ビジネスデザインとデータ活用によって新規事業を加速させる伴走支援サービスをリリース
DXを加速させる仕組みづくりを提供するPOINT EDGEとデータを活用したDX基盤を構築するアイディオットが業務提携
DXに取り組む企業は増えているものの企業のデジタル投資の内訳を見ると、2021年度では現行システムの維持や管理・運営への投資が約8割で新しい価値創出のための投資は2割程度にとどまっています。今後、新しい価値創出への投資を増やすという企業が増えてきていますが、それでも3年後の目標で投資が2割から3割に増える程度です(*1)。なぜ企業は新規事業に足を踏み入れないのか。それは、新規事業は多産多死で確実性がないため、株主を持つ大企業にとって、そのリスクをとりづらいためです。新規事業を確実に成功に導く方法はありませんが、確実性を高めるためにはあらゆる角度から検証するほかありません。
*1 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) “JUAS企業IT動向調査報告書2022”
これまでPOINT EDGEは新規事業の確実性を高めるためにビジネスデザインというメソッドで支援を行ってきました。ビジネスデザインはマクロのユーザー側の視点と、ミクロのマーケット側の視点を行き来しながら仮説構築をし、事業を多角的に検証する行為だと考えています。新規事業における仮説の精度を高めるアプローチです。
一方で、アイディオットはデータプラットフォームやAIを用いて新規事業を支援してきました。これらのテクノロジーを用いることで、新規事業における検証の精度を高めることができるアプローチが可能になります。
新規事業に対して異なるアプローチを用いてきた2社が連携して支援を行うことで、企業の新規事業の確実性を高めることが可能です。また構想・企画に強みを持つPOINT EDGEと開発・実装に強みを持つアイディオットという側面もあるため、新規事業をワンストップで効率的に前に進めることもできます。こうした2社のシナジーが企業の新規事業を加速させることに貢献できると判断し、今回の業務提携に至りました。
- サービスの特徴
POINT EDGEはこれまで多くの新規事業の立ち上げ支援を行ってきました。これまでの支援を通して、新規事業が軌道に乗るために必要なポイントは「柔軟性」「推進力」「合意形成」の3つであると感じています。
この3つのポイントに対して、POINT EDGEはビジネスデザインの手法を使い、「段階ごとの課題に解決の糸口を見つける“デザイン思考”」「伴走支援を通した自ら推進する力を育てる“人材育成”」「ワークショップを通して合意形成を進める“ファシリテーション”」というアプローチをとってきました。
今回の業務提携により、POINT EDGEのビジネスデザインに加え、アイディオット社のテクノロジーが結びつくことで、アイディオット社の特徴である「アジャイル開発」「データ基盤」「データ解析」を取り入れ、新規事業に必要なポイント「柔軟性」「推進力」「合意形成」をさらに強化する狙いがあります。
- 推進方法
「1.事業創出支援」「2.事業実装支援」「3.事業運用支援」の3段階を通して新規事業の構想から実装を行い、前半をPOINT EDGE、後半をアイディオットがメインリードをし、参加企業メンバーを含めたスクラムによるチーム形成を行います。各段階で両社が加わり、伴走支援を行いながら仮説と検証を繰り返します。
「1.事業創出支援」「2.事業実装支援」の部分ではワークショップの形式を取り入れることを特徴としています。ヒアリングを通して得た企業の課題感によってワークショップを設計し、新規事業が着実に前に進められるように各段階ごとに目的の設定を行います。「3.事業運用支援」は開発規模により期間は異なりますが、前段階でワークショップを用いることで、通常の事業開発よりも短期間での推進が可能となります。
- 対象
・新規事業を始める意思があるがまだ方向性が定まっていない企業
・新規事業の企画・構想を始めたが成果が実感できていない企業
・新規事業が途中で頓挫し次の打手を探っている企業
新規事業のベースとなるDXの阻害要因は「DXの目標設定やロードマップの策定」「個々のDXプロジェクト計画立案と決算承認」などの企画段階の課題、「DXに対する幹部層の理解」「DXに対する従業員の理解と需要」などの人材に起因する課題があるというアンケート結果が出ています(*2)。これから見てもわかるように具現化していく際の技術的な課題というより、新規事業の初期段階に躓きがあることがわかります。
本サービスでは最初の躓きが生まれる0→1、1→10の段階で前に進める伴走型のビジネスデザインを提供します。伴走型ビジネスデザインは、各企業の課題感や進捗状況に合わせてアレンジするので、新規事業の初期段階にいる企業でも確実に前に進めることができます。また、アイディオットの開発チームも初期段階から伴走するので、開発規模や費用など初期段階から実装に向けた課題も検証しながら進めることができます。そのため、新規事業を進めるという意思があれば、方向性が定まっていなくてもすぐに始めることができるサービスになります。
*2 IDC “2019 年 国内企業におけるデジタルトランスフォーメーション推進の阻害要因分析”
- 株式会社アイディオットについて
2014年に設立、データ事業を軸としてAIやソフトウェアなど様々なプロダクト開発を行っているITベンチャー企業。アルゴリズムを活用した顔認証プロダクトの開発、100種類以上のデータを保有するデータマッチングプラットフォームの運営、200以上の開発実績を保有するデータを利活用したソフトウエア開発などを行っています。
■会社概要
会社名:株式会社アイディオット
代表取締役 CEO:井上智喜
URL:https://aidiot.jp/
本社:東京都渋谷区道玄坂1-19-11寿道玄坂ビル9F
設立:2014年11月
メンバー:約43名(パート・業務委託含む)
- 株式会社POINT EDGEについて
POINT EDGEは、 「意味」を深掘りし再構築するビジネスデザイン集団です。 私たちは、ビジネスのコンテキストを突き詰め、個人や事業、組織に対して、本質的で「意味」ある発想をもたらすことを目指しています。 新規事業がユーザー・企業にもたらす意義を見出したり、組織や会社をより良い方向に導くためのビジョンを策定したり、今あるサービスの価値を高めるためにリフレームしたりすることが、私たちのミッションです。
■会社概要
会社名 株式会社POINT EDGE
代表取締役社長:友松哲也
URL:https://pointedge.work/
本社:東京都渋谷区渋谷2-22-6 4F
設立:2017年1月11日
事業内容:ビジネスデザインコンサルティング業務
WEB/ITシステム開発
フリークリエイター向けのコミュニティサービスの運営
スマートフォンアプリ開発
- 問い合わせ先
株式会社POINT EDGE
URL:https://pointedge.work/point_of_connect/
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