書き損じハガキで復興支援!〜2019年も被災地へ花火を贈る「ハガキ大作戦」の実施が決定〜
全国の皆様からの書き損じハガキを大募集します!
書き損じハガキで被災地に花火を贈る復興支援プロジェクトをご紹介。
- ハガキ大作戦とは
全国の皆様から書き損じハガキを集め、それをTeam-Kが取りまとめて郵便局へ持ち込みます。
そして、手数料を除いた額面の切手と交換してもらい、切手を換金します。
そこで得た資金で手持ち花火・打ち上げ花火を購入して全国の被災地の子供たちへ届けるというプロジェクトです。
不要になったものを活用して復興支援に役立てるプロジェクトとして、毎年実施されている企画が2019年も実施されることが決定しました。その概要についてご紹介します。
- ハガキ大作戦の歩み
約7,000枚(約40万円分)が集まり、宮城県南三陸町へ手持花火250セットと打ち上げ花火数百発を寄贈
2016年
約14,000枚(約80万円分)が集まり、宮城県南三陸町へ手持花火350セットと打ち上げ花火数百発、熊本県内の仮設住宅へ350セットの花火を寄贈
2017年
約22,000枚(約120万円分)が集まり、宮城県(3箇所)、岩手県、福島県、大分県のお祭り会場にて手持ち花火を寄贈
2018年
約15,000枚の書き損じハガキが集まり、南三陸町や大阪北部地震で被害のあった高槻市などに花火を寄贈
- 2019年ハガキ大作戦 概要
・書き損じ官製ハガキ
・未投函のハガキ
・未使用のハガキ、切手
*往復ハガキや喪中ハガキもOK
*住所や氏名、写真など個人情報はマジックやスタンプで塗りつぶしてOK
*額面は問いません
*1枚から受け付けます
【郵送での受付期間】
・第一次募集期間
2019年1月14日(月)~1月31日(木)発送分まで
・第二次募集期間
2019年3月01日(金)~3月17日(日)発送分まで
・第三次募集期間
2019年5月01日(水)~5月19日(日)発送分まで
【郵送での送り先】
〒292-8799
千葉県木更津市中央2-6-15
木更津郵便局留 Team-K副代表 安斎 宛
【郵送以外の書き損じハガキ受付方法】
(ア)今後のTeam-Kブース出展会場
(イ)全国の書き損じハガキ回収店舗様
*2018年12月31日現在
・神奈川県
タリーズコーヒー新横浜プリンスぺぺ店
・千葉県
木更津駅西口「スパークルシティ」1F
・京都府
北野白梅町「焼き鳥トリイロ」
・大分県
BAR Blue Point
・福岡県
古賀市 ゆい洋装店&彩り工房
- 書き損じハガキ回収受付店舗も募集中
- ハガキ大作戦実施にあたり
無事、2019年もハガキ大作戦を実施することを発表できました。これは全国の皆様のおかげです。ありがとうございます。毎年たくさんのご協力をいただき、たくさんの花火をこどもたちに届けることができています。今年も様々な形や発信していきますので、ぜひ皆様もご友人・ご家族へお伝えしていただければ幸いです。
5回目・5年目となり、運営面でとても慣れてきた反面、すでにご存知の方からすると若干のマンネリ感があるかもしれません。呼びかける私たちメンバーでさえも同じような気持ちが時々生まれてしまうときがあります。それでも、ただただ純粋に「今年もあそこで花火をもらえるかな?」「嬉しい!」と無邪気に楽しみにしている子どもたちの笑顔、喜ぶ笑顔を何度も見てきたからこそ、その笑顔を思い出すことでここまで続けることができました。
2019年も1枚でも多くのハガキが集まるよう、Team-Kメンバーが様々な場所で呼びかけを行いますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
Team-K副代表 安斎氏
2015年から続いているハガキ大作戦を2019年の継続について発表することができました。関係各所でご協力いただいている皆様のおかげです。ありがとうございます。
5年目ともなり、活動の認知度もあがってきていると思っておりますが、今年、来年、再来年と続けていくには「数が力」です。たくさんのハガキをいただくことも、嬉しいことですが、より多くの方に知っていただくことが、継続する力となります。知っていただくことで、活動の意義だけでなく、天災の恐ろしさや防災の重要性を再確認することにもつながる考えております。ぜひ、お近くの方々やSNS等でも話題にしてくださると幸いです。
また、2019年夏を予定しているハガキ大作戦決行日へのご参加もお待ちしております。イベント等で、全国の皆様から想いとともお預かりしたハガキを花火としてプレゼントする大切な日です。
ご一緒にイベントを盛り上げながら、笑顔を咲かせにいきましょう!!
