「第13回宮崎映画祭」オープニング上映作品 『逃亡くそたわけ-21才の夏』 主演の美波さん・吉沢悠さんが、前夜祭に登場! - 東国原英夫知事も応援に駆けつけた!-

2006年の9月から九州全土を舞台に制作が開始された『逃亡くそたわけ-21才の夏』は、今、若手注目株の女優「美波」演じる躁病の【花ちゃん】と、絶大な演技力が定評の本格派俳優「吉沢悠」演じる鬱病の【なごやん】の二人が、入院していた精神病院から逃亡し博多から鹿児島までの各地域を車(ルーチェ)で旅しながら、主人公のこころ(脳)の葛藤と共に人々や社会との関わり合いなどを通じて、様々なことを感じとっていく九州の田舎町を舞台にしたロードムービーです。
同映画祭の開催に際し、本日8日(金)に宮崎山形屋1F 四季ふれあいモールにて前夜祭が開催されました。前夜祭では宮崎市長 津村氏の挨拶に続き、同作品主演の美波さん、吉沢悠さんが登場し、作品に関するトークショー行いました。
美波さんは「九州弁をがんばって覚えました。東京弁よりも気持ちを込め易く、気に入っています。映画全体としてはとてもアグレッシブではありながら、繊細な映画に仕上がりましたので、是非楽しんでいただきたいと思います。」と作品に関する想いを述べ、また吉沢さんは「宮崎はほんわかとしており、大変なロケの中では唯一リラックスできました。映画としては主人公の二人がロードムービーの中で成長していく過程は、人生そのものだと感じられる作品になったと思います。また監督が映像に大変こだわりを持って撮られていたので、映像に興味がある方にもおすすめです。」と感想を述べました。
その後、宮崎県フィルム・コミッション会長を務める東国原英夫知事も会場に駆けつけ、同作品への感想を述べた後、「このような取り組みを通じて宮崎県の産業全体の活性化につなげていきたいと思います」と宮崎県への想いを語るなど、明日からの本開催に向け、会場は多くの一般来場者で大変な盛り上がりをみせ、映画祭の弾みとなる前夜祭となりました。
<第13回宮崎映画祭>
■開催期間:2007年6月9日(土)~16日(土)
■開催場所:宮崎キネマ館/6月9日(土)~15日(金)
オルブライトホール(宮崎市民プラザ)/6月16日(土)
■上映作品数:全14作品
■『逃亡くそたわけ-21才の夏』上映日程
・6月9日(土)10:20~(舞台挨拶を含む)
・6月10日(日)10:20~
■第13回宮崎映画祭公式サイト
http://www.bunkahonpo.or.jp/mff/
<『逃亡くそたわけ-21才の夏』映画作品概要>
『逃亡くそたわけ-21才の夏』
2007年10月公開予定
2007年/日本/カラー/1時間39分/製作・配給:シネハウス
【解説】
双極性障害を抱えた主人公二人が、博多の精神病院から逃げ出し、鹿児島まで珍道中を繰り広げる。九州各県の風景がゆったりと心を癒してくれる。主役の美波は「バトルロワイアル」でデビュー。多岐にわたる才能を併せ持つ、今注目の女優である(8月舞台エレンディラ主役)。一方の主役吉沢悠は、ドラマ「青の時代」(TBS)でデビュー。以降、ドラマ映画を中心に活躍を続ける。映画「星に願いを。」(03)では、視覚障害者、そして死者の生まれ変わりと難訳に挑戦し、その演技力を確かなものとした。この夏公開の「夕凪の街 桜の国」にも出演。 原作は芥川賞作家絲山秋子の同名小説。監督はテレビの現場で経験をつみ、本作が劇場長編初作品となる本橋圭太。
現代の社会問題である"こころの病"に対して、正面から向き合うことの大切さを考えさせられる、新たな青春九州ロードムービーの誕生である。
【原作】
絲山秋子(芥川賞受賞作家)
【監督】
本橋圭太
大学卒業後テレビドラマの助監督を経て、1996年深夜ドラマ「Tokyo23区の女」で監督デビュー。その後、2時間ドラマや連続ドラマの監督として活動。2005年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に正式出品したショートフィルム「RED LINE」では監督以外に撮影にも挑戦。本作が、劇場用長編映画初監督作品となる。今、各メディアから最も注目される若手クリエイターの一人である。
【出演】
美波 (MINAMI)
1986年東京都生まれ。資生堂「マジョリカ マジョルカ」のCMで注目を浴びる。その後、雑誌モデルや編集、CM、映画監督など多彩な才能を発揮する。デビュー作映画「バトルロワイアル」(00)をはじめ「ユモレスク~逆さまの蝶~」(06)「さくらん」(07)等数々の映画に出演。舞台「転世薫風~テンセイクンプー~」(06)に出演、今年は既に蜷川幸雄演出の「エレンディラ」が決定。演技力が注目される若手女優である。
吉沢 悠 (HISASHI YOSHIZAWA)
1978年東京都生まれ。ドラマ「青の時代」(TBS)でデビュー。以降、ドラマ映画を中心に活躍を続ける。映画「星に願いを。」(03)では、視覚障害者、そして死者の生まれ変わりと難役に挑戦し、その演技力を確かなものとした。他に「クロスファイア」(00)、今年は佐々部清監督作品の「夕凪の街 桜の国」7月28日公開。
木下ほうか
我修院達也
榊英雄
高良健吾
中島浩二
ガッツ石松
田中麗奈(特別出演)
大杉漣 他多数
【主題歌・挿入歌】
Theピーズ(キングレコード)・・この6月The ピーズのファンを題材にし、この作品の主題歌的な曲をタイトルとした、映画「日が暮れても彼女と歩いていた」が公開される。
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