボット設計、シーンソリューション、大規模量産・導入まで、幅広い領域の経験を持つフルスタック研究開発チームを構築しています。
CP Roboticsは、フィジカルAIの長期的な競争力は、単一の技術的ブレークスルーから生まれるものではなく、実環境データ、アルゴリズム、インフラが共に進化し、それらを信頼性の高いシステムとして統合し、大規模に導入できる能力によって形成されると考えています。
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