農業ITベンチャーと老舗バルブメーカーがタッグ既存バルブに後付けできる低価格スマートバルブの販売を開始
この度、2019年11月から先着順での申し込み受付開始に先立ち、「paditch valve 01」の設置可否を診断するための現地事前調査(無料)の受付を2019年9月1日から開始することとしました。
【現地事前調査(無料)の申し込みサイト】
https://paditch.com/paditch-valve
マサル工業の「MH型フィールドバルブ」は、全国の水田パイプライン用バルブとして広く使われており、2019年現在で16万台以上が設置されています。今回の協業により、専用のアタッチメントを介して「paditch valve 01」を連結するだけで、そのすべてのバルブを簡単にスマート化することが可能となり、多くの農業者の負担軽減、生産性向上に役立つことができます。
笑農和が新規開発した「paditch valve 01」は、遠隔操作・自動制御により水田の水位管理を省力化できるサービスで、従来から笑農和が提供してきた開水路向けのスマート水田サービス「paditch」のノウハウをベースに、農研機構生研支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)」の支援を受けて、水田パイプライン用に新規開発したものです。
専用アタッチメント
既存のバルブ
(対応機種は、マサル工業「MH型フィールドバルブ」(対応サイズ50φ、75φ))
主な特徴
・既存のバルブに後付け
「paditch valve 01」は、既存の水田パイプライン用バルブに専用のアタッチメントで連結して利用します。これにより、バルブ本体の交換工事を行うことなく、すでに設置されているバルブをスマート化することが可能となります。
・低価格
既存のバルブと連結する方式の採用、部品点数の削減などによりコストを抑制し、従来製品と比較して圧倒的な導入コストの削減を可能としました。
・LPWAによりランニングコストを抑制
「paditch valve 01」は農業者が複数のスマートバルブを利用することを想定し、通信回線の集約が可能なLPWA通信技術として、LoRaWANを採用しました(※1)。これにより、従来は1台ごとに必要とされていた携帯電話回線を省いてLPWA基地局のみに集約することで、ランニングコストを大幅に抑制します。
サービスイメージ図
※「paditch valve 01」は、「paditch valve 01」本体と、専用の水田センサー、LPWA基地局(屋内)、操作のためのアプリケーションを組み合わせて利用するセット商品です。
paditch valve 01 提供価格
・paditch valve 01単体価格:49,800円(税別)
(※)水田センサー、LPWA基地局、アプリケーション利用料含めたセット価格は現在未定です。 (※) 最低5セット以上での販売を予定しています。
株式会社笑農和は、“IT農業を通じて笑顔の人の和を創り社会に貢献する”を企業理念に、テクノロジーを活用した次世代スマート水田の実現に向けpaditchを開発・運営しています。
マサル工業株式会社は、創業以来65年に渡り“オリジナル商品の開発・自社工場での一貫生産・全国ネットワークでの販売。”をモットーに、通信・電設・農業資材分野のよきパートナーとして、いつの時代もお客様の信頼を勝ち得てきました。
両社は本提携により、農業分野のお客様にスマート化のソリューションを提供し、農業分野の発展に貢献してまいります。
(※1): LPWA(LowPower, Wide Area):IoT/M2M(Machine to Machine)に適した低消費電力かつ長距離通信を特徴とする無線通信技術です。LoRaWANはLPWAの一種である無線通信プロトコルです。
お問い合わせ
メールまたは電話にてお問い合わせ下さい
Tel:076-482-3998
E-Mail:paditch_support@enowa.jp
会社情報
マサル工業株式会社
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目24番1号 http://www.masarukk.co.jp
株式会社笑農和
〒936-0053 富山県滑川市上小泉1797-1 https://enowa.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像