たくさんのご協力をおまちしております。
- Team-Kとは(2018年7月掲載記事の転載です)
メンバーは全員社会人や大学生で、完全な個人参加型の団体である。
そのため、当然参加するための宿泊、移動などの費用は実費である。
結成の理由は、代表を務める石原氏の友人が震災で亡くなったことがきっかけだという。
団体名の由来については、震災後に複数名で現地を訪れた際、ボランティアセンターでは人数が多かったことから"団体扱い"となりその場で団体名を求められたそう。
その日限りのつもりでその場で思いついた名前を今日に至るまで使用しているというのだ。
復興支援に積極的なパンク・ラウドシーンのバンドのファンであれば、Team-Kのことを知っている人も多いのではないだろうか。Team-Kは1年間をとおして、様々な音楽イベントでブースを出展し、被災地の今を発信し続け、身近に出来る復興支援活動を提供している。
これまでも日本を代表するロックフェスである「SUMMER SONIC」や「SATANIC CARNIVAL」「ARABAKI ROCK FEST」「AIR JAM」「氣志團万博」などでブースを出展すれば、多くの方がブースを訪れ、著名なアーティストもブースを訪れるほど参加者との接点やアーティストとの繋がりも強い。
Team-Kに賛同する人たちはロックファンだけではない。 人気アイドルグループ「嵐」が宮城県で開催した復興支援ライブでもブースを出展したり、AKBメンバーが出演するイベントにもブースを出してきた。同じ千葉県出身でもあるヴィジュアル系ロックバンド「X JAPAN」のライブやメンバーでもある故hideさんのイベントでもたびたびブースを出展している。
いずれも、主催者側に活動内容や趣旨が伝わりやすく明確で、熱量のあるTeam-Kのメッセージをアーティストや主催者側が受けとめてくれるからこそ実現しているのだろうが、こういった活動により支援の輪を広げてきた。
「ジャンルを超えた層に活動を知ってもらい、支援の輪を広げていきたい」という趣旨そのままに、多くの人たちの賛同をもらいながら活動を継続している団体であるが、ブース出展がメインの活動ではない。
Team-Kはいまも活動量そのものは減少してきたものの、様々な活動を継続している。
東日本大震災直後は毎週のように瓦礫撤去を行い、仮設住宅の清掃から交流会、被災した保育施設の運動会支援、少年野球チームとの対戦相手までしてきた。
現地の人たちが少しでも笑顔になってくれるならと、形にこだわらず色々なアプローチを続けてきたという。被災地の子供たちと野球を通してコミュニケーションがうまれ、野球が終われば一緒にご飯を食べる。そんな付き合い方をもう4年以上続けているという。
グランドには仮設住宅も見える。 春夏秋冬、活動を止めない”絆”これまで東日本大震災の被災地を中心に活動してきたが、昨今の全国各地の災害に対しても活動を継続している。
代表理事の石原さんは「皆それぞれ仕事をしているので、頻繁に活動することは出来ない。だからこそ、できる範囲の活動を続けるしかない。Team-Kはみんながやれるときに参加できる窓口でありたい。そのなかでTeam-Kの組織力を活かすべきときは団体名を全面に出して活動を推進することもある。その時間や手間・お金がないときは、個人として活動することもある」と話す。
また、防災などのニュースを毎日のようにツイートすることについても話を聞いた。
石原さん:防災・減災のニュースを取り上げるということは、自分自身や身の回りの防災を考えるきっかけに直結すると考えています。たとえば、少し大きな地震が発生した時、対処法をツイートしたりします。
もちろん、それは本当にその場で身の危険を感じた人はツイートを見る暇はありません。
しかし、近くでその地震を感じたけどスマホが観れるという人たちにとってはこれまで以上にリアルなものとなって届くわけです。その時どのような行動をするべきかということをその瞬間に考えるようになり、そこで学ぶきっかけになるのです。
そういった形で、日々の備えの参考にしてほしいという気持ちから発信を継続しています。実際に日々のツイートが参考になったとか、為になったというお言葉をたくさんいただけるので、これからも極力ツイートするよう心がけていきます。
- 被災地を愛し、地元「木更津市」を愛するTeam-K
人気ロックバンド「Hi-STANDARD」のギタリスト横山健とともに、2013年に木更津でイベントを開催したのだ。主催者であるTeam-Kの代表石原氏に開催当時について振り返ってもらった。
石原さん:とにかく木更津市ってシャッター街っていわれるくらい元気がなかったんですよ。特に駅前なんかはひどくて。当時はなんとかして地元を盛り上げたい、若者に誇りを持ってもらいたい、そういった気持ちがとても強かったんですよね。もう日に日にその思いも強くなっていきまして・・・。
その気持ちを誰かに伝えたい、誰かと何かをしたい、そう思ったときに、やっぱり音楽だったんですよね。
なかでも、健さん(横山健さん)が小さい頃から大好きだったので。
その思いをメールという形でぎゅっと詰め込んで。なるべく伝わるようにとロジカルに(笑)
半年以上経過したあとだったんですかね?
健さんが社長を務めるピザオブデスレコーズからご連絡をいただきまして。それで開催が決まったんですよ。嬉しかったですね。まさか、という感じ。
当日は物資を集めたり様々な関連企業様のご好意で色々な催しも展開出来ました。いつかまた地元で同じようなイベントをやりたいなって思っています。
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2019年もこういった活動を続ける復興支援団体に注目していきたい。
そして、自分自身の備えについても考え、アクションしていきたいと思う。
テキスト・取材:村石 隆二(フリーライター)
取材協力:Team-K
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